第17話見つけたヒカリ
「――――ッ!!!」
教員がディヴィを抱きかかえる俺を引きずり下ろそうとする中、誰かが叫んでいた。
「おい、まだ息がある‥‥」
一瞬我に返った。聞こえなかった声が、世界が戻った。途切れかけた意識と身体に再び血が通うのを感じる
「離せ――ッ!!!ディヴィ――!!!」
無我夢中で飛び込んだ。もう一度、会いにテーブルに足を掛ける。ディヴィを抱きしめる。たしかに胸が上下している。
「生きてるッ!!!」
大粒の涙が、身体から地面を流れる。深紅から光明を見た。
警察、救急車を!はやくっ――!!
引き戻された現実に、脳が追いつく。
他は!?アーサーとヴィアは!?さっきは脳が拒否していた!!!、目をやる―。
誰も触れない。触れられないんだ。他の連中がうずくまるが構いやしない!
二人とも縦に裂かれて、半分ずつを縫い合わされている。
「異常すぎる・・・」
ずっと狙われていた、計画を練って、準備をし校内に潜んでいた。
甘かった、命を狙われてるなんて、心のどこかで信じていなかった‥‥‥。
クソッ!!
後悔しても遅い、遅すぎた。
アイスゲームに関わったからか―!?どうして、どうして、どうして。
さらに慌ただしくなる。学院内の保険医だろうか、到着が早い。
息があるんだ、必ず助かる。ディヴィに付き添いながら保健室へいこう。
今は‥‥。そうだッ―!!
ケイはどうした!?こんな光景は見せられない――
周りの連中に聞く、先生が連れて行ったようだ、目を周囲にやる。‥‥良かった。隅でぬいぐるみを抱きながら、眠っている姿が見える。心の底から安堵した。
離れよう―、まずはディヴィだ。物言わぬ骸となった、アーサーたちを背にする。
「ゴメン」
そう小さくつぶやくしか出来なかった。




