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さっさと世界を救ってこい ~勇者が魔王を倒すまで、人類防衛戦線~  作者: だごみすと


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ご感想やブックマーク、評価等をありがとうございます!

大変励みになります!

 

「騎士団長、失礼します。勇者殿についての報告に参りました。」


「その後、調子はどうだ。」


「愚直に修練を積んでおりますので、新米騎士くらいの実力はつきました。女神様の加護も含めれば、十分及第点になるでしょう。そろそろ、勇者殿を現場に派遣することを提案いたします。」


「そうか・・・。」


 父上は顎に手を置いて、思案し始める。


「今後、正式に勇者殿をゼータ小隊に加え、各地の異変に対処してもらう。」


「はっ!」


「手始めに、北の集落に行ってもらおう。理外の獣の目撃情報が異常に増加している。現在、王都に向けて避難を行っている最中だ。現地の騎士団に合流して、民の避難を手伝うとともに、可能であれば理外の獣を討伐せよ。」


「勇者殿の初めての実践になりますね。」


「そうだな、この一件で勇者殿が我々の光になってくれることを願っているよ。」


 父上が、窓の外に映る北の大地に目を向けながらそう告げた。


「父上、討伐できますよね。」


 無意識のうちに、私は弱音を吐いてしまった。


「ああ、そうでなくては、今まで命を賭して戦ってきた者たちに、示しがつかん。」


 父上の拳に力が入る。今まで、数多くの同胞が命を散らしていった。

 我々弱者のあがきが、今ようやく反撃の狼煙を上げようとしている。

 このくすぶっている炎を絶やしてはいけない。そう、心に誓った。


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