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【Side ???】首を垂れる理外の獣
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首筋に傷を負い、血を流している山猫型の理外の獣が、森の中を駆けていく。
森の奥深くへ近づくにつれて、あたりは黒い霧に覆われていった。
すると、仄暗い霧の中から、ライオンの頭部をもった巨漢が姿を現す。
山猫型の理外の獣が、彼に頭を垂れた。
「なるほどな。これが女神の加護とやらか。確かに、我々に傷を負わすことができるらしい。」
巨漢の男は、獣の傷跡を撫でながら、無感情に話し続ける。
「だが所詮は、人の子一人だ。魔王様は、何を警戒なさっているのか。」
誰かに話しかけるような巨漢の男が、今度は何かを聞いているようなしぐさに変わる。
「・・・。ふむ、まあ良い。すべては、魔王様の御心のままに・・・。」
そうつぶやいた巨漢の男は、黒い霧の中にまぎれて、姿を消した。
今回は短くて申し訳ないです。




