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来るところ間違えました。〜新人探索者、最きょうパーティに入る〜  作者: 海万満
第一章《新人探索者》エドワード・クレイ
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デトクリ蠍

 今日も2話投稿です。

 お気をつけください。

 僕達は夕食を食べ、交代で見張りをしながら睡眠を取る事にする。

 夕食は干し肉、乾パン、デトクリ(スコーピオン)の鍋。鍋の方は身が岩の様に固く、とてもではないが食べられなかった。


 あれ?少し力が抜けてきた。すごく眠たい。疲れが出たのかな?


 僕は気絶をする様に眠りに入る。







「見張り、リリスの番よ」


 肩を揺らされ、自分の名前を呼ぶ声で目を覚ます。


「分かった」


 いつも通りの短い言葉で返事をして、目を覚ます運動を兼ねてデトクリ蠍の残骸へと歩き出す。


 如何しても納得がいかない点。それは何故、変異種がこんな奥に入り込んでいるのか。

 岩を食べるデトクリ蠍は多くは無いが、報告例がある。

 また、通常のデトクリ蠍の三倍ほどの大きさも魔物だという事を考慮すれば、考えられなくも無い。

 鋏が四つの蠍はデトクリ蠍では無いが、ごく稀に存在が確認される。

 只、これらの三つを全て満たして大きさギリギリの【黄蛇(こうじゃ)蟻穴(ぎけつ)】のボス部屋にやってくる可能性はゼロに等しいだろう。

 そこまでだと、人為的に改造されて連れてこられたと考えるのが自然だろう。


「何故?」


 顎に手を置き、デトクリ蠍の残骸を見下ろす様にして考える。


 暫く考えた後、血液から薬物が投入されたかどうかを調べた。


 結果は黒。

 恐らく成長速度、食性、毒を弄り、更に無理矢理二つの鋏を作らせたと見える。


 何故?

 一つの仮説に辿り着く。


『ダンジョン内を荒らす魔物が存在した場合、ダンジョンの難易度が上がるのか。また、ダンジョンに出現するモンスターに何か変化があるのか』

 みたいな事を実感したのか。

 ダンジョンを意図的に弄るのは重罪になる。

 魔物の実験に関しては国の専門機関のみ許可されている。破れば勿論重罪。


 現在の研究ではダンジョンは生きているという考えが主流。

 ダンジョンの生存本能、それを刺激した場合どんな結果になるのか。他のダンジョンでも行っているのか。行っているとしたら現段階でどんな結果になっているのか。そして何処のどんな人がこの研究を行っているのか。


 (知りたい!)


 結果を見るだけなら無罪だから、錬金術師(アルケミスト)として知りたい。重罪には成りたく無いが、出来る事なら自ら行いたい。


 それほど興味を持っていない分野ではあるが、錬金術師の血が騒ぎ、興奮しているのが分かる。


「楽しそうだね、リリス」


「おはよう。そんな顔久しぶりね」


「ん」


 興奮冷めやまぬまま他の仮説を立てて居るとランディ、エンリカ、エドワードが起きてきた。

 明日は無理かも(無理かも詐欺)

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