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――知るたび、終わる。アイスマジック  作者: tanakatakusi
第2章 四女ディヴィア

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第2話 打合せ

「くそっ!!!」

俺はとっさに叫んだ


「....誰か扉の前にいるみたいだね。」


「しっ!落ち着きなさい」


「何か聞こえるわ」



・・・・・・・・・・・・・・・




「動物か?」


「扉を引っ搔いてるわね」


「おどかすなよ・・・」


ギィッ...アーサーが扉の前の奴を迎え入れる


「にゃーあ」



「はぁあ・・・・」


「なんか前もこんな事あった気がするぜ」


「なにそれ」


ヴィアがあきれた声を出す


「?そういえば、そうだな。初めて見るな」


「へぇ白い猫かい。」


アーサーが怪訝そうな顔をしてる・・・


「あら、この子最近家の周りをうろうろしてる子よ。」


「そうなのか」


「にゃーご。」

ヴィアが猫をあやしてやがる。


「....ふっ」


思わず笑いそうになってしまった

鉄拳が飛んできそうなので無視することにする


「にゃー」

猫が俺の方に来る


「お?なんだ俺が好きなのか」


「マタタビでも塗りたくってるのね。」


「んな訳あるか!」



「本題に入ろう。」

アーサーが話を戻す。こいつにしては真剣な顔だ。


「ロット、君にはアストレイア女学院に潜入してほしい。」


「なんだと」

相変わらず・・・というかここまでトンチキな野郎だったのか


「もっぺん言ってみろ」


「アストレイア女学院に潜入してほしい。」


「うるせえ!もう一回きいても一言一句違わねえ」


「うん、その通りだ。」


「あっははははははーーーーー」

ヴィアが大笑いしてやがる。くそっ


「いいじゃない、女学院」


「どうせなら、もう一度学生もやり直してきなさい!!!」


「傑作ねっ!あっははははははーーーーー」


「説明しろ、アーサー」

ぶり切れ寸前だ

「シーフになると言ったろ?その調査だよ。」


「それに君を守るためでもある。」


「なんだよそれ」


ほんと、なにいってんだこいつは


「学院の中を隠れ蓑にするんだ。


「常に警備が厳重で、祭りの期間はさらに厳しくなる。」


「まさに鎧だよ」


なんでこいつはそんなに詳しいんだろう。俺より1年先に村に来たばっかだろうに

「いい案じゃない、私も乗るわ!」


「話を聞く限り、一番安全そうだし!」


「それがいいね。僕も潜入するよ。」


おいまて、男二人で女装でもする気か、へんたいじゃねーか

入る前に門前払いだぞ


「安心しなよ、特例で男子の留学が1週間だけ認められてる。」


「探偵に調べてもらってる。」


「ほーん」


ってことは明日25日からアイスゲーム当日の31日まで学院にいるのかよ

なげーなぁ


「背に腹は代えられない。」


「アイスゲームを作ったのは今や大富豪になったアイス家だ」


いけすかねぇな、そういう奴らがいつの時代もやれ儀式だー!とか呪いだー!とか騒ぐんだ


「金酒女、富豪のゴールなんてこんなもんさ。」


アーサーは見てきたかのような顔で肩をすくめる


「セレブの風上にもおけないわね!」


「お前はいつセレブになったんだ、ただの酒場の受付だろ!」


「失礼ね、次は泥水をかけるわ!」


おい、やめろ。やっと乾いてきたんだ


「と・に・か・く・だ。」


「アイスゲームでお金を手に入れ、アイス家と交渉する。」


「これが一番、敵から狙われ亡くなる方法だよ。」


確かにな....。どこへ逃げても追ってくるだろうし、なにせ資金力が違う。

灯台下暗し。逃げ場は懐しかないか。。。


「どこで狂っちまったんだ俺の人生」


(アーサーとヴィアと出会って、社会不適合のレッテルから解放されたと思ったが)


「学園でやり直そう。」


「それがいいわ」


「で、学年はどうすんだ」


「僕が3年生、ロットが2年生、ヴィアが1年生だ」


「高校生か?そこ。」


「ああ、言ってなかったかな。」


「アストレイア女学院、中等部だ。」

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