第10話路地裏へ、真相を暴き出せ!
「ここは・・・」
牢屋を抜け出した先は、住宅が待っていた。
「路地裏だ、後ろは川だ」
「ひえっ・・・」
「時間がない、今後の方針をまとめるぞ」
「次に狙われるは俺とお前だ。奴らも俺たちが一緒にいる事を知っているはず」
「夜間は奴らのフィールドだ。夜が明けるまで、ここで待て」
「待ってください!乗ってきた車がありますよっ!!」
警察署に車は見当たらなかった。
「一夜にして平気で二人殺すような連中だ。おそらく車に発信機や爆弾があってもおかしくない」
「俺たちの家の周辺も・・・もうダメだろうな」
「そんな・・・」
情報が足りない。
「朝になったらアーサーの家にいけ、そこで情報を集めてくれ」
「地図はこれだ」
警察署にあったメモだ
「簡易だがこれで・・・よし、分かるだろ」
「アイスゲーム会場の東ですか」
「会場を横切れば速い、それに今はゲームの準備で物が散乱してる」
「絶好の隠れ蓑だ」
「会場は村の中心ですしね!」
「昼に連絡をくれ、そして会場で落ち合おう」
「わかりました」
「ロットさんはどうするんですか」
「アーサーとヴィアの死体を探す」
「えっ、たしか鑑識に回されたんじゃ・・・」
「ああ、だが考えてみろ。ブランカ村は人口600人の小さな村だ」
「鑑識はもっと大きな街にしかない。まだ鑑識には、行っていないだろう」
(そもそも俺は死体を見ていない...!)
(何が本当かこの目で確かめるまでは、信じない...!!!)
「じゃあな」
「ロットさん、気を付けてください!!」
「互いにな」
背にして彼は、川を静かに眺め再び動き出した。




