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キミの傍にいてもいい?駄目かな?  作者: @ナイトホーク
番外編 彼女たちの過ごし方は?編
23/52

華怜の休日


今日の午前。部活の練習を終えた私は、一度自宅に帰り着替えてお出掛けです。

 どこに向かうと言いますとここ。

「たくさん並んでいますね。長蛇の列です」

つい最近オープンしたラーメン屋さんです。まだ、オープンして間もないのにこんなに並んでいるなんて、とても美味しいのですね。さっそく並びます。


――30分。1時間。1時間半。


「ふぅ。やっと先頭になりました」

ここのお店は、豚骨ラーメンがイチオシらしく来店するお客さんは、ほとんど豚骨を頼むらしいです。

「お待たせしました。何名様でしょうか?」

「1人です」

「こちらへどうぞ」

お店の中は、カウンター席のみで20人ほど入れるみたい。

「ご注文は?」

「豚骨ラーメンでトッピングに……メンマ、コーン、バターでお願いしますわ」

「はいよ!」

少しぽっちゃりした店長が大声で返事をして下さり、手際よく作業に取り掛かる。店内にこだまする機械の音や麺を湯切りする音、お客さんが麺をすする音。

「休日って本当にいいですわ」


「はい!どうぞ!」

4,5分後。私の前に現れた豚骨ラーメン。

「いい匂いです」

先にスープ派の私。一口飲むと。

「わぁ~。とてもいいです」

豚骨。そして、トッピングにバターを入れているのに、そこまでコッテリしてないところがなんだかいい。初めて。

 続いて麺。外見は、綺麗なストレート麺。勢いよく音をたててすすり、口の中で味わい飲み込む。

「いいですわ。美味しい」

スープと麺が絡み合い飲み込んだ瞬間に、香りが鼻から抜ける。

「こんなに美味しいラーメンを食べたのは、久しぶりです」



そのあと、替え玉を2つ注文しとても堪能した私。時計を見るとそろそろ時間なのでお店を後に。

「ご馳走様でした」

このお店は、私の中でトップ3に入りますね。

「さて、服を買いに行きますか」

服を買い終わったらどうしましょ。他のお店を回るのもいいですけど、1人じゃやっぱり寂しいですね。

「優孝を呼びましょ」

携帯。携帯。……あれ、忘れてしまったみたいです。

「これでは、呼ぶことが出来ません。残念です。仕方ないですね。1人で過ごします」

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