第6話迷探偵ドイル
「ふわぁっ・・・」
(我ながら、まぬけな声が出た)
「昨日はバタバタしたな」
「・・・みゃあ」
「白もそう思うか」
もう家に慣れたのか、きもが座ってやがる
ブーブー
「今日は20件か」
「うん?」
「珍しいな、仕事以外のメールが・・・って」
「ヴィアかよ」
無視無視・・・っと
「昨日のお返しだ、ケケッザマーミロ!」
「よし行ってくる、白はお留守番な」
「にゃあ・・・」
ねこ可愛がり
「やべっ、遅くなった・・・!」
「もう、遅刻できねーぞ」
◇
「今日に限って、なんかバタバタしてんな」
「それになんか、見られてるような」
「そういや、昨日アイスゲームがどうたら言ってたな」
会場を横切る。
「ぜぇぜぇ・・・1分前・・・・」
「セーフだ」
「班長」
「アーサーは?」
「は?」
「は、じゃないだろお前の友達だ。まだ来てないぞ」
「まったく珍しいこともあるもんだ」
◇
「ありがとうございましたー!」
バタン
「うーん」
「アーサーが来てない。か」
「あのあと別れて・・・・家に帰んなかったのか」
「まだ寝てんのか、夕方寄ってみっか」
「おつかれっしたー。」
外へ出る。
「どうも。」
「誰だあんた」
「ドイルと申します。」
見ると、ブラウンを基調としたコテコテの探偵のコスプレかと思った。
名刺を渡される。
「探偵って・・・・ベタな」
「よく言われます。」
(このネタをつかみにしてやがる)
「予定があるんだわりぃな」
「アーサーさんですか。」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
なんだ。
「来てないんですよね、今日。」
「なんでそれを」
「知っていますよ。アーサーさんは亡くなったんです。」




