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半袖もそろそろ役目を終え、冬の匂いを遠くに感じられるようになってきた季節。
二人は車の中にいた。
岬結良は、助手席で大きなあくびをした外川靖也に話しかける。
「ねえちょっと、嘘でも運転代わろうか? とか言ってくれないの?」
「もし僕が運転したとして、たぶん事故起こすけどそれでも大丈夫? ってか免許取れる年齢ですらないんだけど。それを分かった上での質問だよな? 岬」
だから嘘でも、って前につけたのに……と結良はほっぺを膨らませた。
「てかさっきから大丈夫? めちゃくちゃ抜かされていくけど」
「しょうがないじゃない、高速乗るのなんて教習で一回練習しただけなんだから」
「それと飛ばせないことには相関がないと思うけどなあ」
「もう……」彼女はリスほどの小さな声を出した。
靖也はまたあくびをした。普段の土曜日、彼は昼近くまで寝ていると言っていた。まだ高校生だ。体力があるとはいえ、いくらでも睡眠できる年頃だろう。
それを午前五時に叩き起こされ(もっとも彼自身の意思で目を覚ましたのだが)割とゆっくりとした速度で、適度に揺れを作るような高速道路の運転は、眠気を増長させても仕方がない。下道を走っている時は、赤信号なのに、そのまま直進しそうになったり、左のミラーが電信柱の数センチ横をかすめたりと、気が抜けなかったと想像され、そのギャップも影響していると思われる。
結良が免許を取得したのは、先週末のこと。
この日のためにお金を貯め、免許を取得したといっても過言ではない。それほど、彼と遊園地に行きたかった。
岬結良のこれまでの人生で、誰かの為に何かしようなんて考えたこともなかった。自分が生きるので精一杯だった。今もそれは変わっていない。余裕が生まれたとも思っていない。けれども、靖也が目の前に現れた。現れただけでなく、包んでくれた。
余裕は、生まれるものではなく、生み出されるものだと、この時悟った。
さすがに車を一台購入する時間と資金はなかったので、軽自動車をレンタルした。
「あ、確か今書かれてたとこ、あんさんが有名らしいから食べない?」
案内標識を見て靖也は言った。
「あんさん……? 合奏のことじゃなくって? ごめん、まったく知らないわ。初耳」
「本当? 隣の県に住んでるんだからそれぐらい知っててほしかったな。アンサンブルをもじってきたのは面白いけど」
「それはどうも」結良は照れた表情を浮かべる。
「えっと、あんさんっていうのは生八つ橋のことで……、ちょっと待って、一応確認するけど、八つ橋はわかるよね?」
「そんな……舐めてもらっちゃ女が廃るってもんよ。あ、これちなみに私が死ぬまでに言いたかったセリフ第十位ね。八つ橋……、あれでしょ、バウムクーヘンみたいなやつでしょ」
「ああ、やっぱり」
靖也は大げさにため息をつく。言葉では表しきれない様々な感情が込められているように思えた。
「それは岬の地元のやつでしょ? もしかすると見るのも初めてかもしれないな。じゃあ見てのお楽しみってことで」
左に指示器を出すように結良に手の動きで示し、彼女はその指示に従った。
大半のサービスエリアと同じく、山肌を切り崩して作られた、人工的な建造物が現れた。古風な見た目が高速道路というタイムトンネルを通って平安時代に逆戻りしてしまったのではないかという印象を与えていた。
朝早くということもあって、駐車場は閑散としていた。なんとか三回ほど切り返しをして、無事駐車された。
「ああ、ちょっと寒いね」
「そうね」
「他にも何か食べたいものある?」
「名物知らないしなあ」
「名物食べないといけないとか決まりないからね」
二人は建物の中に入り、休憩所にある対面式のテーブルを陣取った。木で作られた背の高い椅子に腰を下ろす。
「慣れないことすると疲れるね」
結良はテーブルに肘をついて、長く息を吐いた。
「そりゃあね、お酒も長いこと飲んでないことが続くと酔いが回るの早くなるからね」
「それ……高校生としてどうなのよ」
「確かに」
五分ほどその場でくつろいだ後、『あんさん』を購入し、外に出た。山の中にあるわけではないのにかなり空気が澄んでいた。
車に戻り、靖也は早速『あんさん』を開け、箱の裏に書かれた商品の紹介文を読んでいた。
「朝ごはん食べる時間なかったの?」
袋を開けようとする靖也を横目に訊く。
「うん」
「そうなんだ」
どうして? という言葉を彼女は飲み込んだ。
外川靖也は自分の家族の話をするのを嫌がった。家族というよりかは、家庭の話か。誰がご飯作ってるのとか、朝はパンが多いのとか、誰が洗濯しているのとか、それらの質問は、はぐらされる傾向にある。頭の良い彼のことだ。何かしらの意味が含まれているのだろうが、彼女はそれに気づけずにいた。おそらく彼女と同じような境遇なんだろうなという予想ができただけだ。
一時間近く運転し、車は目的の遊園地にたどり着いた。カーナビが当初予想していた到着時間よりも十分以上かかっていた。結良の慎重さに起因するが、遅く着いたことによる影響はさほどなかった。補うのに充分すぎるほど早く出発したからである。
岬結良がリードしてアトラクションを回っていく。結良の予定では、午前中に三つクリアできれば良い方だと思っていたが、実際には五つクリアできた。オープンと同時に園内に入れたのがやはり大きかったようだ。三連休の初日である。もしかすると世間は彼女が想像しているよりも、ゆっくりと過ごしたいのかもしれない。
昼食は園内にあるホットドック屋さんで済ませた。さすがにこの時間にもなると靖也も完全に目を覚まし、マーマレードが大量にかかったホットドックを三つもほおばっていた。彼女はさすが高校生男子という印象を持った。とはいっても、一般の高校生がどれぐらい食べるものなのかを知らないのであるが。
結良は靖也が二つ目に食べたレタス、エッグ、ソーセージに特製ソースのかかったホットドックを食べた。特製ソースがやたら美味しく、どうすれば作れるのだろうと思った。割と思い立ったらすぐ行動してしまう癖のある彼女は、店員に作り方を訊こうと思ったが、それを察した靖也が、恥ずかしいからという理由で彼女の手を引きその場から離れるように促した。こういうことがあると、いつも結良は本当に自分より年下なのだろうかと思ってしまう。彼女自身が「まともな」学生時代を送れていないことが、その要因の一つであることは間違いないだろう。
さすがに午後になると、園内は人で溢れかえっていた。人口が減少に転じて久しい日本で、こんなに沢山の若者がいたのかと、当たり前のことに少し驚いた。数十年後には、日本の人口は現在の四分の三とも、三分の二になるともいわれる。そうなればこのようなテーマパークはどうなるのだろう。今でも廃墟となったテーマパークはいくつか存在するが、もっと増えるのだろうか。廃墟巡りが趣味の人にとっては狂喜に苛まれることだろう。
日も落ち始めた頃、結良は少しずつ眠気が襲ってくるのに気付いた。靖也とのデートを心から楽しみにしていたからこそ、この一週間の嫌な仕事や、上司からの理不尽な指示をこなすことができていた。それに加えて今日は気持がはやり過ぎていたのか三時には目が覚めていた。そのツケがここにして回ってきたのだろうか。
彼女はそれを心にとどめていただけだったが、案の定、靖也には気付かれたようだった。さすがに直接「眠いのか」と尋ねてくることはなかったが、彼を主体に会話がスタートする回数が大幅に増えた。
彼女はその気遣いに心地よさを感じながら会話を続けた。とりとめもない話題が大半だったが、そこまで考えなくても答えられるような内容となるよう彼が制御してくれているらしく、幾分リラックスできた。
靖也には隙という隙が存在しない。結良は彼の誰にでもどんな会話でも合わせられる対応力と、柔軟性に魅かれて付き合おうと決めたのだ。ここにきても、それが発揮されている。必ず今後も発揮され続けるのだろう。彼女は本当に彼と付き合ってよかったという思いで言葉のキャッチボールを続けた。
次のアトラクションはホラー映画をモチーフにしたコースターだった。彼女は実際に自分自身がその場にいるかのような錯覚に陥った。バーチャルリアリティもここまで進歩したのかと感動した。
いずれはどんどん仕事にも取り入れられることだろう。本当に今の仕事には無駄が多すぎる。何かあれば会議を開け、きちんと顧客と顔を合わせて話をしろ、それに費やす時間で、もっと生産性を向上させられないものだろうか。いつも疑問に思っている。それだけではない。通勤時間ほどの無駄はないだろう。各個人が自宅にいながらも、顔を合わせて仕事ができる環境が整えば、大幅な生産性向上につながるように思う。少なくとも、通勤ラッシュの電車に乗るストレスや、車の渋滞によるストレスからは解放されるだろう。むしろそれが日常と化し、ぎゅうぎゅうづめにならないと一日が始まらないという人にとっては、ありがた迷惑ではあるが、おそらく彼らは少数派だろう。
ホラーアトラクションを終えると、辺りは完全に暗闇に包まれていた。この時期は驚くほどどんどん日が短くなる。少し肌寒くも感じる。
二人は当初の予定通り、園内にあるレストランで夕食をとった。バイキング形式のレストランで、結良は好物の寿司ばかり食べていた。寿司が食べたいなら回転寿司に行けばいいのに、という靖也の至極もっともなツッコミを受けていたが、そういうことではない。バイキングで寿司を食べるという行為が好きなのだ。彼女はそれを、貧乏人最大の幸福と呼んでいた。靖也はそれを聞くと声を出して笑っていた。
大食漢の靖也のおかげで元を取れていそうなくらい皿を空にした頃、結良はポツリと言葉を漏らした。
「外川君ってさ、正直私のことどう思ってるの?」
「すごい好きだけど」靖也は即答した。
「それはありがたく受け取っておくんだけど、どういうところがって意味」
「そういうのを言葉で表せられたら、別れるカップルは無くなるか、めちゃくちゃ増えるかのどっちかだろうね」
結良は思わず笑みを浮かべた。
「確かに……そんな気はする。けど、外川君なら表現できるでしょう?」
「いや、それができないから今さっきの返しをしたわけだけど」
いつもの意地悪返答に、彼女は口をすぼめた。
「じゃあ、私に本音で話をしたことがあるか教えて」
「本音か……、本音って……なんなんだろうね。正直いって意識したことないから分からないなあ。だって思ってることの方が多くて、口から出る言葉なんてほんの一部だよね。関係ない話になるけど、書いて表現しようとしたらもっと少なくなるよね。ってことはさ、結論だけ見れば本音を言っているとしても、その過程を話さない、話せないってことは、それは果たして本音って言えるのかな?」
「うーん……そう言われるとそんな気がしてきた。本音かどうかの切り分けができないってことか」
「何より問題なのは、話してる本人が分からないってことなんだと思うよ。もう一つ厄介なことを挙げると、本音だけど嘘が含まれてるってケースだよね。本人にその意識はなくても、間違ってることを話したら、それは嘘をついていると思われても仕方ないから。本音の対義語は建前だと思うけど、建前と嘘がイコールで結ばれるかっていったらそれは別の話な気がするし……。いずれにしても結論は変わらないね。本音では話してないってことになるかな」
靖也は紙ナプキンを丁寧に折りたたみながらすました顔で言った。
本音とは何か?
そんなに真剣に考える必要のない議題に対しても、真摯に対応する、対応できる、彼の度量というのか、懐の深さに改めて好意を抱いた。
「この後どうする?」
結良は彼の目を見ずに言った。
「お腹も膨れたし……パレードも無かったよね?」
「うん、この時期はやってないはず」
「僕は十分満足したよ。というか、岬の決めたプランなんだから、最後まで決めてくれていいよ」
「そう……じゃあ……」彼の目を窺う。微動だにしない、みずみずしい澄んだ瞳。
「帰ろっか」
結良は彼の返答次第ではどこかに泊まってもいいかなと考えていた。コンビニかどこかでお酒でも買って、ホテルで軽く乾杯なんて楽しそうだな、と。この際、彼が未成年であることは関係ない。二人で共有できる場がほしかった。車の中もその意味では共有だ。しかし彼女の運転の腕では、共有しているという認識を持てるはずがない。少なくとも一年以上かかるように思える。
彼女には悪友と呼べる友達はいなかった。大抵が親を持たないのだが、そのせいで人道を踏み外すような人とは友達にならなかったというのもある。親がいないことを言い訳にする人も友人候補からは除外された。
彼女の身の回りには、必然的に世間から好かれるような人ばかりが集まった。人に好かれそうな人たちが、人に好かれるように行動する。そんな周囲に流されるように生きてきた。幅が狭くて、細い川なのに、とても水は緩やかに流れる、そんな流体に身を任せてきた。
だからこそ、悪いことをしているのだというドキドキ感を味わってみたかった。全部がどうにでもなって良い、なって欲しいという諦めを知りたかった。
しかし、靖也もそちらの人間には成り得ないようだ。
ここは僕が出すよ、と強く言った靖也が支払いを済ませ、店を出た後、いつもよりゆっくりのペースで二人は駐車場に歩みを進める。隣で歩いてはいるが、この速さを生み出しているのは紛れもなく彼女だ。
肌寒くなった温度に、彼女の皮膚は収縮することで体内に熱を閉じ込めようとしていた。その都度もっと速く歩いて車に乗ろうという意思が働いていたが、どうしてか足取りが重くなってしまう。
「……あれ?」
結良はジーンズのポケットを探りながら独り言を漏らした。
「どうした?」靖也に聞こえるか分からないくらいのボリュームだったが、届いていたらしい。「……どこかで落としたのかな……?」
「え? 財布?」
「いや、免許証」
よりペースを落としながら話す。
「本当に? 無かったら帰れないじゃん。てか、レンタカー返す時に必要じゃなかったっけ?」
「それは……大丈夫だったはず。多分いらなかったと思う」
彼女は何度もジーンズのポケットをひっくり返した後、上着のポケット、そして水色のケリーバッグに手を突っ込む。つられて靖也も自分のポケットに次々と手を突っ込んでは引っ込めていた。
「見つからない……」
結良が今にもバッグを逆さにして中身を出しかねない状態だったので、
「車に戻ってからゆっくり探さない? ここで探しても一緒だよ。ってか車の方が絶対いいんじゃない? 明かりも点くし」
彼女は靖也の意見にうん、と頷くと、先ほどのペースを「速い」方向に対称移動したかのような速度で車に向かった。靖也にとっては、適度なペースといえた。
車に戻るやいなや、結良は助手席にバッグに入れていたものを丁寧に並べ始めた。靖也は助手席のシートを倒し、右後部座席側に回って乗り込んだ。
「財布の中にはないの?」
「卒業試験の時に、合宿所からもらった入れ物にいれてたの。入れ物ごと財布の中に、ってことはないと思うけど……。ああ、やっぱりないみたい」
結良は年季の入った財布を開けながら言う。声色に焦りは感じられないが、スピードがいつもの二割は速い。
それほど多くない荷物をバッグに戻す。「う~ん……どこか落としたかなあ。まさか盗られるなんてないだろうし」
「そうだろうね、人の免許証持ってても使い道ないしね」
彼女は少々大きめのため息をついた。
「これってもしかして車で帰れないパターン? 電車の時間調べようか?」
「いや、帰れるよ? うろ覚えすぎるけど、捕まらなかったら大丈夫だったはずだし」
「本当に? まあさすがに岬の方が詳しいだろうから信じるけど……」言葉を切り、笑みを浮かべながら続ける。「まあ、信じるしかないんだけどね」
「おし、じゃあ信じてもらったところで、警察に捕まらないようにいつもより慎重に運転しますか」
先ほどまで困り顔でバッグをひっくり返してた人物とは同一と思えないほど意気揚々と言った。
「それは実際遠慮願いたいけどね。てか切り替え早すぎるだろ、朝一に乗ったくるくる回るやつみたいだな」
「あ、やばい。久しぶりに完全に私の理解を超えるたとえがきた」
「たとえってのは大体言ってる本人しか分からないものだよ。正確には、ね」
靖也がしっかりとシートベルトを締めたところを見届けると、結良はシフトレバーを「D」に入れ、サイドブレーキを慎重に下ろした。
遊園地の敷地を出て、行きに走った道の対向車線側を家の方面に向かって走らせる。
彼女は教習を思い出していた。
初めて車に乗った時のことだ。『もっと気楽に、力を抜いてハンドルを持って』少なくとも二十回は教官に言われた。今まさにその時と同じような恰好で運転しているのだろうなと想像した。肩に力が入り、口を真一文字に結んでいる。応力をずっと溜め続けている状態だ。
速度を落として走っている為、必然的に彼女の後ろには渋滞ができてしまっていた。それも二車線になると解消されたが、一車線の道路をやたら遅い速度で走り続けると、逆に警察のターゲットにされるはずだが、彼女にそんなことを考えられる余裕はない。
彼女の頭には、再び紛失した免許証が支配していた。
果たして免許証はどこに行ってしまったのだろう?
マジックのように消えてしまったようにしか思えない。
確か中学生の頃だったか、国語の教科書をどこにやってしまったのか失くしたことがあった。その時もまったく見当がつかず、右往左往していたことを覚えている。
それ以来、物を失くすという経験はなかった。だからどう対処すれば良いのか分からないのかなと彼女は分析した。
せめていつ失くしたかが分かればいいのに、と彼女は考えながら一日を振り返ろうとした。車を運転しながらということもあり、とぎれとぎれの思考となるのは必然だったが、その時のジーンズのポケットを思い出しながら考えた。
しかし高速に乗って三分ほどしたところで靖也が話し出したアトラクションの振り返りに合わせるために、頭脳の大部分が仕事を余儀なくされ、免許証のことは、頭の奥隅の積極的に探しにいかないと見つけられないようなところに追いやられた。
ジーンズとは程遠い会話が繰り広げられた。振り返りの中では免許の幻影すら見えない。
靖也は彼女が免許証をどこかで落としたことを、遠回しに気にするなと言っているのだろうと思った。直接口には出さずとも、そういった優しさを振りまいてくることはこれまでにも多々あったからだ。
確かに今、このタイミングで免許証にまつわる回想をしても仕方あるまい。最悪、警察か免許センターか、どこかに紛失の旨を連絡すれば難なく解決しそうな気がする。
こうして二人で楽しいと思える会話ができる。この時間を大切にした方が良いだろう。人生は長いといっても、靖也と過ごせる時間は限られている。ずっと続けばいいと思っているけれども、実際はそうでないことぐらい、彼女は理解している。
別にどこかに泊まる必要なんてなかった。
高校生と二人で遊園地デート。
充分悪いことをしているのではないか。
逆だったら確実に犯罪だ。
もしかして、これでも犯罪だっけ?
いや、それはどうでも良いことだ。
靖也との会話を楽しもう。
彼女は素早く彼の話に合流した。




