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原型:みんなが心躍る世界を■■したいですが(多少)手こずっています。  作者: アイティ
一章:ぐだぐだな(未熟者による)国造り。
20/271

いよいよ本題まであとすこし。

謎の急展開。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次回!なんちゃらかんちゃら~

ていうマンネリ化を抜け出したい。


どうも。スディでございます。

私のナレーションをご清聴していただき誠にありがとうございます。

さぁて、私が視聴者に語り掛けてくる理由、

それは臨時ニュースがあるからでーす。

現状いろんな世界に出入りができなくなったり、

世界を新しく作れなくなっている今の状況、

いろいろこちらで分かってきたことがあります。


まず一つ目!

他の世界にいる神たちのGWEは本当に機能停止してしまっているようです。

まぁこれは分かりますよね。

あ(・)の(・)ウ(・)ィ(・)ン(・)ド(・)ウ(・)出た時にそう書いてありましたし…

彼女らはマジでGWEに頼らずうんぬんしてます。


二つ目!

他の世界と他の世界で融合しているみたいです。

ウェド曰く、少なくとも50界以上はつながっているようです。

なんでつなげる必要があるんですかね。


三つ目。

その融合した世界同士でなんか戦ってるみたいです。

戦う理由は分かりません。ただ戦ってるとしか分かってません。

理由を聞こうと思ったら逃げちゃいました。



え?なんでそんな事いろんな世界に出入りできないのに分かるって?


それは創たちの世界に私が特別なカメラ複数を置いといたからでーす!

もちろん番組専用のものではなく

私手作りのものでーす!

もちろんカメラだけではなくマイクも搭載していまーす。

なんでかはわかりませんが番組用のカメラは

全部機能停止ちゃってるんですよ〜

ですが私が作ったカメラは通常運転!

それにより私らは彼女らの様子を見ることができるのでーす!

いやーファインプレイですわー。

それのせいでこのスタジオの電話が鳴りやまないわー

っま、こんな状況だし仕方がないよね!


本来であればロゼが七騎士に総ツッコミ入れられる話を

お送りしようと思いましたが、

あの変なイベントに関してのニュースで

番組が潰れてしまったので短縮版でお送りしましたー

皆さんあんまりパニックにならないように!

それではまた次回!


…あっ、次回予告は未定でーす。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


創の世界、

城内会議室にて。


「創ぇ……僕はどうすればいい……?」


ウェドの怯えた声が聞こえる。


「いま私たちが一番いいたいですよ!

 どうするんですかこれから!?」


創はとても慌てていた。


「ええ!そうですよ!

 急に変な敵が来てびっくりしたんですからね!?」


アイギスはごつい腕アーマーをぶんぶん振り回してそう言う。


「ま、俺たちの攻撃にビビッてすぐ逃げたからなぁ?

 確実に俺たちの方が戦力は上だぜ?」


ロアは爽やかに壁に背をつきそう言う。


「いいかロア。油断は禁物だ。

 いつ私らの攻撃の対策をしてまたやってくるか分からないからね。」


フォートはうつむきながらそう言う。


「フォート様お茶でございます。」


「ああどうも。」


彼女は城内メイドにお茶をもらう。


「そうだな。確実に君たちの攻撃に手を打ってくるだろう。

 だからこそ私たちも奴らに対し手を打たねばならない。」


そうヨルは窓を見下ろし住宅街で歩いている国民を見ながら、

真剣な表情でそう言う。


彼女らの身にいったい何があったのか。

なぜナチュラルにメイドや国民がいるのか。



それはロゼに対しツッコミの嵐を入れられた後のこと…



<>



「はぁ…はぁ…もうわけがわからない。」


「なん…なんなんですかあなた…」


「ほんとだよ…何なんだお前ぇ…」




「 神 だ 。」



七騎士はツッコミ疲れてバテている。

ロゼは両手を大きく横に広げている。


「うちの訳の分からないパートナーがほんとにすいません…」


創は七騎士にペコペコ謝った。もうほんとに申し訳なくて。


「ほらロゼさんも!服着替えて!」


ロゼは何故か全裸で神々しく光っている。


「ええ~?まだ騎士達私を神だと認めてないよ~」


彼女は生ぬるーくそう言う。


「そんな全裸でめちゃくちゃ光ってる神なんていませんよ!

 なんで全裸で神様アピールをしようとしてるんですか!?」


そう言いながら創は彼女に服を着せる。


「ほんっとにすいません!この人すごい全裸癖で…」


その時。創とロゼのGWEから急にアラートが鳴る。


「うぇ!?な、なんなんですか!?」


「えぇ!?目覚まし消し忘れてた!?」


唐突なアラートにビックリする二人。


「うん?どうしたんだい二人とも…?」


ヨルは不思議そうにこちらを見つめそう言う。

どうやら二人にしか聞こえていないみたいだ。

そしてデバイスから赤いメッセージが表示させられた。


「!?これは…!?」


ロゼはそのメッセージを見て驚愕した。

これは相当マズいと。



『           ※警告※ 

  この====を開始するとあなた達が元居た世界には帰れません。

  また、GWEのシステムは一切使用不可能となります。

  ユーザーの方はGWEに頼らず建造物を作らなければいけません。

  なお====開始後、死亡したユーザーは今後異世界転生者になり、

  GWEの所有権を剥奪し、ゼロから人生を歩んでもらいます。

  3分後に====を開始します。

  ====に参加しない方は速やかに移動をお願い致します。     』



「えっ!?何なんですかこれ!?」


創は焦った。こんなものマニュアルには載っていなかった。

変なところが文字化けしている。これはいったい何なのかと。

その瞬間、

創とロゼは黒い靄に覆われる。

彼女はパニックになった。

もう何が何だか分からない。と。

そして黒い靄で覆われてしまったがために

創は表示されていたメッセージの全文を読むことができなくなってしまう。



「あれ…?あの子と…ゼロスはどこいったの…?」


アイギスが周りを見渡すと創とロゼの姿は消えていた。



ブゥ”ー、ブゥ”ー、ブゥ”ー


「!?なんだ!?敵襲か!?」


創の世界にアラートが鳴り響く…



<====始動2分23秒前>

          


「うぇええ!?う、う浮いてる!?え!?

 どうなっているんですか私!?」


フワフワしているわりにはずっしりと体が重い。

周りを見ようとすると自分の首の位置が分からなくなる。

周りが熱いのになぜだか冷たく感じる。

そんな感覚に創は見舞われていた。


すると急に黒い靄がはれる。

その途端創は感覚がマヒし、めまいで倒れる。

創はそのめまいを収めようと強く目をつぶる。

しばらくしてそのめまいが収まり、

目を開けるとそこは黒い世界であった。

遠くを見ると薄らと白っぽい地平線が見える。

そしてその空間の中一人たたずむ、


黒髪のロングヘアで黒い瞳の学生服を着た少女___


「え!?私!?なんで!?」


それは創であった。


「私はあなた…のはずなんだけど…

 なんで?まったく性格が違うんですけど?」


目の前にいるもう一人の創はいかつい顔をしながらそう言う。


「あなたは……いったい誰なんですか……?

 なんで私の姿をしているんです……!?」


創はとても動揺していた。

創は、ドッペルゲンガーでに出会うと死ぬと言う話を聞いたことがあり、

もしかしたら今であってしまったがために死ぬかもしれない、

そう思っていたからだ。


「順々に答えよう。私はあなただけどあなたじゃない。

 この姿をしている理由はあなたをコピーしたから。」


もう一人の創は淡々と答える。


「こ、コピー……?じゃぁあなたの本当の姿は何なの…?」



「私に本当の姿なんてない。コピーしたものが私だ。

 それでなんだが…コピーした人物はあなたと同じ性格なはずなんだけど…

 なんで…?性格がまるっきり違うんだけど……」


もう一人の創は戸惑っている。


「その理由は簡単。今(・)の(・)創(・)は(・)元(・)の(・)創(・)じ(・)ゃ(・)な(・)い(・)か(・)ら(・)だ(・)。」


「なん……だと……!?」


創の横にロゼがいた。


「やぁ創……やっぱり想定していた通りだったよ……」


ロゼは苦笑いしている。


「そ……想定通りって……?」


「君は日々成長しているってことだ。

 いつものことだ。あまり気にしないでほしい。」


そう言うとロゼはもう一人の創と肩を並べる。


「はぁ”ーいまず創とのファーストコンタクトは緊急事態とはねぇ”。

 こらこらぁ~私に変わってくれよコ(・)ル(・)プ(・)ス(・)ぅ~」


もう一人の創に頬を擦りつけながらそう言うロゼ。

彼女はとても恥ずかしそうだ。


「ロゼさん……あの……誰なんですかその人……

 ていうかそうですよ!なんなんですかさっきのウィンドウは!」


創はその擦りけている様子をみて恥ずかしく思いながらそう言う。


「なぁに、この空間じゃ3分なんて一万年ぐらいになるから安心しろ。

 冷静になれ。時間を稼ぐために君をここに引き連れたんだ。」


擦りついてる状態で微笑みながらロゼはそう言う。


「は、はぁ……」


創は不安そうだ。


「この子はすこし恥ずかしがり屋でね。

 他人の真似をしないとうまく人と接することができないんだ。」



「恥ずかしがり屋……?」


するともう一人の創から黒い靄がにじみ出てくる。

その様子をみてロゼはすこし離れる。

その黒い靄はもう一人の創を覆いつくしてしまった。


「……!あれはマインドさん…!?」


創が見たその黒い靄は七騎士の一人のマインド?のものと同じようだった。

その靄は嵐のように吹き荒れ、かすかな靄があたりに舞う。

その靄が創の周りにも舞い、それを防ごうと彼女は顔を腕で覆う。

しばらくすると吹き荒れがやみ、それを肌で感じた創は腕を顔から離す。

するとそこにはロゼの姿をしたマインドと思わしき人物が立っていた。


「ふぅ……これでいいかいロゼ……?」


マインドと思わしき人物はロゼとアイコンタクトをとる。


「え、あの……結局誰なんで、す……?」


創はロゼにそう聞こうとしたが、

ロゼ達はチューチュートレインをしていた。


「「ふはははは!創ぇ!これでどっちがどっちだかわかるまい!」」


ステレオボイスで変な声が聞こえてくる。


「ああー……あのう……状況整理したいんですが…

 あのう……ロゼさん……ど、どっち……?」


創はロゼに話しかけようとするが、どちらに話しかけるか迷う。


「あははは!別にどっちも私だぁ!気軽に話しかけたまえ!」


後方にいるロゼは喋る様子はない。ちょっとしょげている。


(ああなるほど、恥ずかしがり屋……)


創はどちらが本物かを理解する。


そして創は前方にいるロゼに近寄り肩をポンっと叩く。


「こっちが本物のロゼさんですね。」


そう言うと前方にいたロゼはにやついた。


「はぁーあ見抜かれちゃぁしょうがないねぇー

 じゃあ改めて自己紹介でもしようかコルプスー(棒)」


そういうと後方にいたロゼは一歩退いて泣き顔をする。


「な、なんでそんなあっさりと……ロゼもなんで!?」


「だってそろそろ話進めないといけないし… 

 現状何が起こってるか言わないといけないし…」


ロゼは両方の人差し指を合わせ、

ジト目で『 3 』の口をしながらそう言った。


その様子を見たもう一人のロゼは、

照れ怒りをしながら白色の騎士七元聖心剣を振りかざす。


「あの!ロゼさん!あの剣なんなんですか!?

 聖心剣のような形をしてますけど白いですよ!?」


創は剣の方を指さしロゼの肩を揺らす。


「ああ、彼女にしか使えない特別な剣だ。

 何色にでも染まれる剣だからねぇ。

 下手すりゃ死にますよ私ら。」


「そんな吞気に死にます宣言しないでください!」


創はとてつもなく焦り、ロゼの肩をを揺らすふり幅を上げる。


もう一人のロゼは照れ怒りしながら、

剣を天にかざし強く握りしめている。

すると剣の周りに風がまとい、剣の一部が黒く光っていく。

どうやら感情を高めているらしい。


「ああああ!なんか溜めてますよ!

 なんかエクスカリバー放ちそうな感じがありますよ!」


創はその様子を見てとても慌てた。


「あははははエクスカリバー放つってなんなのさ。

 じゃぁヒーント。彼女は創作物である。〇か×か?」


ロゼは人差し指を立て、創にニヤニヤ笑いながらそう言う。


「そうでした!作った人なら止められます!」


そう言ってGWEを起動し、

人物像ウィンドウで止めようとしたが、

マインドという人物はいない。


「ちょ、ロゼさん!?マインドさんの名前が消え……」


その瞬間、創はあることに気づく。


「……ああそうでした。作った人なら止められるんでしたねぇ!

 なんでロゼさん止めようとしないんですか!?」


彼女は大きな怒声をロゼに浴びせる。


「だって剣の威力みたいんだもーん

 まだどんな威力か見れてないし…」


ロゼはジト目で再び口を『 3 』にしそう言った。

「下手すりゃ死ぬ攻撃を直撃で受け止めて威力を見る気ですか!?

 あの感じだと塵も残さず吹き飛びますよ!」

そう言い白い剣の方を指さしてみると、

剣は黒から白に戻っており、風もやんでいる。

そして剣を持ちかたかた震えている。

もうもうひ一人のロゼの顔を見ると、

涙をぼたぼた流しており、とても恥ずかしそうだ。


「え……?止まった……?」


創はその様子を見て冷や汗を垂らした。


「ダメだよね……繰り出したらこの世界を壊しかねないし……」


「え”」


もう一人のロゼは剣を地に刺し落胆する。

創はその言葉を聞いて固まる。

世界を壊すレベル…?


「おおーまさか自分から自制するとは。

 成長したなぁ~コルプスぅ~」


ロゼはその様子を見てにやにやしながらもう一人のロゼに近づき、

頭をなで、ツインテールの髪をほどく。

もう一人のロゼはとても照れくさそうにしていた。


~3分後~


「はい!改めて自己紹介をお願いします!」


ロゼは創と肩を並べ、もう一人のロゼにテンションが高く要求する。

創は苦笑いをしながらもう一人のロゼをみる。


「ええっと……コ、コルプスでぇーす……

 よろしくお願いします…」


彼女はとても恥ずかしそうにもじもじしている。


「コルプス……?マインドではないんですか……?」


創はロゼの方を見て不思議そうな顔をする。


「ああ、たぶん君が見たマインドっていうのは、

 黒い靄の状態の事だろうね。」


「黒い靄の状態…?」


そう言うとコルプスは恥ずかしそうに喋りだす。

「ええっとですね……体がない状態……つまり誰にも真似てない状態です……

 その……黒い靄は私の本体…心のようなものなんですよ…」


「じゃぁさっき私とコルプスさんで

 物理的に身も心も一つになったってことですか…!?」


「何を言ってるんだ君は。」


創は驚愕しながらおかしなことを言う。

それを変な目でみるロゼ、

そしてその発言でコルプスの顔がで赤くなりその場で倒れてしまう。


「えぇ!?ちょ、大丈夫ですか!?」


創はそれを見てびっくりする。


「ああうん恥ずかしさ暴走しちゃったね。

 こんなことでも恥ずかしいのか~かわいいねぇ^~」


そう言いロゼはコルプスに走り寄り、

コルプスを背負おうとする。


「はぁ^~自分を背負うってすごいやっぱりドキドキするね^~」


ロゼのその口調から、創はすこし引いてしまった。


「えー、おほん。

 さて本題に戻ろう。なぜここに来たか。

 原因不明のイレギュラーが起きたからだ。」


ロゼはコルプスを背負いながら真剣な表情でそう言う。


「あの……さっきの警告のウィンドウなんだったんでしょうか…

 あんなものマニュアルにありませんでした……」


創は考えながらすこし不安そうにしてそう言う。


「私もアレについてはまったく分からない。だから考える時間が欲しかった。

 そんな訳で時間がねじ曲がっている地(・)獄(・)に来たわけだ。

 コルプスの瞬間移動の力を使ってね。

 3分後にそんな唐突に名称不明で目的が不名誉なものが始まるっていっても

 3分で考えがまとまるわけがない。」


そうロゼが言うと創は本題そっちのけであることを聞く。


「地獄って……冥界じゃないんですか……?」


「冥界とは別の空間。

 自由はあるけどただただ時間だけが流れる。

 死ぬこともできない、寝ることもできない。

 それが永遠に続く、ここが地獄だ…」


きりっとした表情でそれを言うロゼ。

創は真剣にそれを聞いてから話にすこし間を空ける。


「……でですよ。3分後にGWEが使用不可能になるらしいですけど

 普通そんなことありえますかね……?」


先ほど言ったことに対しツッコミもされなかったロゼは眉をピクっとする。

「……まぁ世界を造ること自体もう普通と思ってる

 君の方がありえるのかどうかはさておきだ。

 あからさまにあの文章は私ら含め世界を造ってる神に全員に言ってたな……」


「そういえば私黒い靄で包まれたせいで全部読めてなかったんですけど……


 なんて書いてあったんですか…?」


ロゼは警告文の全文を丁寧に創に伝える。


<>


「えぇ……!?なんですかそれ……!?

 何かの冗談ですよね……!?」


創は全文を聞き恐怖する。

なぜそんなことをするのかがまったく分からない。

GWEに頼らず世界を造る?

死んだら異世界転生?

ゼロから人生を歩む?

馬鹿げている。創はそんなことを思っている。


「何かしらの冗談と信じたい。それは私も同じだ。

 だってやりたいことできなるからね。

 私が計画している『ジェネラル』も後回しになるし…」


ロゼはすこしうつむきながら小声で言う。


「んで、ここに来た理由はもう二つあるんだ。」


「ま、まさかGWEが使用不可能なるまえに

 武器とかスキルとか作っておくつもりですか!?」


創はものすごい動揺をしながらそう言う。


「ああそうだねそうだよ。私だけがな。んであともう一つはだね、

 私たちが通常状態のカメラに映らない場合が10秒続いた場合、

 ウェド達のGWEとか創の世界全域にブザーが鳴ってるはずなんだ。

 それでウェドとかにこの世界に様子を見に来てもらう。

 それが創も巻き込んでここに来たわけの理由。

 ま、全員外出なんて言うありえない事態の保険なんだが。」


「詳しいですねぇ!?なんでそんなカメラのこと知ってるんですか!?」


ロゼはそれを聞いてため息をつく。


「言わなかったか?ウェドに聞いたんだ。

 私がカメラぶっ壊したとき、カメラの役割とかいろいろ聞いたんだ。」


創はそれを聞いて納得したのか少し冷静になる。


「それでだ、

 君はすぐに元の世界に戻って様子を見に来たウェドと合流するんだ。」


「……え?す、すぐにですか…?」



<>



「ええと……で私はウェドさんと合流して何をすればいいですか?」


創はそれを言い、耳を傾け重要な部分を聞こうとする。


「とりあえず現状起こっている状況の説明を要求、

 知らないようなそぶりをしても言及する、

 んで、私がスキルとか武器とかを時間をめちゃくちゃゆがませて

 大量のチート武器とかを作ってると言う事を話す。

 OK?私はいろんな備えでとんでもないものまで作っておくから

 しっかり伝えるんだよ?」


ロゼは創に近づき迫真の顔でそう言う。


「は、はい……でももう戻るんですか…?

 まだ状況が整理できていないと思うんですけど……」


ロゼは少し微笑む。


「分からないものを予測するより観測してから考えた方がいいからね。

 とは言え不安だから…」


そう言うとロゼは懐からレシーバーを出し創に渡す。

すると創の周りに黒い靄が漂ってきた。


「ええ!?ま、また!?」


「この通信機を渡しておく、何かあったらこれで連絡してくれ。

 あと、これで通信している間は時間があっちとこっとで同じになる。

 決して1分以上通話に夢中にならないように。

 下手すりゃ訳も分からず変なのが始まるからね。

 それじゃぁまた何年後かに再会しよう創ぇ!」


その満面の笑みの顔が見えた途端、

創は完全に黒い靄に包まれてしまう。


「ちょロゼさん!?なんで急にっ…」


再び創はおかしな感覚に見舞われ、気を失ってしまう。

そしてロゼの目の前から創は消える。


「さぁーてと……これでやりたい放題できますねぇ……

 えっへっへっへっへっへ……」

ロゼはゲスイ顔をしながらにやついていた。



         <====始動2分3秒前>



ブゥ”ー、ブゥ”ー、ブゥ”ー…


「うう……な、なに……?」


創が目を覚ますとそこはコテージであった。


「創!?だ、大丈夫か!?」


「……うぇ……どさん……?」


創はウェドに抱きかかえられていた。


「うわぁあぅわぁ!?な、なんで抱きかかえてるんですか!?」


創はびっくりし急に立ち上がる。

え!?まさか昏睡状態になにかやってないよね!?

みたいなことを一瞬思ってしまった。ウェドさんならやりそう。


「よかった……黒い靄が出てきたと思ったら創が倒れててびっくりしたよ……」


ウェドは創が起きたことに対しほっとする。

その様子を見た創はすこしばかり感謝の気持ちと謝罪の気持ちが浮かぶ。

さっきウェドさんならやりそうとか思ってすいませんと。

そして創はロゼに言われた使命をふと思い出す。


「そうでした!ウェドさん!

 さっきのウィンドウなんだったんでしょうか!?」


そう言われたウェドは真剣な表情をする。


「創……あのウィンドウは君にも出たのか…

 やっぱりすべてのGWEにあのウィンドウが……」


「すべてのGWEに!?」


「そうだ。そのせいで今僕の世界でパニックが起きている。

 どこから発信されたのか目的は何なのかもわからない。

 たった3分で何かが始まると言ってみんなあたふたしてるんだ。」


創は少し驚いた。

今の状況もそうだが、いつもならあたふたしそうなウェドが

異様に冷静になっていることに対して。


「やけに冷静ですねウェドさん!?

 一応聞いておきますが、この事態に何か心当たりはありますか!?」


そう言われたウェドは残念そうに首を振る。


「そうですか……」


「そう言えばロゼはどこだ?あいつにもあのウィンドウが出たと思うんだが…」


創はロゼに言われたことをまるっきり同じの事を言う。


「はぁ!?時間をゆがませてるぅ!?」


ウェドは驚きながら創の胸ぐらをつかみそう言う。


「私とて急にそれをいわれてすぐこっちに来たんです!

 だから詳しい事はロゼさんに聞いてださい!」


それを聞いてウェドは胸ぐらを離し、

創はウェドにせっせとトランシーバーを渡す。


「これであいつと通話ができるんだな…?」


彼はすこし不安な表情をし創にそう聞く。


「はい。ですが通話しているときはロゼさんがいるところと、

 時間が同じになるそうです。

 だから長々としゃべっている時間はないそうです。」


創は冷静に彼にそう伝えた。


「よし、じゃぁ掛けるぞ!」




        <====始動1分34秒前>



「おいロゼか!?時間をゆがませるのはわかるが…」


               「ああ…遅かったじゃないか…」


ウェドがトランシーバーでロゼと連絡を取ると、

彼女は今にも死にそうな声を出していた。


「ロゼ!?なにがあった!?」


ウェドはロゼの事が心配になり、声を大にし通信を取る。


「ああ……心配しなくてもいい……私はすぐにそっちに行く……」


そう言った途端通信が切れる。


「ロゼ!?おいロゼ!?」


彼は急に通信が切れて焦る。


「どうしたんですかウェドさん!?」


その様子を見た創は彼に問いかけようとした。が、

その瞬間

2人の前に黒い靄が吹き荒れた。

2人は顔を腕でふさぎ吹き荒れる靄をガードする。

吹き荒れがやむと、

そこには髪がぼうぼうに伸び、服が破れ目が虚ろになっている、

ロゼが横になって倒れていた。


「ロゼさん!」


それを見た創はすぐにロゼの元に寄り、

彼女を抱きかかえる。


「ロゼさん……いったい何があったんですか……」


創は涙目でロゼに喋りかける。

ロゼの虚ろの目がゆっくりと創の方に向く。


「ああ……創か……久しぶりだね…」


「ロゼさん!しっかりしてください…!」


創はロゼを少し揺さぶり、涙を少し流す。


「ロゼ。時間をゆがませていろいろ準備をしたのは分かる。

 だが一万年は長いぞ……!なんでそこまで長くしたんだ……!」


彼は手を強く握りしめ、眼をつぶりながらそう言う。


「ここまでやる必要があったんだ……

 よくわからないあれが嘘じゃなかったら……

 世界を造ることがもうできなくなってしまう……」


「ロゼさん……!そこまでしてそうならなくてもいいじゃないですかぁ!」


創はすこし泣きながら喋る。

彼女の思いは純粋に『ごめん』であった。

とくに思い出を振り返るわけでもなく、

だたただこんな状態にしてごめんと思っていた。


「いいんだよ創……私はもう十分活躍した…」


「ロゼさん……!まだ十分に活躍してませ……え?」


創がロゼの足元を見ると、

黒い靄が出つつ、ロゼの体が消えていくのを見る。


「あ……あの……まさか……ここで消えたりしませんよね!?」


創はそれを見てロゼを揺さぶる。

その瞬間、ロゼの前身は黒い靄となって消えた。


「……え?ろ、ロゼさん……?」


創はそれを見て固まってしまう。

なんで消えた。

なんで消えてしまった。

なんでそこまでの事をしたのか。

色々な考えが頭をめぐっている。


彼女の顔は絶望に満ちていた。

これからどうすればいいのか、

結局ロゼが作っていた武器は何だったのか、

これから起こることは何なのかと。

創はもうどうすればいいか分からなくなっていた。




「創……?ロゼは……?」


彼が目を開くとロゼの姿は見えなかった。


「お……おい……まさか……」


彼は顔を青ざめさせ、声を震わせながらそう言う。




その時。


創の後ろ側にあったドアが勢いよく開く。

絶望に満たされた顔でその方向を見ると___



「……よぉ……待たせたなぁ…(渋いボイスで)」



いつものロゼがいた。

カイングを背中に背負って。

その時カイングはぐっちょぶしていた。


「・・・?」


創は絶望顔から目を大きく開き、

口を大きく開ける。

彼女はもう訳が分からなくなっていた。


「ろ、ロゼェ!?ぶ、無事だったんだな!?」


ウェドも同様に訳が分からなくなっているが、

とりあえずロゼが無事のように見えてほっとする。


          <====始動24秒前>



「感動的な再会だがもう時間がない!

 とりあえず今ここで世界を全部完成させる!!!」


ロゼは焦りながらその言葉を言い、GWEを起動し

様々なウィンドウをいじり始めた。


そしてロゼがGWEを天に掲げた瞬間、

眩い白い光がそれから放ち、周りが光で見えなくなってしまう。

    

          <====始動7秒前>




                    「…さぁてと、始めますかね…」

いよいよ物語の本題が始まります。

急展開ですね。


…急すぎますかね…これ…?大丈夫ですかね…?

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