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舞台裏の話

どうも、読んでくれてありがとうございます。

今回は梶井基次郎(通称もっさん)の『桜の樹の下には』をテーマに1本書いてみました。


このお話、本来は最初に「AIに書かせた全文」を見せたかったんですよね。

1話目に「作者が落ちていく話をAI自体に書かせる」というギミックをしかけ、2話目でネタばらし、3話目で私が書いた作品を見せる、という形です。

というわけで、まず自分で書いたあと、プロンプトを作成し、ChatGPTちゃんにお願いしました。

(最初に他人の完成品を見ちゃうと、先入観出ちゃうからね。もちろんAIにも、私の出来上がり作品は見せずに書いてもらいました)


じゃあなぜそうしなかったの?という理由なんですが。

……簡単なことで、AIのお話は無難すぎて面白みがないなと感じたからです。

一応お互い読み合った結果、AIの作品って無難でまあよく書けてる。でも毒がないよね。という話で落ち着きました。


とはいえ、せっかくなので彼女の書いた作品もご覧ください。


今回お願いした設計書は以下の通りです。実際の作品は、次話になります。

原文含め、3種読み比べていただけたら面白い発見があるかもしれません。ではどぞー。



※原文は、青空文庫を基に、後年削除された最終章を追加したものを使用しています。

以下Wikipediaより。


『――それにしても、俺が毎晩家へ帰つてゆくとき、暗のなかへ思ひ浮んで来る、剃刀の刃が、空を翔ぶ蝮のやうに、俺の頚動脈へかみついてくるのは何時だらう。これは洒落ではないのだが、その刃には、

 Ever Ready (さあ、何時なりと)

と書いてあるのさ。』


――――――――――


※まず原文を貼り付ける。


【小説執筆依頼】

直前に貼った、梶井基次郎「桜の樹の下には」の原文を基に、パロディ小説を創作しろ。

タイトルは「小説家になろうの下には屍体が埋まっている」

書き出しの一文は「小説家になろうの下には屍体が埋まっている!」


【大前提】

①直前に貼った原文の、全段落・全文を利用すること。

②以降の指示に従って、単語、文章、展開などを置き換えること。

③可能な限り原文に言葉遣いなどを合わせること。

ただし、現代文で不自然な言い回しや単語は変更を許可する。読みやすさを考慮した改行も、許可する。

以下の指示では、特に「原文」と「パロディ」の取り違えに注意すること。


【内容の方向性】

単純な単語の置き換えではなく、原文の構造を可能な限りトレースした置き換えを行うこと。

以下に大枠の構造を示す。


・原文の構造

桜の美しさになぜか不安を感じる。

剃刀 の話は、家=安心できるものと、剃刀=不安な物の対比を、美しさと憂鬱の対比に見せている。

美しさを素直に受け取れず、屍体という醜いものとの表裏を疑う(美しさの不安は桜自体よりも、「俺」の内面から来ていることに留意)。

真っ盛りの花の美しさ、いわば本質を確認するが、それでもやはり美しさを信じられない。

強い妄想で、自身の感覚を正当化しようとする。

谷へ下りて現実にウスバカゲロウを見て、自身の感覚について歪な納得を得る。

やはり自分の感覚、考えは正しかったと思い直し、自身に語りかける。

自身の憂鬱の確立、そして憂鬱の肯定。納得。それがあるからこそ、心はバランスが取れる。憂鬱を確かなものとしたことで、逆に自身に救いが生まれる。

花見の酒、急に俗物的なものに落ち着くが、自身が納得した、または自身を納得させたうえでの安心でもある。

――それでもやはり、不安が完全に消えたわけでは無い。結局いつまた陰鬱のふちに自身が落ちてしまうかはわからない。



・パロディの構造

小説家になろうの上位作品に嫉妬を覚える青年が主人公。

上位作品は数々のなろう作家の屍(比喩)の上になりたっている、大量の有象無象作品の上に成り立っていると思わねば、納得できない。

小説を書く上で、「自分の良さ」よりもテンプレートやAIの意見が頭によぎる。

芸術作品は素晴らしいものだ。だが、それを意識してもなお陰鬱さは増すばかり。

妄想じみた他責思考に陥る。結局優劣を決めるのは、人の評価。読みやすいテンプレート展開で大衆を集めたもの。出来よりも宣伝なのだ。

多数の作者・読者をものの様に積み上げ、その上に成り立つという考えでの、「屍体が埋まっている」。

お前も同じようにすれば楽になるという囁き。

二三日前、サイトを覗いていた。流行り作品のなかで、奇妙なものを見つけた。

それは人間味の無い、無機質な大量生産品。AIによる作品。だが、大量のなろう作家という資料の寄せ集めでもある。

これこそが自分の探していたものだ。

小説家になろうのサイトには、もう自分の喜びはない。成功体験が必要だ。それが合って初めて、自分は歩き出せる。

不快だし憂鬱だが、暗い欲望で犯行(AIの使用)に手を染める。

今こそ自分は、他のランキング作家と同じように笑えそうな気がする。

(ただしこの時点ではあくまでも暗い妄想であることに留意)

――それにしても、AIを使うようになって、文章がとんと書けなくなった。

 Already Late (もう、手遅れだ)と言われているようだ。


【その他】

細かい単語については、文脈から適切と思われる単語を自由に選んでよい。

「小説家になろう」という単語、それに関係する固有名詞、作品名などを入れてもよい。

置き換える・置き換えないの判断も自身が行うこと。


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