表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
14/23

第十四章:波乱のキャンプの幕開け

オリジナルの映画の映像と脚本から、AIの力を借りて小説を作っています。

映像と脚本にはAIを使ってはいません。

映画に興味のある方はAmazonプライムビデオ他で配信しています。

もしも僕の彼女が妖怪ハンターだったら。。。(仮)

BOXX

https://vodbox.stores.play.jp/programs/9679e871-e973-4716-8157-47da2e97d789

U-NEXT

https://video.unext.jp/?td=SID0197671

Amazonプライムビデオ

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0GN3Y6DZL/ref=atv_dp_amz_c_TS5124c5_1_6?jic=16%7CCgNhbGwSA2FsbA%3D%3D

緑豊かな山林のキャンプ場。澄んだ川のせせらぎが心地よく響く中、大和たち一行の女子たちは賑やかにテントの設営に取り掛かっていた。

「これ組み立て方、これで合ってんのかな」

「どこだっけ」

「あったあった、これこっちで」

女子たちが説明書と格闘しながらテントのポールを組み立てている一方で、男子たちは全く別のベクトルで汗を流していた。

大和は、おもちゃのライフルやハンドガンを構えた友人たち――鈴木良一たちからの一斉射撃ごっこを受け、大げさに身をよじって逃げ回っていた。「やべっ」と、童心に帰ったようにはしゃぐ男たち。

「なんでお前ら、俺ばっかり狙うんだよ!」

翔太の情けない声が、木霊となって山に響いた。

そのすぐ近くの河原では、別の家族連れが陣取っていた。 父親の伊坂夏生は上半身裸に水中メガネ、手にはヤスという完全なる漁師スタイルで気合をみなぎらせていた。

「さくら、今晩の魚いーっぱい獲ってくるからな!」

夏生が自慢げにヤスを掲げるが、中学生の娘・さくらは顔をしかめた。

「パパ、恥ずかしいからもうやめてよ」

構わず、夏生は日傘をさして優雅にパイプ椅子に座る妻の奈美にも声をかけた。

「奈美!お前の分もいーっぱい獲ってくるからな!」

すると奈美は、忌々しそうに眉をひそめて冷酷に言い放った。

「いらないわよ、そんなもの。あなた、そんな川で獲った魚なんて不潔で食べられるわけないでしょ?」

さらに、奈美はさくらの方を向いて念を押す。

「さくらちゃん、パパの獲った魚なんて絶対に食べちゃダメよ」

「うん……」

夏生はめげずに熱弁を振るう。

「川魚はなー、塩を振って、河原で薪で焼いて食べるのが一番美味いんだ!そうだ、さくら!薪拾ってきなさい!」

「うん!」

と素直に林へ向かおうとするさくらを、すかさず奈美が制止する。

「さくらちゃん、危ないから行っちゃダメよ」

「大丈夫、心配しないで」

「大丈夫、大丈夫、行ってらっしゃい」

と、夏生とさくらは半ば強引に押し切り、さくらは小走りで林へと向かっていった。

取り残された奈美は、シューシューと執拗に虫除けスプレーを全身に振りまきながら文句を垂れ流し始めた。

「あーもう、虫が多くてやだわー。ここも刺されてる。この世の中から虫なんていなくなってしまえばいいのに!」

一方、夏生は妻の小言などどこ吹く風だ。

「虫なんて無視無視。よーし、川行っちゃおうかなー。冷たいっ。いい川だ、いい川だ……」

夏生は川へバシャバシャと入っていく。そこへ大和たちのゲームの流れ弾が川に飛び込み、水飛沫が奈美にかかった。

「もう! なんてところなのここは!」

大自然のど真ん中で、鬼ママの理不尽な怒りは留まることを知らなかった。そして川の中では夏生を不幸が襲っていた。

「いててて!足攣った。足、攣った!」

一方、テントの陰では、大和たちの銃撃戦を冷ややかな目で見つめる女子たちの姿があった。

真菜が 「おバカだわー。」「ていうより、ちょっと子供すぎでしょ」

雛が呆れ果てたように呟く。

「ちょっと、なんであいつら遊んでんの?」

七海が不満を漏らしていると、そこに大きな段ボール箱を抱えた美紅が現れた。

「ハイハイハイ。遊びの時間は終わり!」

美紅は銃撃戦のど真ん中に突撃すると、大和から銃を取り上げ段ボール箱に入れた。良一の耳をガシッと掴んで強引に引っ張り上げた。

「痛い痛い痛い! 耳って!」

「翔太は荷物運んで! 大和は野菜でも刻んでくれる? あんたはこっち手伝う!」

有無を言わさぬ美紅の号令で、男子たちのくだらない遊びは強制終了させられた。

水場に追いやられた大和は、包丁を握りしめてご機嫌だった。

「今宵の虎徹こてつは、一味違うぜよ。えへへ」

トントントントンとリズミカルに包丁を動かす大和。しかし、その目の前のステンレスバットには、ジャガイモの細かいみじん切りが異様なほどの山盛りになっていた。

そこにやってきた佐々木真菜は、その光景を見て絶句した。

「ねえ、大和! ねえ、なんて切り方してるの? カレーにじゃがいものみじん切りってありえないでしょ! 餃子じゃないんだからさ!」

怒涛のツッコミを受けた大和は、きょとんとした顔で振り返る。

「えっ、餃子にジャガイモって入ってるんだっけ?」

真菜は天を仰ぎ、ズカズカと歩み寄って大和から包丁を奪い取った。

「もうつべこべ言わないで、もうここは私がやるから、あなたはもう薪でも拾ってきて!」

「はい!」

大和はあっさりと追い出され、そそくさと林の方へと向かっていった。

大和が立ち去ると、真菜は周りをキョロキョロと見回し、傍にあったウインナーを串に刺してちゃっかりと口に放り込んだ。

「ん~~」

幸せそうに頬張った瞬間、背後から一ノ瀬美紅がヌッと顔を出した。

「こら! つまみ食いはイカンぞ!」

「んぐっ!」

驚いた真菜はウインナーを喉に見事に詰まらせ、胸を叩いて悶絶する。

「なに? 水? 今持ってくるから」

美紅が慌てて水を汲みに走る。

そんなドタバタとした平和なキャンプ場の風景の裏で。 林の中へと歩いていく大和の背中を、木々の物陰から、七海がじっと、静かに見つめていた。

「や、ま、と」

最後までお読みいただきありがとうございます!

もしよろしければ、ページ下部の【☆☆☆☆☆】から作品への応援をお願いいたします。皆様からの評価が一番のモチベーションです! (ブックマークやご感想も大歓迎です!)

それでは、次回のストーリーでお会いしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ