表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
20/23

第二十章:逃げ帰る家族と遠くの煙

オリジナルの映画の映像と脚本から、AIの力を借りて小説を作っています。

映像と脚本にはAIを使ってはいません。

映画に興味のある方はAmazonプライムビデオ他で配信しています。

もしも僕の彼女が妖怪ハンターだったら。。。(仮)

BOXX

https://vodbox.stores.play.jp/programs/9679e871-e973-4716-8157-47da2e97d789

U-NEXT

https://video.unext.jp/?td=SID0197671

Amazonプライムビデオ

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0GN3Y6DZL/ref=atv_dp_amz_c_TS5124c5_1_6?jic=16%7CCgNhbGwSA2FsbA%3D%3D

すっかり日の落ちたキャンプ場。周囲が静寂に包まれる中、伊坂家の車がある駐車スペースだけは慌ただしい空気に満ちていた。

車のトランクをあけ、夏生が大きな黒いスーツケースを抱え上げて悪戦苦闘している。

「あー重いなー。何入ってんだこれ。よいしょ」

なんとかトランクに荷物を押し込む夏生の傍らで、奈美は腕を組み、苛立ちを隠そうともせずに急かした。

「あなた早くして。こんなとこちょっとだって居たくない。さっさと帰るわよ」

狐巫女に襲われた恐怖がまだ冷めやらないのだろう。彼女の視線は落ち着きなく周囲をさまよっている。奈美は後部座席の方へと声をかけた。

「さくらちゃんも、早くして」

「ママ、ちょっと待って」

車に乗り込もうとするさくらに、夏生が確認をとる。

「閉めるぞさくら」

さくらが後部座席に乗り込んだのを見て、夏生はドアに手をかけた。

「よし、はいドア閉めるよ」

「はーい」

ドアをバタンと閉めると、夏生自身も運転席へと回った。

「よいしょ。よっこらしょっと」

エンジンがかかり、ヘッドライトが暗い木々を照らし出す。車は急発進し、逃げるようにキャンプ場から走り去っていった。 暗い山道を走りながら、ハンドルを握る夏生がふと安堵したような声で呟く。

「いやー、意外に楽しかったなー」

緊迫した状況にまったくそぐわないその呑気な感想に、助手席の奈美が鋭い声で凄んだ。

「はぁ?」

妻の怒気を含んだ声に、夏生は慌てて前言を撤回する。

「ううん、安全運転で帰る」

そう言うと、夏生は黙々と前だけを見てハンドルを握り直した。

一方、同じキャンプ場の川辺。 暗い河原では、良一、真菜、美紅の三人が水切りをして遊んでいた。

「せーの、よい!」

良一が手首のスナップを効かせて石を投げる。水面を石が跳ねる音を楽しむ彼らのもとへ、翔太が血相を変えて駆け寄ってきた。

「みんなー」

ただならぬ声のトーンに、三人が一斉に振り返る。

「ん?」 「遠くで煙上がってる。火事かもしれない」

翔太が指さす方向を見ると、確かに遠くの山の向こう、真っ暗な夜空に不気味な黒煙が立ち昇っているのが見えた。

「え?」 「ほら」

良一が驚きの声を漏らし、翔太が煙の出所を改めて示す。

「え?何、火事なの?」

不安そうに尋ねる真菜に、良一も首を傾げる。

「いや、山火事?わかんないけど」

不穏な空気が漂う中、美紅がハッとして辺りを見回した。

「大和たちは?」

「まだ戻ってきてない」

真菜の答えに、翔太の顔にさらに焦りの色が浮かぶ。大和、雛、そして七海の三人は、あの煙が上がる方面に向かったまま戻っていないのだ。

「知らせたほうがよくないか」

「手分けして探すか」

良一と翔太が顔を見合わせ、すぐさま行動を起こす。

「うん。ねえ、あっち行こう」

真菜が美紅を促し、四人は二手に分かれて暗いキャンプ場を駆け出した。 煙の上がる不気味な夜空に向かって、翔太が大声で友の名を呼ぶ。

「やまとー!」

彼の声は、静かな山の暗闇にどこまでも吸い込まれていった。

最後までお読みいただきありがとうございます!

もしよろしければ、ページ下部の【☆☆☆☆☆】から作品への応援をお願いいたします。皆様からの評価が一番のモチベーションです! (ブックマークやご感想も大歓迎です!)

それでは、次回のストーリーでお会いしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ