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侵略者防衛隊、全拠点集合

いつもより、少し遅れてしまった・・・・

不覚・・・

金剛隊長とともに、急ぎ足で向かうのは移動艦の発着場。

速足で歩く隊長についていくのに必死だ。

道が入り組んでおり、気を抜けばはぐれそうになる。


「愁君!なぜ君を呼んだかわかるか?」


急ぎ足の中、前を向きながら話しかけてくる金剛隊長。


「ああ。な、なんとなくは」

「よし。あのロボットについての緊急会議が全防衛基地に通達された。

運がいいのか悪いのかわからないが、アメリカに向かう。

何か聞かれると思う。君も準備しておいてくれ。」

「わ、わかった。」


そして到着したのはいつもの小型艦に乗り降りする場所ではなく、

少し大きめの移動艦が止まっている発着場に到着。

今回乗る移動艦の外観は少し豪華な雰囲気であった。


隊長が移動艦搭乗口にあるスクリーンで少し操作すると、

移動艦と、搭乗口のドアが開き、中へ入れるようになる。


「愁君、中へ」


金剛隊長に言われ、中に入ると、

いつも乗っている小型艦より内装が豪華で、座席数も多い。

WEB上でしか見たことないが、プライベートジェットの内装のように、

白を基調とした内装に、ラグジュアリーな椅子と机がある。

とりあえず座席に座ろうかと考え、奥の座席へと座る。


「あ、愁君!もっと手前の座席に座っていてくれ!」

「なんでだ?」

「今回は3人で会議に向かうが、その前に情報共有しないとと思ってな。」

「そ、そうか。」


俺が入った後ろから金剛隊長も機内へ入ってきた。

指示を出すと移動艦前方にあるスクリーンに向かい、操作している。

遠目からでも、目的地を設定しているのがわかる。


そこから少しすると、1人の男が入ってきた。


「待たせたな。」

「総司令。ご苦労様です。」

「早速向かおう。我々だけが遅れるわけにはいかない。」

「わかりました」


そういって入ってきたのは1度聞いたことのある声。

3番隊の防衛戦を初めて見たときに一言鼓舞を入れていた人。

アマテラス防衛基地の一番偉い人。総司令こと、佐藤賢治その人であった。

服装は防衛基地アマテラスのエンブレムをあしらった服。

170センチ程の身長で、きっちりとした格好に洗練された地位の高さが表現されていた。

その見た目に自然と目を奪われていた。


そして、金剛隊長が移動艦を操作した後、機体は動き出す。

この機体も自動運転なのか、隊長も座席へと座ってから、話し始めた。


「総司令。紹介します。

今回防衛隊に入隊した粟生屋愁君です。」

「あ、ど、どうも。」

「ああ。もちろん話には聞いている。

君の情報もデータとして記載されている分は目を通している。

君たちのような若い子達がこれからの希望だ。

何かあれば言ってくれ。できる限り改善策を講じるつもりだ。」

「ありがとうございます総司令。

早速ですが、情報共有をします。

ご存じだとは思いますが、もう一度話し合ったほうがいいと思いまして。」

「フッ・・・さすがだな、はじめ。」

「や、やめてくださいよ。愁君の手前、かっこつけさせてくださいよ。」


はじめは固い雰囲気だなとおもっていたが、

金剛隊長が頑張っていただけのようだった。

急に場が和みはじめ、一気に話しやすい雰囲気へと変わる。


「改めて教えてくれ。君たちが直接見た奴を。」


そして移動中の艦内。

3人で情報共有をしながら目的地へと向かう。



・・・・・

・・・・・・

・・・・・・・



移動速度は早く、20分ほどで防衛基地スターへと到達した。

到着後、移動艦の扉が開き、基地の中へ入れるようになる。


移動艦から基地へ入り、スター基地の発着場に足を踏み入れる。

部屋から出るために、扉の前に立つと、スピーカーから声が。


『賢治じゃねえか!』

「ジェイク。久しぶりだな」

『早くボードルームへ来い!扉はこちらで開けておく!』

「わかった。」


少しの会話の後、扉が開き、中へ入れるようになる。

迷うことなく、総司令が進むので、後ろをついていく。

少し歩き進めた後、目的地に到着したようだ。

扉を開けると、初めて見る円卓。

すでに何人か座っていたり、顔を合わせて話しているようだ。

3人で部屋に入ると、突然話しかけてくる人物が。


「ミスター佐藤!お元気ですか。」

「マルコさん。お久しぶりです。」


総司令に話しかける人物はシンプルながら気品を感じさせる服装に身を包み、

気品ある服にも負けないほどのイケオジ。

トネリコのエンブレムを胸に携えた人物。


「お変わりないようで。はじめさんもお久しぶりです!」

「お元気そうでよかったです。マルコさん」

「ところで、後ろの君は?」

「紹介します。アマテラスのニューフェイス、愁君です。」

「おお!よろしく!私はマルコ。防衛基地NO.2で総司令を任されている。

今度、我々の基地に来るといい。いいものを見せてあげるよ。」

「お気遣いいただきましてありがとうございます。

あと2人新人がいますので、一緒に伺わせます。」

「きっと楽しいですよ!

そうだ。レオ!アンナ!こっちへ!」


呼びかけると、こたえるかのように早足で向かってくる2人。


「あ!お久しぶりです!お2人ともお元気そうで!」

「お久しぶりです。みなさん」

「レオさん、アンナさんもお変わりないようで。」

「やめてください。私にさんは不要ですよミスター佐藤。」

「レオさん。そういうわけには行きませんよ。

トネリコの主力が謙遜しないでください。」

「お恥ずかしい。ところでその子は?」

「私も気になっていました。」

「紹介します。アマテラスに所属したばかりの新人。愁君です。」

「よ、よろしく・・・」

「はじめまして!俺はレオ、彼女はアンナだ。よろしくな、シュウ。」

「よろしくね。シュウくん。」


まぶしいほどの美男美女。

レオは30代とのことだが、年齢を感じさせない若々しさがある。

アンナは20代のようで、経験のためにこちらへ来たようだ。


「愁君とあと2人新人達がいるみたいで、

今度基地に誘ったから君たちが案内してやってくれ。」

「わかりました!また日にち調整しよう。」

「私もその時にいろいろと教えてね。」

「ミスター佐藤、すまないな.。少し長く呼び止めてしまって。

私たちはこのあたりで。円卓会議が始まってから詳しく話し合おう。」

「ありがとうマルコさん。

さて、我々もほかの人たちに挨拶するとしよう。」


トネリコ基地の3人との挨拶を済ませ、別れる。

ほかにも3人であいさつに回り、何気ない会話と俺について紹介してくれた。

スター基地のジェイク。今回戦っていた4人。

ベルーハのゾルタン、リー、ニコラス。

サーペントのジャック、ノア、ソフィ。

バビロンのハムザ、コフィ、アイシャ。

ハナクのカミラ、トマス、ガブリエル、アントニオ。

コキュートスのトニー、ジャマル、ルーサー。


全員に挨拶を終え、少しするとジェイクが大声で話始める。


「すべての基地から忙しいところ、よく集まってくれました!

本日、数時間前、スター達が戦ってくれた相手について、皆さんと情報共有。

並びに、対策について会議を行いたいと考えています。

皆さん席についてください!

皆さんから、意見をきかせてください。」


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