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『人』がそんな完璧に説明できるはずもなく。:後編


城の前、とある丸眼鏡の少女が一人が立っていた。

後ろには地面で眠ている3人も女性が。

一人はコンビニのエプロンを着ている高校生。

一人は黒いフードの服を着用してすやすやと寝ている少女。

そして寝ながらうなされている学生服を着た少女がいた。

その少女の付近には紙袋と、その中に入っていたボトルと本が散乱していた。


「弱い……こんなのが神の刺客って……」


彼女は目の前にいるタコのようにくねくねしながらうごめいている兵士達を

ゴミのような眼で見ながら目元をぴくぴくさせていた。

兵士達の目は人間の目ではなく、タコの目をしていた。


「へへへ……ほんと、こんなのがねぇ……」


そう言いながら手に持っていた剣で兵士達をつつく。


「なぁ? タイマンの意味も知らない魚介類の方。

 その割に天使には詳しいとか基礎がないんですか?」


「螟ゥ菴ソ窶ヲ窶ヲ?

 縺薙%縺ョ閠??縺昴s縺ェ繧ゅ?繧堤衍繧峨↑縺??縺壺?ヲ窶ヲ」


「ははは。わかんねぇ。

 あんたらが勝ったら情報を吐くと言った手前、

 急に全員一斉に襲い掛かってきやがって。

 しかもこの剣何の細工もないんだぜ? 私の実力だぜ?

 一斉に襲い掛かられている中、華麗に全員に峰打ち。

 そしたらすぐにタコ状態。もろい。硬いのは頭だけか。

 いやもしかしたら情報を与えさせないためにわざと襲い掛かったかもしれないね。

 そんな頭君らにはないだろうけど。指示されないと動けないからねぇ?」


そう言いながらゲスの笑みを浮かべながら剣でつんつんとする。


そうしていると彼女の脳内で声がした。


( ロゼ。コルプスが来ました。 )


彼女はつつくのをやめ、あたりを見まわし始めた。


「ああ、来た来た。あんたらの隊長さんだよ~」


「繧医♂雋エ讒倥i縲らァ∽サ悶?蜈オ縺ォ隕区昏縺ヲ繧峨l縺溘s縺?縺後?」


( よう貴様ら。私他の兵に見捨てられたんだが。 )


「縺翫?√♀縺??ヲ窶ヲ縺ェ繧薙°蜿」隱ソ縺悟、峨□縺樞?ヲ窶ヲ?」


( お、おい……なんか口調が変だぞ……? って言ってる。 )


何か会話をしている中、

彼女は半笑いで兵士をつんつんとつついている。


「蟶ー驍?□縲ゅ%縺ョ荳也阜縺ッ逾槭?鬆伜沺繧峨@縺??

 謌代??′雕上∩闕偵i縺励※縺ッ縺?¢縺ェ縺??ゅ□繧搾シ」


( 帰還だ。この世界は神の領域らしい。

  我々が踏み荒らしてはいけない領域。だろ? )


「帰れ帰れぇ! ここは神の領域だぞ!」


「縺ェ縺」窶ヲ窶ヲ逾槭?鬆伜沺縺?縺ィ窶ヲ窶ヲ??シ

 縺ェ縲√↑繧薙→縺?≧縺薙→繧呈?縲??縺励※縺励∪縺」縺溘s縺??」


( なっ……神の領域だと……!?

  な、なんということを我々はしてしまったんだ! って言ってる。

  もう一押しでたぶん帰りますよロゼ。 )


「ええ、私は神堕ですので。

 ほら、とっとと帰んなタコ共。すしにすっぞ。」


「逾槫?補?ヲ窶ヲ??シ溘??逕ウ縺苓ィウ縺斐*縺?∪縺帙s縺ァ縺励◆??シ

 莉雁セ後≠縺ェ縺溘?荳也阜縺ォ縺ッ遶九■蜈・繧翫∪縺帙s縺ョ縺ァ??シ」


( 神堕……!? 申し訳ございませんでした!!

  今後あなたの世界には立ち入りませんので!! って言ってる。

  やっぱり神堕ってやばいですね。 )


「縺セ縲√∪縺ヲ縲

 縺倥c縺∵哩阯、縲?蜑オ縺ッ縺?▲縺溘>菴輔↑縺ョ縺?窶ヲ窶ヲ?」


( ま、まて、

  じゃぁ斉藤 創はいったい何なのだ……? て言ってる。

  何なんだと言われてもこっちも分からないんだよ。 )


「あははは。とりあえず創は天使ではないよ?

 君たちの世界には干渉しやしない。

 それどころか消そうともしないから。」


「縺倥c縺√≠縺ョ螟ゥ菴ソ縺ョ遒代?髢馴&縺?→窶ヲ窶ヲ?」


「鮟吶▲縺ヲ繧搾シ∫・槭?蜑阪□縺橸シ」


( じゃぁあの天使の碑は間違いと……?

  黙ってろ!神の前だぞ! て言った。)


「間違いではないよ? 私が仕組んだ間違いだからね。

 天使から私の身元を隠すフェイクだよ。他の兵にも伝えてくれ。」


「遘√?隰晉スェ繧ょ?縺ュ縺ヲ蠖シ螂ウ縺ィ隧ア繧偵☆繧九?

 遘√b縺吶$陦後¥縺九i蜈医↓陦後▲縺ヲ縺ヲ縺上l縲」


( 私は謝罪も兼ねて彼女と話をする。

  私もすぐ行くから先に行っててくれ。 )


「縺ッ縲√?縺??ゅ〒縺ッ縺雁?縺ォ縲」


(はい、お先に失礼します。 だって。 )


すると地面から根のような物が出る。

その根はタコの目をした兵士達にまとわりつき、

根が出てきた場所に引きずりこもうとしていた。


「よろしくたのむよー」


そう言いながら変な笑顔で手を振る彼女。

兵士達は地面に埋まっていっていった。

根が生えていた場所は一瞬にして根が出てくる前に戻った。


(よし、後はこいつらが起きたらもう冒険すっぞ。

 マイマインド? 今の創の状態は?)


( C状態で神堕 愁に関する記憶を一時消去させました。 

  記憶もB、D、Gにも共有されています。 )


(よし、次にノウンの様子を。)


( 嘘情報ちゃんと流してますね。説明下手ですが。)


(好都合だとも。どうせ後で聞いてくるでしょうし。

 じゃぁ次の段階に移行してくれ。よぉし。

 いやぁ、うん。カイングちゃんを抱きたい。

 いや、うん、まっていまカイングちゃんを考えてた。)


( そうですか。 )


(脳内で会話ってどうやっても自分の思考が入ってくるだよなぁ……

 あああああああどっこい。

 あ”あ”もう!はい!通心終了!あ”あ”!)


そう何かと微笑みながら脳内で会話をし、

寝ている創たちに近づく。


「さぁて、あと気になるのは謎の宝地図だよなぁ……」


うなされている創の学生服のポケットに手を触れ、

武器屋にあった『創以外の人物は見てはいけない』と書かれた二枚の紙を取り出す。


「さて、これを創以外の人に見せたらどうなるんでしょうねぇ?

 死ぬのなら使いようによっては一種の殺人兵器になるよこれ。」


そう言って決意の笑みを浮かべ、

ペラリト紙をめくった。




「あ、ヤベ。死ぬっ、」


やべぇ、めっちゃ苦しい。息できねぇし呼吸もできん。

それどころか体動かなくなったし。

あ、うん吐きそう。いや、その前に死ぬ。アカンこれ。


彼女は急激に意識がもうろうし、泣き笑いをしながらその場に倒れてしまう。

その涙は赤く、眼は充血していた。

そして口からは赤い泡と血がダバダバと出ていた。


「……ぁぅ」

  

倒れた数秒後、彼女の意識は完全に途絶えてしまう。


その様子を見た兵士の隊長はしばらく呆然とし、

頭を抱え、電子音が入った呆れのため息をついた。





<>




「ウバババババババ」


創は体全体がバイブレーションを起こし震えている。


「あと説明すべき事……神の使いとあと時間がずれている事ですね。」


創の謎の言動に対し微動だにせず、

斜め上を見て人差し指を動かしながらぼそぼそとつぶやいている。

そして彼女は創の方を向き、下手な説明を始める。


「ええっとですね。まずさっき創さんの目の前にいた人達。

 あれは人ではありません。」


「人 でぃ は な い ?」


バイブレーションを起こしているせいか声が震えている。


「正確な種族名としてはディープソルジャー。

 なんかこの世界の真下にあるでっかい海から来た人です。」


「人 っ てぃ い っ てぃ ん じ ゃ ん」


「人じゃないですが人なんです。コルプスの情報のよると、

 ディープソルジャーは天使を抹殺しようとしているらしいです。」


「はぁ、天使。まさしく私ですね!」


急にバイブレーションを止め、

天使の微笑みをしてますよー、と言わんとばかりの表情でノウンを見る。

そして何故か、ぶりっ子ポーズまでしている。


「……実際ディープソルジャーからしたら天使なんです。

 彼らがいる海を消そうとする悪ーい天使と言う印象を持った。」


「へいたいしょう。しつもんいいでしょうかい?」


寿司屋の客のような、そんなテンションでノウンの質問を投げかける。


「天使っていったいなんなんでぃ?」


「……分かりません。今のところ天使はGWEをもっている人かと仮定されています。」


「その心は。」


そう言われたノウンは目をつぶる。


「……別に理由なんてありません。ただの予想です。」


「その予想は果たして当たるんでしょうかね。」


そう言いながら机の上で手を組む。


「ディープソルジャーは神堕と呼ばれる神の種族をあがめているようです。

 その神堕がいる場所や世界は『神の領域』と呼ばれるそうです。」


「神堕ねぇ。つまりそいつらをぶっ叩いたらストラテジーゲームも幕引きと。」


「それはどうか分かりません。

 ですが神堕の人たちに接触すれば何かしらあると思います。」


「何かしらってなんだ。何かしらって何。」


「何かしらは何かしらです。いろいろ、いっぱい。」


「適当ですね。ハハハ。」


愛想笑いをしてきた。


「で、です。

 下の海の世界に関しては尾張と姫路さんで対処しているらしいです。」


そう言うと創はすこし不機嫌になる。


「尾張……やかましいやつめ……」

 

「ええ、本当にやかましいやつです。

 一人になると透明人間と大声でお喋りしてますし。」


と、ノウンも若干不機嫌そうにする。


「……で、です。元からいた兵士たちは無事です。

 普通に兵士のふりをしてきただけなのでご安心を。」


「なんでふりしてんの硬い頭なのに。」


淡々と創が言う。


「兵士達にそう言う指示をした人がいるんです。

 名前分かりませんが。」


「へぇ……ああそう……」


意味深な顔をしている。


「まぁ、兵士に関してはロゼの方が詳しいのでロゼに訊いてください。」


「いや最初からそれをすればよかったじゃないですか。

 なんで眠らせて説明しようとしたのかが気になるんですが。」


冷静になり、真顔でそう言う。

だがその言葉に対し、ノウンはそっぽを向く。


「……で、時間がずれているというのはそのままです。

 いろいろ融合して5日後にここが他と融合しました。」


「そらすんじゃないよ。こっちを向いて話してっ……」


急に創に睡魔が襲い掛かる。


「ちょ……け、結局何が言いたいんだ……」


急激な眠気、こらえなければ眠ってしまう。

彼女はなんとかこらえてノウンに話しかけようとする。


「純粋に、危機感を持ってほしいというわけです。

 説明が下手な私でもやばいと言う事は分かったハズです。

 いいですね。やばいと言う事は分かったと思います。」


目線を創に向け、指をさしてきた。


「い、いや……他の意味でやばいといぅ……」


創は睡魔に負け目をつぶる。

その直後、

「この世界を変えれるのはあなたしかいないのです。」という声が聞こえてきた。








う、うん……

結局、何が言いたいんでしょうか……


ふと目を開けるとそこは自分が作った城の医務室であった。


「……クローンボディに、なっちゃてるんでしょうか……」


辺りを見渡さずぼそりとそうつぶやいて、再び目を閉じた。

グダリが終わり、次回からロゼ'sプレゼンツの冒険準備が始まります。


え?ロゼが死んでる? 異世界で死ぬのは当たり前だぜ?

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