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あれからまた、数日が経った。


その間俺やジュードがしていた事っていやぁ……。


まぁ、具体的には何もねぇ。


何の用がなくったってミーシャに電話でもしてみようかとも思ったが、何だかんだと理由を付けて出来ずにいた。


電話をかけるにゃゴルドーかヘイデンとこに行って借りるしかねぇし、その理由が『ミーシャの声を聞いてぇから』じゃ、何だか格好がつかねぇ。


ミーシャだって今はアルフォンソの事で頭がいっぱいだろうしよ……とまぁ、こんな感じだ。


そんなこんなで結局はただただユークの帰りを待ってた訳だが──。


「〜リッシュくん!

とうとうお待ちかねのユークリッドさんが帰ってきたぜ!!」


「ついさっき街の外でユークリッドさんの姿を見たって奴がいてさ。

そのままゴルドー商会に向かうハズだよ!」


との(相変わらず俺の警護(?)についていた)ラビーンとクアンからの情報を得て、俺、ジュード、犬カバの三人ですぐにゴルドー商会へ向かった。


そーして丁度、商会の少し手前辺りで──


「〜ユーク!」


長い事待ち侘びたユークの姿を見つけ、俺はガキみてぇにバタバタと走ってきてユークの元へ行く。


久々に──つってもまぁ、一、二ヶ月くらいなモンだが──見たユークの姿は、いつもと全く変わりなかった。


ノワールへの長旅で、しかも結構命がけの潜入捜査だったはずだろ?


やつれて帰ってくるんじゃねぇかと思っていたが、そいつは余計な心配だったみてぇだ。


俺の呼びかけに、ユークはいつも通りの余裕さで軽く笑みを見せる。


「──リッシュくん。

ただいま戻りました。

それから──君がジュードくんですね。

話はボスから聞いています」


ユークが俺の後ろから追いついたジュードの姿を見て言うのに、ジュードが小さく首肯して挨拶する。


と──


「クッヒ!」


俺の事を忘れるな、とばかりに犬カバがユークに訴える。


ユークはそれにも軽い笑みを見せ、


「──犬カバくんも」


と付け加える。


その間にも俺が話を聞きたくてうずうずしてる事を分かってんだろう、ユークは言う。


「今から丁度ボスに報告に上がる所です。

一緒にいかがですか?」


問われて俺は


「──ああ!」


と勢い勇んでそう即座に返事したのだった──。

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