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四半期3位!!アイスマジック 死んだ少年が母の肉体で蘇り真相を追う!?  作者: 薬屋がいる限り1位無理!tanakatakusi
第2章 4女ディヴィアの誓い 学園ラブコメカードバトル編

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第10話近づく、心音

。「やっほー!!おはようっ!ロット!」


 眩い朝日の中、ディヴィのさらに明るい話し声が背後から聞こえる。

 いよいよ明日は校内対抗戦らしい。

 昨日、一緒に帰りながらディヴィ本人に聞いたから間違いない。


 中1代表がケイ、ヴィア

 中2代表イルテ、アーサー

 中3代表がディヴィア、俺ことロット。


 が予想メンバーだった。


 って……

「なんで今日に限って大所帯なんだ。」


 現在は学院に向け4人でゆっくり歩を進める。しかしだ。

 

 いつもは1人で職場に行ってたのに、学生は友達と登校が当たり前なのだろうか。


「ええい!離したまえ!」


 スタンとケイがケンカしてる。そんで


「もうすぐ着くんだから、静かにしなさいっ!」


 ディヴィがお守りだ。そりゃしっかり者になるだろうけど、損な役回りだなーと思う。

 放課後や実行委員の活動を見ると、誰にでも元気にいける所が魅力なんだと気付いた。

 ディヴィもこっちをチラチラ見てるようにも感じた。 ――これは考えすぎかも?


「放課後、決着をつけようじゃないかケイ」

「……いいけど、ケイには100%勝てないから……」

「ふん、覚悟しておけ。ケイ、ロット」


 スタンは言動とは裏腹にタタタタッと颯爽と走り去って行った。

 ――って、なんで俺も入ってるんだ!


「……いつも姉サマと二人だったのに……」


 なんかブツブツ言ってる奴もいるし。まったくやれやれだ。


「ケイ、ヴィア姉さまと練習はいいの?」


 ディヴィが尋ねる。


「……ヴィア姉サマは私じゃ相手にならないから……」


 すでに、1年生の代表者をストレートで倒したとか。あいつそんな強かったのか。


「……ヴィア姉サマとケイがいる限り、無敵……」


 ……フフと笑いながら、こっちに一瞥をくれる。


 あん?

 俺たちだって負けないぐらいに強い。対抗戦だろうがなんだろうが全員ぶっ倒す。


 それじゃお姉サマ。とゆっくり去っていく。

 ――同じ方向なんだけどな。


「楽しくなってきたわ!」


 あぁ、経験が少ない俺は練習量だけじゃ足りない。相手の思考や癖を会話から引き出す戦術を作る。そこへピンポイントで刺しに行く。


「着いたわ、私は用があるからまたあとで!」


 と言い元気よく去っていく。


 アーサーやヴィアも優勝に向け取り組んでいるだろう。

 なぜなら俺たちは命を狙われてる可能性があること、その為に不老薬を手に入れること。


 優勝しなければ死ぬ。


 そんな絶望的な状態で勝ちに行く。そう改めて心に刻んだ。



 ――なんだ校門が騒がしいな。


 レッドカーペット?


 高級車が複数台並び、中から年配のおじいちゃんがでてきた。


「ホホホ、よりどりみどりですな!」

「飼い犬もおる。今回は我々の優勝ですかな。アハハッ」


 なんか研究所のやつらと同じような笑い方だな。学院のえらいさんとアイスゲームの関係者ってところか。などと適当に思考を巡らす。


 ――じじいが今更、不老薬を欲しがるか?不死になる訳じゃない。何か別の目的がありそうだな。


「なぜこんな所に!?」


 ん?急に窓を閉めたぞ。俺を見るなり慌てた様子で、行っちまった。

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