カルネの休日
「休みですか?」
優孝様に呼ばれた私とミーヤは、突然休みを取れと言われた。
「そうだ」
「それは、クビという事ですか?」
「え?違う違う。ずっと働きづめだから少しは、自分の事に時間を使ったりしたみたりだよ」
な、なんだビックリした。
「ですが、よろしいのですか?」
「いいんだよ。今日は、一日休み。屋敷の中の掃除は、駄目。いいね?」
そういうことでとりあえず部屋に戻り……することが思いつかない。
「ミーヤは、何をしているのだろう」
優孝様の部屋を出るなりスタスタと歩いて行ったが。
「あ、そうだ」
久々に洗車をしよう。最近、雨が少ないから車体が汚れていたのが気になっていたんだ。
「即行動」
屋敷の中の掃除は、駄目と言われたけどそれ以外なら大丈夫なはず。
ガレージを開けてっと。えっとリムジンの方は、大丈夫だね。愛車の方をしないと。
「キー。キー。あった」
――ブォオオン。
「いいね。今日のエンジン音」
庭に出して……この辺でいいかな。よいしょ。さてやろうか。まずは、軽く水で流してっと。
――5分後。
「はぁぁん。いい天気の休日で愛車を洗車。いいわ」
太陽で反射するボディー。キラキラ。コーティングもしっかりしないと。……う~ん。せっかくだから車内も綺麗にしようかな。汚れとか臭いとか少しでもあったら、優孝様の体調を崩しかねない。もしそれが原因だったら……考えただけでも頭が痛くなる。
「考えるな!今は、洗車だ!」
「フンフン。というか、ミーヤ何処に行ったんだろう」
さっきガレージ開けた時、ミーヤのバイクがなかったけど、どこに行ったのだろう。
「……思いつかん。また、どこかの清掃活動にでも行ったのか?それとも、買い物?まさか1人で遊ぶのはないだろう」
そんなことを思いながら後部座席の窓を拭いていたカルネ。すると、遠くからミーヤのバイクの音が聞こえてきた。
戻ってきたミーヤは、華麗にヘルメットを取りバイクの中から何を買ってきたのか、袋を持って歩いていく。その表情は、何かを楽しみにしているように見える。
「何買ってきたんだろう」




