スター達!防衛開始!
「さあ諸君、踊ろうか」
敵ロボットが立ち上がり、4人に目線を向ける。
右手に持っていた杖をコツンと機体に当てる。
すると敵宇宙船下半分が変形。
姿を変え、砲台が5基出現した。
切り替わると同時に砲台がエネルギーをチャージ。
数秒もしないうちに5基から発射される。
「俺がでる!」
ガーディアンが叫ぶ。
皆の正面に立ち、唱える。
『シールド!!』
ガーディアン正面に大きく透明な壁ができる。
直後、相手から発射されたレーザーと接触。
レーザーは5秒ほど照射されるも、貫通することもなく耐えきった。
「なるほど。すこしやっかいですね」
「軽口叩いてられんのも今のうちだぜ!」
「私がやるわ。あの砲台つぶすからあと頼んだわね。」
「了解だブライト。俺は本体をやる。セブンは周り警戒してくれ。」
「わかったぜスター。」
”ブライト”ことダナが動き出す。
彼女のオリジンはその二つ名の如き光。
光を凝縮することにより放射できるレーザー。
そのレーザーを持って敵の砲台を破壊しようとする。
光の速度で宇宙船の真横に移動。
一気に5基破壊できるよう横からの攻撃を試みる。
親指、人差し指、薬指の先端。
『光よ、集まれ!!』
白く輝く光が3本の指の先端に集まる。
凝縮、凝縮、凝縮。
光を集めて密度を高める。
1つの攻撃で貫通し、破壊できるよう。
「貫け!!!」
そして放たれる光のレーザー。
目に負えないスピード、光の速さで貫くレーザーは、
砲台5基を優に貫通。
貫通した箇所と周りは高熱に耐えきれず溶けている。
「さすがブライト!俺も負けてられん!『メテオ!!』」
防衛基地スター、基地の名前にもなっている二つ名、”スター”。
彼が筆頭。最強たるゆえん。
オリジン”メテオ”。
流星である。
彼自身が流星となり、触れたものすべてを激しい爆発と衝撃波により破壊する。
地上で暴れれば確実に殺戮兵器となっているであろう能力。
敵に照準を定め、動く。
彼の周りには衝撃波が走り、体全体が光始め、輝く流星となる。
敵ロボットは咄嗟に危機を察知し、宇宙船より離脱。
体から複数の腕が生えてきたと思うと、手のひらで小規模爆発を起こし、緊急回避に成功する。
しかし、スターの通り過ぎるだけで発生する衝撃波からは逃げ切れず、
吹き飛ばされる。
敵が載っていた宇宙船はスターがメテオにより破壊。
ロボットは宇宙空間に体一つとなる。
「しくじりましたね。まさかこれほどとは・・・」
「悪いけど逃がさないよ。さっき言っていた目的について聞かないといけないからね。」
ここで”セブン”ことビリーが登場。
彼が現れたと思うと、視界には3人同じ容姿をした人物が・・・。
周りを見渡すと、合計7人が周りをかこっていた。
そう。「セブン」とはその名の通り7人への分身能力である。
それぞれが本人とまったく同じスペックで身に着けているものもコピーする。
「私もここまでですか・・・」
「観念してお縄に付きな。」
「・・・・フフ・・・・・・・アハハハハハハハハハ!!!!!」
「なに!?」
「実に面白い。やはりどこの星に行っても、どいつもこいつもあまいですね!!」
右手に持っていた杖を掲げる。
すると突然ロボットを中心に球体が形成され、囲うように空間がゆがむ。
「そうですね。ここで自己紹介でもしときましょうか。
私達のことは”タロス”とお呼びください。
地球では人型ロボットのことをそう呼ぶのでしょう?
いい響きです!素晴らしい!!」
自分の発言を誇らしげに、自慢げに叫ぶ。
「今日のお遊びはここまでです。
楽しかったですよ。次会うときはせいぜい頑張って抗ってくださいね。
アハハハハハハハハハ!!!!!!」
タロスを囲んでいた空間のゆがみが強くなり、捻じ曲がる。
ねじ曲がりながら小さくなり、そのまま何もなかったかのように消えた。
「・・・・・・・なんだったんだ・・・・。」
「スター。ちょっと俺寒気がするぜ。」
「ああ。かなりまずい気がしてきたな・・・」
『聞こえるか!!俺たちも現状を把握している!即刻各拠点と情報共有だ!』
「クソッ!!油断した!」
「セブン。話は戻ってからよ。私も油断したわ。」
「とりあえず戻るぞ!話はそれからだ。」
「「「りょーかい!」」」
4人は戦闘服に搭載されている帰還ボタンを押す。
すると体が防衛基地へと吸い込まれ、早々に基地へ戻ることに成功する。
出撃の際に出てきたハッチにたどり着くと、
自動的に開き、中に入れるようになる。
4人とも入ると、自動的にハッチが閉じ、準備室へと戻る。
すべての着替えを終え、スター基地、オペレータールームへ。
「皆、よくやった。とりあえず撃退はできたということだな。」
4人に話しかけてきたのは、先ほどの無線でも会話をしていた、
防衛基地NO.2の総司令。ジェイク・ジャッジ。
整えられた髭。スキンヘッドに近い髪型。
ガタイのいい体つきで、身長は190㎝はありそうだ。
「J2、あれは撃退したんじゃねえ。こっちの戦力、情報を渡しただけだ。」
「そう考えると痛いわね。全員能力見せちゃったわよ。」
「終わったことを考えるな!とりあえず今後のことを話そう。
とりあえず緊急で会議を開く。実際に顔を合わせて話し合いたい。
皆、参加してくれ。」
「ちょっと待て、おれぁカミさんに頼まれごとされてんだよな・・・」
「ガーディアン・・・・今はそれどころじゃねえだろ。しっかりしてくれ。」
「わぁってるよ。ちょっと連絡してくるわ。」
「おいおい、大丈夫かよあいつ・・・」
「嫁のエミー、こえーからな。仕方ねえよ。」
「奥さん立場強すぎんだろ。」
「お前ら!とりあえずボードルームへ行っといてくれ!
ほかの基地へは俺が連絡しておく!」
「「「りょーかい」」」
ガーディアンをのぞく、3人が重役専用会議室へと足を運ぶ。
そしてJ2こと、総司令ジェイクは各基地へと緊急要請。
8つの基地。すべての総司令含む人物が、一つの場所へ集まる。
その時が来た・・・・。
◇ ◇ ◇
防衛基地アマテラス。
急ぎ足でリクライニングがある会議室へと向かうのは、
3番隊隊長、金剛元。
到着するや否や、ドアを開き、呼びかける。
「愁君!!いるか!?」
「え!?なんや!?」
突然の大声に朔が驚く。
愁は呼ばれた人物に振り向き、何事かと思うも、すぐ察した。
「愁君!来てくれ!君の力が必要だ」




