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幻想創造(ファンタジー・クリエイション)  作者: ナカゼロ
第一章 願いと異世界と幻想創造
12/18

EP9 大蛇戦

今回は幻想創造が使える状態からのスタートの為、苦戦はしません。




ではどうぞ!!!



俺が駆けだすと同時に、大蛇も俺から距離を取るように動きだす。



「逃がすかよ!!」


幻想創造で身体能力を上げた俺の動きがそれを上回る。


瞬時に大蛇の背後に回り込み、一気に大蛇の身体をつたって、奴の頭に駆けあがる。


そして着くと同時に俺は拳を振り上げて


「まずは一発だ!!」


奴の脳天に叩きこんだ。


「シャアアアアアアアア!!」



悲鳴を上げる大蛇だが、一発では済まさない俺は何度も殴りつける。


大蛇もなんとか俺を頭から振りおろそうとあちこちに動きまわるが、俺はそう簡単には落ちない。

いくら暴れまわられようが、幻想創造によって俺の脚は蛇の頭からは離れることはなく、俺はひたすらに相手の頭を殴り続ける。


「シャ・・・・・シャアアアアアアアア!!」


「おっと・・・・」


しかしさすがは大蛇と言うべき存在であろうか。

脳天を何度も殴られ、意識が遠のき始めても、俺を振り落とそうと激しく動き回る。


さすがの俺も、幻想創造を解除しながら、地面に着地する。


「とはいえな・・・・手加減する気は更々ないんだよ!!」


今度は一気に大蛇の顔の前に近づき、相手の顎を蹴りあげる。


「!!!!」


「喋る暇はねぇぞ!!」


続け様に、顎にアッパーをかます。


「おらぁ!!行くぞ!!」


眼が白眼になりかける大蛇を、今度は顔の横を殴りつけ、重心の安定感をなくす。


「ク・・・・・・クア・・・」


もはや、最初の威勢はどこへやらといった感じなった大蛇は、ふらふらしながら入口につながる穴に逃げようとする。


「そうは問屋が落とさねえぞ!!」


が、俺が許すはずもなく、逃げようとする大蛇の尾を掴んで、逆方向に投げ飛ばす。


「シャ・・・・・・・シャアアアアアアアアアアアアア!!」


でもさすがは大蛇。

地面に着地すると、長い尾の先端にある鋭い毒針を俺に向けて突き出してくる。


でもそれは無駄なのだ。


「消えろ。」


俺が呟くと同時に、大蛇の毒針部分が文字通りに一瞬で消滅した。


「!!!!」


大蛇の表情が一気に青ざめていく。


だが俺はさしも気にせず、相手を見る。





そうだ・・・・気にしなくていい・・







「あ・・・いつを・・・・・・・・・・倒して・・・」







少女に言われた事が頭をよぎる


そう頼まれた。





だから俺は、それを叶えるだけだ・・・





その為に






「お前には絶望も希望も与えない・・・」


ゆっくりと大蛇に近づいて行く。






「俺がお前に与えるのは唯一つだ・・・・」


右手を握りしめる。

同時に右手がうっすらと白い光を纏っていく。







「お前は、これから生きることもない・・・・・」



一歩また一歩と踏むしめていく。




「そして・・・・死ぬこともない・・・」


大蛇の顔は悲愴の様に、悲しそうな表情をするが、俺は気にせず距離を詰めていく。






「与える事実はたった一つ・・・」




歩く速さが徐々に速くなり、やがて走りとなる。










「生も死の幻想すらない・・・・・」







「幻想破壊だ・・・・」



そして、勢いをつけたまま右手を振り上げ・・・






「お前はこの親子を傷つけた・・・・・・理由はそれだけで十分だ。」






「だから・・・・・・・・・」








「消えろ・・・・・」


大蛇の顔を殴った。


「・・・・・・・・・・・・・」


殴られた大蛇は、ゆっくりと砂が風に流されるように姿が消えていく。






「・・・・・・・・」


俺は黙って、その光景を見つめる。


やがて、大蛇の姿はこの場所から完全に消え去った。










「・・・・・はっ・・・」


俺は、ゆっくりと膝をつく。


「・・・・・・ははっ・・・」


俺の口から乾いた笑みがでる。



「・・・結局・・・・・・・こうなるのか・・・」


座り込みながら、俺は苦笑しながら、少女がいる方向を見る。








なんとか大蛇を倒すことはできた。









でもなんだ?




この・・・・張り裂けそうなくらいに胸が痛いのは?








「あぁ・・・・・・・そうか・・・」


少し考えると、答えはでた。



そうだ・・・・





俺は殺したんだ・・・・




あの大蛇は、存在がどうであれ一つの命だった。





その命を、俺はこの世から、完全に消し去ったんだ。




だからこんなに辛いんだよな・・・・



でも・・・・・



「・・・・・だからこそ、背負うんだよな・・・」



己の罪を・・・・


かつて俺は、幻想創造を使って、多くの人間の運命を歪めてきた。

時には、命を消したりもした。


その度に、こう胸が苦しめられる事が多かった。


「・・・・・・・・はぁ・・」


俺はため息をつくとしばし、自分の罪をかみしめるように上を見上げていた。





幻想破壊も、この物語の重要なキーワードです。




次回もお楽しみに!!

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