帰宅
40話・・・・・・
ここまで来てしまったか、防衛隊よ。
他の投稿者様の投稿数を見るとまだまだ少ないほうですが、まだまだ書いていきますよ!
(『おい相棒。そういえばなんだが・・・・・。
母さんにこんな時間になるって言ったか・・・?』)
「・・・・・・・・・・・・まあ今帰ってるしいっか。」
(『まあ、今更だよな。)
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
『自宅上空、到着いたしました。』
(お、ついたか。)
(『あんな高さからここまで30分はええな。』)
(これからの移動、これでいいんじゃねえか?)
(『お前もう忘れたのか?あんまり使いすぎるなってゆってただろ。』)
(わぁってるって。言ってみただけだ。)
(『てか、普通に生活してて日常的に使うって機会、あんまねえと思うけどな。』)
なんだかんだこいつと話していたら30分あっという間で、
気づけば家の上空に着いたという。
窓の外を見てみると、見慣れた景色が広がっていた。
「降りる。扉を開けてくれ。」
『分かりました。それでは開きますので足元ご注意ください。』
「は?」
小型艦内中央に立って指示を出していたので、忘れていたが、
この機体に入るときはそこが開いていたのを思い出す。
突然足元が開き、体が空中へ投げ出される。
「ちょっ!!!」
上空15mの距離から落下。
まずいと思い、どうするか考えるも地面に近づくのが思った以上に速い。
「相棒!!!」
(『わぁってる!!大声出すな!!』)
瞬間的に体をオーラが包み込み、衝撃を和らげるために体を守る。
地面が近づいてきたタイミングでどうしようもないと思い、目をつむる。
心配したのも束の間。
地面にぶつかる直前に体が空中で止まる。
止まったかと思うと、すぐ効力がなくなり地面に激突。
(隊長から送ってもらったときはこんな思いしてねえぞ・・・)
(『どうゆう原理だよ・・・』)
「ったく・・・」
降り立ったのは家のすぐ近くの道。
幸い、道には誰もいない。
見られていないようだ。
きょろきょろと周りを見渡し、
大丈夫だなと確認したところで家の方向へと足を向ける。
玄関に到着すると、何故か少し深めの深呼吸。
怒られるかも・・・と思いながら少し億劫になる。
(『こーいうところは意外とまじめなんだよな~』)
(おい、聞こえてんぞ。)
(『あ、わりいわりい。』)
扉を開け、家の中へ入る。
時刻は夜の10時30分を回っていた。
「た、ただいま。」
リビングからバタバタと母さんが出てくる。
「愁!」
俺の姿を見るも何か言いたげな表情だったが、
すぐ安心したような表情になり、一言。
「おかえり。」
「ただいま。」
そのあと父さんと楓も出てきて、
楓はモノ申したいような表情だ。
「兄貴!!心配させんな!!」
「わ、わりい。」
「またあの時みたいに死にかけなんてことになってたら許さないよ!!」
「お、おう。」
「愁。うちの女性陣を心配させんなよ。後が怖いからな・・・?」
「正弘?」
「あ、ご、ごめんよ母さん。そんなつもりで言ったわけじゃ・・・」
「1週間お菓子禁止。」
「ちょ、ちょっと!」
いつもの家。
いろいろあったものの、帰ってくる場所があると安心する。
自分にはここしかなかった。
いや、今までは全部に対してどうでもいいと思っていたものの、
あの事件からやはり変わっている。
心境の変化なのか、少し周りが明るく見えてきているようだ。
部屋に荷物をすべて置きリビングへ戻ると。
「愁。ごはんたべた?」
「まだ。」
「チンするからまってなさい。」
夜ご飯をたべわすれており、
いつもより遅いながらも、ご飯をかきこむ。
食べ終わると、シャワーを浴び、寝る準備をする。
自分の部屋に戻り、疲れていたのかベッドに入るとそのまま気絶するように眠りに入った。
・・・・
・・・・・
・・・・・・
『おい。こっちだ。』
「・・・・・・・・・・」
あいつがまた目の前にいる。
今日は学校の教室を再現したようだ。
「今日疲れてんだ。明日にしてくれよ・・・」
『分かってる。ちょっとだけ話したくてな。」
「なんだよ。めずらしいな。」
『俺だって面と向かって話したいこともある。』
いつもより真剣な表情でこちらを見る。
何を考えているのか分からないが、とりあえず話を聞くことにする。
『なあ、俺思うんだ。
お前の中で生まれて、自我をもってこうして人の姿をとることができる。
俺自身、まだそこまで自分のことを理解したわけじゃない。
できること、できないこと。
これからも、愁。お前と歩んでいくつもりだ。』
「なんだよ改まって。気持ちわりい。」
『ムカッ。・・・・・・・・・・まあ待て俺。これは正当な権利だよな。』
一人でぶつぶつ言いながら、覚悟を決めたように目を見つめられる。
『俺の名前をそろそろつけやがれこの野郎。』




