第10話燃やせ!放課後バトル!
「アイスゲーム練習試合、開始するわ!」
日も暮れだし放課後になった。場所は3-A教室から離れ、生徒会室兼、アイスゲーム実行委員会室となっている。
「今日こそ決着をつける時だ、雑魚が叩きのめしてやる!」
「・・・・・」
初対戦なんだが。
スタンが吠えてなんか言ってるが、読み合いにちょうど良い相手かもしれない。
基本を押さえておけば、読みやすい相手だ。
スタン
000011
青銀黄金赤黒
黄青銀金黒赤
123333
ロット
「うわぁああああっっ!!!」
絶叫してるが、最後の二択は運ゲーだった。
序盤のカードの出し方で、何も考えてないことが分かる。
「ええい、もう一回だ!」
結局5戦やってスタン5敗ー5勝ロット
「ふぅ、こんなもんか」
「イカサマだな。」
「このオレにイカサマを仕掛けるとは、なんてやつだ!」
「何言ってんだこいつ。」
シュッ
殴り合いになった。
「はーい、ストップよ!ストップ!」
ディヴィが仲裁に入る。
「今日は、この辺にしといてやる!」
お手本のような、三下ムーブをかますスタン。
明日も来るからな!次は勝つ!
と言い放って、飛び出していく。
嵐のような奴だな・・・。
「いいライバルになりそうね。」
「どこがだよ。」
◇
下校時
「今日もバイトか?」
「えぇ。」
「...姉サマ、帰りましょう...」
うぉ、どっから湧いて出たんだ、こいつ。
「今日はちゃんと起きてるのね!」
「...保健室で寝てた...」
よく学校に来れるな。引きこもってそうだが。
「...アイスゲームで勝つのは、ケイ...フフッ」
「...それまでは、姉サマでも敵...」
「いい勝負をしましょう、いつもそうしてくれると助かるんだけど!」
「あーうー。」
ディヴィに分からないようこっちに中指を立て、さきに行ってしまった。
とんだクソガキだった。
ボコボコにして泣かしてやるからなッ!
夕日に照らされ、中一の女子に本気の意気込みを入れる20歳の俺は、真っ赤に燃えていた。




