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理想の世界で苦しむ私へ  作者: Miley
KENTO's story
9/13

Episode9


 ―――そして、離婚した今。


 やっぱり自分の理想とする”エリートな世界”を見ずに人生を終わらせるわけにはいかない。

 そう思うと、頭の中に様々なパズルのピースが散りばめられる。


 どうしたら、あの界隈の人たちと出会えるのか……


 まず、自分自身がその世界の住人になることは現実的に無理だった。学歴も、職歴も、スキルも、何もかもが足りない。今から時間をかけて資格取得や実績を積んだとしても、何年かかるだろう……そんな悠長な時間は私にはない。


 なら、最速でその世界に触れる方法は……と考えたとき、目に留まったのが各地で開催されている「街コン」だった。



 年収800万以上、身長175cm以上、大手企業勤め。

 士業や医者が集まるパーティー。



 私は片っ端から様々なイベントに参加した。100人規模の立席パーティーや、1対1の着席型、公園で開催されている夜のライトアップ散策イベントなんかにも積極的に出向いた。


 しかし、現実は甘くない。街コンに参加しないと出会いがない人たち……自分で言うのもなんだが、「でしょうね…」と思わずにはいられないほどの殿方ばかりだった。


 名だたる大学を出て、有名企業に勤めている――それだけで目標は達成できるはずなのに、人として惹かれるような出会いはなく、私が見たかった世界の人ってこんなもんか…といっそ諦めもついた。


 条件が当てはまっていても、会話が成り立たなかったり、終始仕事や車の自慢話ばかりだったり、会って1時間も経っていない男性に「あー、君こういうタイプね。大体わかってきた。扱える」と言われたときは、ここのコーヒー代は絶対出してもらおうと誓った。


 何ヶ所かでパーティーに参加していくうちに、私は婚活がしたいわけじゃなくて、まだまだ”恋”がしたいんだと目的が見えた時、この場では叶えられそうもないと思い、一旦戦略を練るため最後に一件だけ参加して休憩しようと都内のパーティに参加した。


 そこで、一人の男性と出会う。

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