第十二話 悪魔の歓喜
今回はかなり短めです。
悪魔視点でシンの魂がものすごく美味しそうという話です。
―――――ああ、何だろう
この甘美な香りは
ずっとずっと昔に嗅いだ香り
だが、どこで嗅いだのかが思い出せない
―――――だれだ、誰の香りだ
どこだ、どこにいる?
欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい
そしてそれは見つけた。
訪れる旅人を罠にかける為に態と操らずに泳がせていた駒が連れてきた兄妹。
その兄の方を見て、見つけた。
あれだ、あの魂だ
―――――ああ、なんて甘美で美味そうな香り
彼奴の魂はたまらなく美味であろう
彼奴の魂を喰らえば今の何倍もの力が手に入るだろう
それは歓喜に打ち震えた
極上の餌が自ら自分の縄張りに入ってきたのだ!!
―――――ああ、本当になんと甘美な魂の香り
それは直ぐに今の契約者に伝えた。
あの男の魂を寄越すのならば更なる力を与えると―――――
悪魔は舌舐めずりしながら悍ましい歓喜の笑みを浮かべていた




