カメレオン型の理外の獣
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「伏せろ!理外の獣だ!!」
私は、案内役の炭鉱夫を強引に引き寄せた。
その直後、先ほどまで炭鉱夫がいた地面に、ガツンと何かがぶつかる音が聞こえた。
どうやら、理外の獣から攻撃を受けたらしい。
このままでは、敵の姿も見えずらちが明かない。
「総員、ランタンで周囲を照らせ!」
小隊のメンバーが、手に持っていたランタンを掲げて、周囲を明るく照らす。
すると、採掘場の壁面に、おびただしい程の理外の獣がへばりついているのが見えた。
人よりも一回り大きいカメレオン型の理外の獣が、暗闇の中で壁面に同化して、余計に見えにくくなっている。
うかつに飛び込むのは危険か、そう思っていると、ジャックが前に飛び出して行った。
「大量じゃねぇか!お前らが行かねぇなら、俺がもらうぞ!」
ジャックが手に持っていたピッケルを、近くの理外の獣に向かって振り下ろした。
ズガアァァン!
ピッケルをもろにくらった理外の獣は無傷だが、その後ろの鉱脈が大きくヒビ割れる。
坑道内が地震のように揺れ動き、壁面にへばりついていた理外の獣のほとんどが地面に落ちた。
ジャックが作り出したチャンスに、私はすかさず指示を出す。
「戦闘準備!地面に落ちた奴らから始末する。延びる舌に注意しろ!」
「「「了解!」」」
私の言葉に、小隊のメンバーが力強く返事をし、坑道内へ広がっていった。




