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夢見ぬ異端者  作者: ねるこえめ
紡がれる白昼夢
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95/129

Peace1-4

-夢の中-

精霊達が目を覚ますと、そこは見たいこともない学校だった。

ララ「ラ!?教会じゃないラ!?」

シュシュ「皆、起きたシュ?」

フィフィ「ここはどこですフィ…?」

メメ「皆どこメ?人影がいっぱいメ。」

リュリュ「ここは…学校リュ?」

ヴェヴェ「見た事のある学校じゃないヴェ。

ミュミュ「家に帰って寝たいミュ〜ぐうたらしたいミュー!」

レレ「でも学校ってことは、皆みたいに授業受けられるレ〜!?」

「そこ、突っ立ってないで教室へ入りなさい。授業が始まりますよ。」

黒い人影が話しかけてくる。

レレ「やっぱり授業受けられるレ〜!」

メメ「メメ達は精霊メ。入っちゃ駄目メ。」

ララ「でも今の人、ララ達に向かって話してたラ。」

気づくと、校庭らしき周りには人がいなくなっていた。

リュリュ「取り敢えず、教室に入ってみるリュ。」

ミュミュ「でも教室って、どの教室ミュ?」

8精霊「…。」

職員室で教室の場所を聞き、8精霊は同じ教室へと向かう。

「皆さん、何でもっと早く来れないんですか?」

シュシュ「教室の場所が分からなかったシュ。」

ヴェヴェ「それに廊下を走っては駄目ヴェ。」

「言い訳はしないで謝りなさい。」

レレ「何でレ〜?何も悪いことしてないレ〜。」

「皆さんが遅れることで、授業の始まりも遅れます。ほら、教室で皆待っていたんですよ。」

数十人の人影が8精霊を見ていた。

リュリュ「…この時間そのものが勿体ないリュ。早く授業を始めるリュ。」

「だから言い訳はしない!次何かあったら廊下に出てもらいますからね。早く席に着きなさい。」

ララ「一方的ラ…。」

ララが小さく呟き、8精霊は席につく。ヒソヒソと話し声や笑い声が聞こえた。

「それでは一限目、社会の授業です。今は人生100年時代と言われていますが…」

8精霊「100年!?!?!?」

「そこの8人!発言をする場合は挙手をしなさい!」

リュリュが手を挙げる。

「はい、リュリュ。」

リュリュ「本によれば、人生100年時代は大昔の話リュ。今は科学の発展と共に効率化が求められ、寿命は短くなったはずリュ。」

「いつの時代?」

「何その話…」

メメ「リュリュは間違ったこと言ってないメ。今は長くとも50までしか生きられないメ。」

「50!?」

「それこそ昔の時代じゃん!」

「優等生の2人が言うのならそうなの?」

「そんな訳ないよ!教科書にのってないもん!」

「静粛に!」

先生が手を叩いた。

「発言をする時は挙手をしなさいと言っているでしょ。それに、そんな文献はどこにも存在しません。」

フィフィ「そんなことないですフィ!メメとリュリュが嘘をつくはずありませんフィ!」

ララ「そうラ!ここがどこだか知らないラけど、ララ達の世界ではそうなってるラ!」

「発言は手を挙げてって言ってますよね!?廊下に出されたいんですか!?」

フィフィ/ララ「ごめんなさいフィ…/ラ…。」

「はあ…授業を続けます。」


-休憩時間-

レレ「長かったレ〜…。これで帰れるレ?」

「何言ってんの?まだ一限目だよ?」

シュシュ「何限目まであるシュ?」

「6限だよ。」

ヴェヴェ「ヴェ!?これを後5回ヴェ!?」

「月曜日から金曜日までずっとこうじゃん。中学生になったら授業50分になるんだって。」

「大学生は90分もあるらしいよ。」

「嫌だな〜でも、大学生って楽しいって言うよね。」

「高校生は青春時代だし!早く大人になりたいなー!」

シュシュ「因みに、シュシュ達は今何年生シュ?」

「どうしちゃったの?今小学4年生だよ?」

ミュミュ「4年ミュ!?一体何年まであるミュ!?」

「6年じゃん。中学と高校が3年、大学が基本4年。」

ヴェヴェ「あと約12年も学校の中ヴェ…!?」

レレ「嫌レ〜!レレ楽しいことしたいレ〜!」

「はい、皆席につきなさい。」

皆が仕方なく席につこうとすると

ララ「こんな窮屈な世界、もう嫌ラ!」

シュシュ「ララ!」

ララは教室を飛び出す。

レレ「レレもこんなところ嫌レ!」

ヴェヴェ「ヴェヴェにも合わないヴェ。」

レレとヴェヴェはララについていき、いつの間にか外遊びを始めていた。

それを見た子ども達がどんどん外へ出始め、授業どころではなくなってしまった。

「ララ!レレ!ヴェヴェ!そんなに学校にいたくないなら帰りなさい!」

先生が3精霊を叱る。ララとレレとヴェヴェは、素直に校門から外へ出ようとした。

シュシュ「待つシュー!」

ミュミュ「ミュミュ達も行くミュ!」

ララ「皆!」

「もういいです!8人とも帰りなさい!」

8精霊が校門から外へ出ると、光が視界を覆った。

次に目を開くと、とあるオフィスの中にいた。

レレ「ここは…何処レ〜!?」

メメ「影だから分かりづらいメけど、さっきより人間が幼い気がするメ。でも、皆目が回るくらい働いてるメ…。」

シュシュ「ということは、堅実の国シュ?」

リュリュ「さっきのが大昔とするリュと、寿命が短くなった後リュ。」

堅実の国とは、学校で義務教育を受け会社に入り、社会に貢献する仕組みの国だ。働きながら一夫一妻として子を産み、老後は年金暮らしとなったそうだ。

「貴方達が新しい社員ですね。」

フィフィ「社員ですフィ?」

8精霊は名札をつけていた。

「早速ですが、今日のノルマです。それぞれその資料をまとめるまで、帰れないと思ってください。」

メメ「それって残業ってやつメ?」

ヴェヴェ「…残業代は出るヴェ?」

「貴方達が勝手に遅らせたのなら、出るわけがないでしょう。普通にやっていれば終わる量ですから。」

そう言うとその人影は、忙しなく何処かへ行ってしまった。

ミュミュ「ここも息苦しい世界ミュ?」

フィフィ「皆忙しそうですフィ。」

「そこの新人!早く仕事しなさい!」

ララ「怖い人ばっかりラ…。」

各々仕事に取り掛かるも、誤字脱字、資料の間違いで一向に仕事が終わらず、気がつくと夜になっていた。

ミュミュ「仕事って17時までのはずミュ!何で誰も帰ってないミュ!?」

メメ「皆仕事が終わってないメ。これじゃあただ働きメ。」

ララ「こんなのが毎日ラ?もう嫌ラ!自由になりたいラー!!!!」

ララがそう叫ぶとまた光に覆われ、荒れた土地へと移動していた。

フィフィ「今度はどこですフィ…。」

ヴェヴェ「ここは…自由の国ヴェ?」

レレ「自由レ!?これで自由になれるレ〜!?」

辺りを見渡すとゴミで溢れかえっており、人影も少ない。

8精霊は近くの綺麗なビルによるも、皆携帯やパソコンを見ていて、応答がなかった。

ヴェヴェ「そこの人間!返事をするヴェ!」

「何だよ、うるさいなあ。」

リュリュ「何て態度リュ。」

メメ「皆仕事してないメ?お金はどうやって回ってるメ?」

「今仕事してるんだよ。」

ミュミュ「携帯見てるだけミュ。」

「ここで受付すること自体が仕事だからいいんだよ。用がないならどっか行け。」

仕方なく8精霊は人を探す。すると、公園に子どもらしき人影を見つけた。

ララ「皆、学校っていうのには行ってないラ?」

「学校?あーつまんないからやめたー。」

「何も教えてくれないもんねー。」

シュシュ「ここでは学校で授業しないシュ?」

「先生がなんか喋ってるけど、教科書もないし何言ってるか分かんない。」

「知ってるのはここにいる皆と血が繋がってるってことくらい。」

リュリュ「祖先を遡ると元は…という話リュ?」

「何言ってんの?ただ父親か母親が一緒ってだけだよ。」

レレ「ここにいる数十人がレ!?」

「そうだよ。多夫多妻ってやつ?」

「でも親とは数ヶ月会ってないから、最早他人だよねー。ここは置いてかれた皆で暮らしてるってわけ。

ララ「タフタサイ?って何ラ?」

「一人の男に沢山の恋愛関係を持つ女性がいたり、逆に女に沢山恋愛関係を持つ男性がいるってこと。」

「それが男女どちらもいっぱいいるの。」

フィフィ「オトコ?オンナ?島で言うお母さんとお父さんのような役割か何かですフィ?」

「その役割を全うしてないのがこの国。ねー!」

「ねー!」

すると、公園に1人の人影が近寄ってくる。

「ほらー。今週分のお金配るよー。」

子ども達はその人影に群がっていった。

ヴェヴェ「あいつも子どもヴェ!?子どもが子どもの為に働いてるヴェ!?」

リュリュ「生命体も今とは違うリュし、この時代の島はどうなってるリュ?」

シュシュ「ここからどうやって島に行けばいいシュ?」

すると光が8精霊を包み、異端者が隔離されている島へと着く。

小説をあまり読まない為、脚本調になっています。

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