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四半期3位!!アイスマジック 死んだ少年が母の肉体で蘇り真相を追う!?  作者: 薬屋がいる限り1位無理!tanakatakusi
第1章 ロットの願い 妄想エッセイ編

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第17話真夜中のマスコット

(――前回は酒場の裏口が開いていた。二度目はないだろう。マスターもいないしな)


 今、裏口に人がいないのは盗聴器でわかっている……


 ならトイレに行く振りをして、中から鍵を開けておくか。


 黒髪の少女ことケイは床で寝ているzzz……ディヴィアは元気に接客中だ。


(よしっ!運が向いてきた……!)


 フッ——彫刻の影から気配もなくフルールが顔を出した。


「トイレはあっちよ……」


「あぁ、ありがとうフルール」


 もしフルールが殺人犯ならどうする?


 俺なら全体が見える所で、いつも通り仕事をする。


(――今んとこ容疑者だ。悪いなフルール)


 鍵はチェックされるだろうから、念の為トイレと裏口の両方に細工しよう。あとは2階にあがるチャンスを狙うか。この位置からだとまるで奥が見えない。


 ジャッ……バタン!


 用を足す。


「ぎゃふんっ」


「ぶっ……いてぇ」


 トイレから出た所で何かに躓き、立っていた人物にぶつかってしまった……


「ごめんなさいっ……!!」


 ディヴィアだった。


「いや、悪いのは寝てるこいつだ」


(イモムシかと思ったぞ)


「……zzz」


 どうやって移動してきたんだこいつ?


「コラっ!お客様の前でしょ!起きなさい!!」


「……んやぁーやー」


「あぁ、もう1時過ぎだ。寝かしといてやれ」


「すみませんっ!!この子まだ13歳でっ!!」


 労働基準法はいいのか。店員というよりマスコットだなこりゃ。


「おやすみ」


「……んあぁぁゆ?」


 チラッと寝顔を覗いてみた。


 ゴスッ。


「ぶっ」


 とんでもないスピードでパンチが顔にめり込んだ。このガキほんとに寝てんのか!?


「つ、連れていきますっ!」


 夜だからかいつもより俺のテンションが低いのが幸いしたな、ちびっ子。


「そろそろ店じまいね、本日もありがとうございました……」


「――じゃあな」


 全員が見送る中、ディヴィアが申し訳なさそうにしていた。


 俺は酒場の裏手に引き返した。


「さぁ忍び込むぞ」

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