第11話アイスゲーム対抗戦に向けて!
いよいよ、明日は校内対抗戦らしい。
昨日帰りながら、ディヴィに聞いたことだが。
予想は中1代表がケイ、ヴィア
中2代表イルテ、アーサー
中3代表がディヴィア、俺ことロット。
が予想メンバーだった。
って・・・・
「なんでこんな大所帯なんだ。」
現在は学院に向け、ゆっくり歩を進める。しかしだ。
俺は憤りを隠さず、吐露する。
いつもは一人で職場に行ってたのに、学生は友達と登校が当たり前なのだろうか。
「ええい!離したまえ!」
スタンとケイがケンカしてる。そんで
「もうすぐ着くんだから、静かにしなさいっ!」
ディヴィがお守りだ。そりゃしっかり者になるだろうけど、損な役回りだなと思う。
放課後や実行委員の活動を見ると、誰にでも強気にいける所が魅力なんだと気付いた。
ディヴィもこっちをチラチラ見てるようにも感じた。 ――これは考えすぎかも。
「放課後、決着をつけようじゃないかケイ」
「...いいけど、ケイには100%勝てないから...」
「ふん、覚悟しておけ。ケイ、ロット」
スタンは言動とは裏腹に、颯爽と走り去って行った。
って、なんで俺も入ってるんだ。
「...いつも姉サマと二人だったのに...」
なんかブツブツ言ってるし。やれやれだ。
「ケイはヴィア姉様と練習はいいの?」
ディヴィが尋ねる。
「...ヴィア姉サマは、私じゃ相手にならないから...」
すでに、1年生の3クラスの代表者をストレートで倒したと。
・・・あいつそんな強かったのか。
「...ヴィアとケイがいる限り、無敵...」
...フフと笑いながら、こちらに一瞥をくれる。
俺たちだって、強い。対抗戦だろうがなんだろうが全員ぶっ倒す。
それじゃお姉サマとゆっくり去っていく。
――同じ方向なんだけどな。
「楽しくなってきたわ!」
あぁ、経験が少ない俺は練習量だけじゃ足りない。
相手の思考や癖を会話から引き出す戦術を作る。
そこへ、ピンポイントで刺しに行く。
「ついたわ、私は用があるからまたあとで!」
と言い、元気よく去っていく。
アーサーやヴィアも優勝に向け取り組んでいるだろうし。
そう、俺たちは命を狙われてる可能性があること、不老薬を手に入れること。
優勝しなければ、死ぬ。
そんな絶望的な状態で勝ちに行く。そう改めて、心に刻んだ。
なんだ...校門が騒がしいな。レッドカーペット?
高級車から太った、おじいちゃんがでてきた。
「ホホホ、よりどりみどりですな」
「飼い犬もいる、今回は我々の優勝ですかな。アハハ」
なんか、研究所のやつらと同じような笑い方だな。
学院のえらいさんとアイスゲームのフィクサーってところか。
――じじいが不老薬欲しがるか?別の目的がありそうだな。
「!?」
ん?急に窓を閉めたぞ。なんだ
行っちまった。




