鉱山内部へ
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炭鉱夫に案内されて、北東にある鉱山に足を踏み入れた。
内部は薄暗く、備え付けてあるランタンで視界を確保している様だった。
狭い通路を抜け、入り口に一番近い採掘現場の様子をうかがう。
内部は静まり返っており、誰の気配も感じなかった。
「採掘現場は、ここだけだろうか?」
「いえ、入り口から近いここは、もうほとんど掘りつくされております。実際に稼働している採掘場所は、もっと奥の方に複数ありますね。そちらにご案内します。」
私の質問に、案内役の炭鉱夫が答える。
炭鉱夫を先頭に、曲がりくねった道を進んで行く。
しばらく歩くと、広い空間につながった。
「ここは現在も稼働している採掘現場です。今はこんな状況ですので、鉱石を掘っている人はいませんけどね。」
「あぁ。ここも人の気配は無いようだな。このまま狭い通路を小隊全員で探し回っても、効率が悪そうだ。それに、ザラードに頼まれた鉱石の件もある。隊を半分に分けて、先に鉱石の採掘をやっておいてくれ。」
「「「了解!」」」
ザラードにピッケルを持たされた騎士が、採掘場の壁面をピッケルで叩きつける。
ガキイィィィン!
強烈な音が耳をつんざいた。
「おお、流石は騎士さんだ、力強いね。でもそのやり方だと、腕と腰を痛めちまうよ。腕力じゃなくて、ピッケルを振り回す遠心力で掘るのさ。」
案内役の炭鉱夫が、見本を見せるようにゆっくりとピッケルを振る。
カツーーーン!!
心地よい音があたりを包む。
ゼータ小隊の面々は、炭鉱夫の真似をして、ピッケルを振るい始めた。




