第3話心理戦
やっぱり、こいつはバカだった。
時々、大バカになるんだよな。率直にそう思う。
なんで俺が中学生の格好して潜入って・・・
「捕まるぞ、マジで。」
「大丈夫、君ちっちゃいし。」
ぶん殴ってやろうか。こいつ。
「顔は...モテはしないだろうけど、うまく溶け込めるいい顔さ」
ケンカだな。そうなんだろ。クソアーサー。
「それで、3人が別の学年に入って何を探すの?」
「相変わらず、勘がいいね。」
こういう所は、ほんとするどいな。
「不老薬だよ。」
「盗めれば、盗むし。無ければ、正攻法でアイスゲームで勝つ。」
マジか、大胆な奴。
「交渉の言い材料になる。」
「同意ね、3人の命と引き換えに不老薬ならお釣りがくるわ。」
「ロットは、今日中に会社に休みを1週間」
事故にあって、とか言うしかない。アルバイトだぞこっちは。
「大丈夫、きっとうまくいく。全員の脱出切符を奪いに行く。」
すげー自信。俺もバタバタすることになりそうだ。
「準備があるからね、今日は二人に泊まってもらう。」
「制服、潜入の心得、最重要は、アイスゲームのコツさ。」
何をやるんだ、一体。アイスゲームって。
「カードゲームよ。」
ヴィアが口を開く。
カードゲーム?
スポーツでもなく、ボードゲームでもなく、決闘!!!とかか。
なんか簡単そうだな・・・。
「シンプルだけど読みあいだから、負けるとすごく悔しいんだよ。」
◇アイスゲーム
1VS1のカードの出し合い。
・互いに6枚のカードで行うゲーム、最終的にポイントが多いほうが勝つ。
赤<青<黄<銀<金<黒<赤
で優劣があり。優の場合+1P
・青は黄以外なら+1P、黒は赤以外なら相手に-1P
青と青なら互いに+1P
黒と黒なら互いに0Pになる。
その他の色同士は±0
これを1ゲーム行う。勝敗が決まるまで行う。
つまり、引き分けるとゲームが長くなるし
早いと一回で決着か。
「大丈夫、すぐ慣れるさ」
心理戦のカードゲームねぇ、デカブツと殴り合いよりはマシか
なるほどな、これなら女性が多いこの村でも男性と戦えるわけか
・・・なんか、革命みたいなゲームだ
奴隷が王に勝つ的な。
「さっ、そうと決まれば練習ね。」
おい、ヴィアはいつの間に制服に着替えたんだ。
「アンタが悠長に説明を聞いてる間にさっさと着替えたわよ!」
着てやる必要がどこにあるんだ。コスプレ趣味か
「本番は制服なんだからいいじゃない。」
「負けた時の言い訳かしら?」
やってやろうじゃねーか
第一試合、ヴィアVS俺ロット
開始!!!




