Peace1-5
そこでは一人の人物を中心に、農業を営んでいるようだった。
シュシュ「師匠!」
メメ「師匠?って誰メ?」
ララ「シュシュ!」
シュシュが師匠のような人物に近づく。しかし、ここでは8精霊のことは誰も見えないようで、シュシュが師匠らしき人に近づいても、反応がなかった。
シュシュ「違うシュ…。でも確かに、雰囲気が師匠だったような気がしたシュ…。」
ヴェヴェ「それで師匠って誰ヴェ?」
ララ「師匠はろわの親戚で、いつもろわの面倒を見ている人ラ。せれんもよくお世話になってるラ。」
シュシュは師匠が昔言っていたことを思い出す。
師匠「元々この島は異端者の隔離場だったそうですが、普通の者も混じらないと経済が回らないとかで、どんどん新しい建物が造られていったんです。
シュシュ「やっぱり、ここは今の世界の過去シュ。」
ララ「ララ、早く現実世界に戻りたいラ…。」
役目を終えたかのように、8精霊は再び光の中へと導かれ、気がつくといつもの教会にいた。
せれん「寝不足で夢の中でも眠い。」
のえる「分かる。寝れないのが辛い。」
8人はせれんの創作を手伝っていた。
ろわ「あ、シュシュ。帰ってくるの遅かったね。」
シュシュ「なんか過去に飛ばされてたシュ。」
フィフィ「やっと帰ってこられましたフィ。」
ゆら「フィフィ大丈夫ですか!?」
ふらん「皆で何処か行ってたの?」
レレ「多分この世界の過去を見てきたレ〜。大変だったレ〜。」
せれん「何それつまんなそう。」
みれい「そうですか?創作の参考になりそうですけど、何かありました?」
ミュミュ「ミュミュは猫でいいミュ。人間は御免ミュ。」
ヴェヴェ「ヴェヴェも自由な鳥がいいヴェ。」
るか「つまりメメ達が人間になったってこと!?」
メメ「見た目はこのままだったメ。」
りおう「シュールですね。話、聞かせてくれませんか?」
リュリュ「もう大変で大変で大変だったリュ!」
ララ「それじゃ説明になってないラけど、まとめるとそんな感じラ。」
8精霊は8人に見てきた世界のことを話した。
-夏休み 双葉家-
ゆら「せれん、今日はよろしくお願いします!」
いろ「よろしくお願いします!」
せれん「何でせれんがこんな目に…。」
-回想 夢の中-
ゆら「せれん!せれんってゲーム大会に出たことありますか…?」
せれん「オンラインなら…なんか嫌な予感。」
ゆら「お願いします!いろが今度ゲーム大会に出るそうで、どうしても勝ちたい人がいるみたいなんです!」
せれん「無理。るかに頼んでよ。」
るか「前いろとやってたのと違うゲームだし、FPSは殆どやったことないよ!好きなのはスローライフゲームだし。」
せれん「じゃあのえる。」
のえる「せれんほど上手くはない。のえるが得意なのはRPG。」
ララ「せれんの部屋、今エアコン壊れてるラし丁度いいラ!快適にゲームができるラ!」
せれん「教えるなら全然快適じゃないから。」
ゆら「せれん好きなご飯ありますか?ご馳走しますので!」
せれん「それはるかにしか効かないよ。」
シュシュ「せれんは家から出なさすぎシュ!ゲーム友達増やしに行くシュ!」
ヴェヴェ「シュシュの言う通りヴェ。そんなんじゃ自慢の運動神経も無いに等しいヴェ。」
みれい「せれんって何で運動神経は良いのですか?」
せれん「"は"って言うな。昔はよく動いてたし、ろわと武術習ってたから。」
ミュミュ「想像つかないミュ…!このぐうたらせれんがミュ!?」
せれん「地下室からマッチ持ってこよ。」
リュリュ「そんな危ないものないリュ!」
-現実世界 七海家-
昼になりせれんは起きあがるも、エアコンの壊れた部屋は耐え難いものだった。
せれん「暑い…。」
叔母「ごめんね。業者が来るの来週だから、扇風機とうちわで我慢してー。」
せれん「熱中症になるよ…。」
せれんはるかへ連絡し、ゆらの家まで連れていってもらった。
るか「じゃあゆらと一緒にご飯作ってるから。」
ゆら「ちゃんとご馳走作りますので!」
せれん「だからせれんには効かないって。それに来週までだから。」
いろ「大丈夫!来週になったらいろが迎えに行くから!」
せれん「何言ってんだこいつ。」
せれんは1週間涼しい部屋のため、仕方なく双葉家へ訪れ、いろに鍛え方を教えた。
いろ「せれん強すぎ!絶対中の上ランク!」
せれん「全然褒めてないじゃん。」
いろ「じゃあ上の下!ギリ優勝出来ないくらい!」
せれん「へーそんなこと言っていいんだ。せれんこのゲームの上位10%にいるんだけど。」
いろ「は!?プロじゃん!!上の上じゃん!」
せれん「そうだよね?有難いと思え?」
いろ「ありがとうせれん!」
フィフィ「凄いですフィ…!せれんの圧が効いてないですフィ。」
ゆら「いろも図々しいところありますから、喧嘩しないといいんですけど…。」
るか「その時はるか達が仲裁すればいいよ。それで、またいろが勝ちたい人はこの中にいるの?」
いろ「丁度今、敵の奴。前のゲームはるかのお陰で勝てたんだけど、また勝てなくなった!同い年なのに!」
ゆら「いろの学校の友達ですか?」
いろ「ううん、ネッ友。」
ゆら「ネッ友!?絶対会っちゃ駄目ですよ!もし同い年って偽ってたらどうするんですか!?」
いろ「学校の先生みたいなこと言ってる。」
るか「先生目指してるからね。」
いろ「大丈夫だよ。大会で会うんだし。」
るか「何も大丈夫じゃないんだけど…。」
ゆら「当日は絶対ついて行きますからね。」
いろ「過保護すぎでしょ…。」
せれん「せれんも行こっかなー。」
3人「え!?」
ララ「せれんどうしたラ!?」
せれん「この敵、筋は良いけど弱いし。なのに煽ってくるから、顔でも拝んでやろうと思って。」
ララ「性格悪いラ…。」
るか「そう言うのは無視が一番だよ。」
いろ「お願いせれん一緒に来て!それで煽り返してきて!」
せれん「今圧勝してるけどねー。」
フィフィ「せれんってもしかして、煽り耐性っていうのないですフィ?」
ゆら「そうみたいですね…。」
-ゲーム大会 当日-
会場は島外なので、朝から電車に乗って行くことに。
ろわ「何で私も…。」
せれん「いざ相手が大人だったら、せれんとろわで太刀打ちするから。」
ろわ「せれんだけで大丈夫でしょ…連れてこられたからには行くけど…。」
ゆら「るかは今日かすむ先輩と出かけてますし、お2人とも、よろしくお願いします。」
いろ「見てーあれが会場かなー?」
いろは電車からでも見えるくらい、人が密集している建物を指さす。
せれん「ええ…あんな回線落ちそうなとこ行くの…帰ろうかな。」
いろ「ダメ!帰らないで!」
ろわ「私まで道連れにしたんだから帰さないよ。」
4人は人混みに揉まれながら、いろと待ち合わせをしているネッ友を探す。
せれん「いろ、ネッ友ってどいつ!?」
いろ「えっと…会場前で待ち合わせなんだけど…『千リオット』ていう変な名前。」
???「誰が変な名前って!?」
そう叫んだのは、いろと同い歳くらいの子どもだった。
千リオット「あんたが『!ro(ビックリマークろ?)』とかいう奴?」
いろ「それでいろって読むの。まさかずっとそう読んでたの?おもしろ〜!」
千リオット「は?あんたの方が変な名前じゃん。」
いろ「本名に変な名前とか失礼じゃない?」
千リオット「まさか本名でやってんの!?ネットでは名前を変えるって常識知らない奴?学校で教わらなかった?」
いろ「だからiを!にしてるじゃん!」
千リオット「それで本名隠せてないから。」
せれん「せれん達、来る必要なかったね。」
ララ「煽り返すじゃなかったラ?」
せれん「そうだった。おいそこのガキ…」
「ちはるー!どこー!?」
千リオット「げっ。」
いろ「ちはる?」
「いたー!ちはる、離れないって言ったでしょ!」
千リオット「パパもママも、ここでは『千リオット』って呼んでって言ったじゃん!本名バレる!」
いろ「ちはるだから千リオット?繋がりが見えない。」
ちはる「そうじゃなきゃSNSしちゃ駄目だよ普通。いろも常識学んでから出直さないと、千リオットには勝てないよ?」
いろ「またそーゆー言い方するう!せれん!言い返してやって!」
せれんとろわはちはるの親を見て固まっていた。
いろ「せれん?」
ちはるの親もその名がはっきりと聞こえ、せれんを見て戦慄している。
母「ちはる、帰るよ。」
ちはる「は!?何で!?」
父「いいからちはる!早く来なさい。」
ちはる「だから千リオットだって!」
父「もうゲームはしちゃ駄目だよ!」
ちはる「な…んで…」
母「前から言ってるでしょ!上の子みたいに…せれんみたいにはなるなって!」
小説をあまり読まない為、脚本調になっています。




