Peace1-4
-夢の中-
精霊達が目を覚ますと、そこは見たいこともない学校だった。
ララ「ラ!?教会じゃないラ!?」
シュシュ「皆、起きたシュ?」
フィフィ「ここはどこですフィ…?」
メメ「皆どこメ?人影がいっぱいメ。」
リュリュ「ここは…学校リュ?」
ヴェヴェ「見た事のある学校じゃないヴェ。
ミュミュ「家に帰って寝たいミュ〜ぐうたらしたいミュー!」
レレ「でも学校ってことは、皆みたいに授業受けられるレ〜!?」
「そこ、突っ立ってないで教室へ入りなさい。授業が始まりますよ。」
黒い人影が話しかけてくる。
レレ「やっぱり授業受けられるレ〜!」
メメ「メメ達は精霊メ。入っちゃ駄目メ。」
ララ「でも今の人、ララ達に向かって話してたラ。」
気づくと、校庭らしき周りには人がいなくなっていた。
リュリュ「取り敢えず、教室に入ってみるリュ。」
ミュミュ「でも教室って、どの教室ミュ?」
8精霊「…。」
職員室で教室の場所を聞き、8精霊は同じ教室へと向かう。
「皆さん、何でもっと早く来れないんですか?」
シュシュ「教室の場所が分からなかったシュ。」
ヴェヴェ「それに廊下を走っては駄目ヴェ。」
「言い訳はしないで謝りなさい。」
レレ「何でレ〜?何も悪いことしてないレ〜。」
「皆さんが遅れることで、授業の始まりも遅れます。ほら、教室で皆待っていたんですよ。」
数十人の人影が8精霊を見ていた。
リュリュ「…この時間そのものが勿体ないリュ。早く授業を始めるリュ。」
「だから言い訳はしない!次何かあったら廊下に出てもらいますからね。早く席に着きなさい。」
ララ「一方的ラ…。」
ララが小さく呟き、8精霊は席につく。ヒソヒソと話し声や笑い声が聞こえた。
「それでは一限目、社会の授業です。今は人生100年時代と言われていますが…」
8精霊「100年!?!?!?」
「そこの8人!発言をする場合は挙手をしなさい!」
リュリュが手を挙げる。
「はい、リュリュ。」
リュリュ「本によれば、人生100年時代は大昔の話リュ。今は科学の発展と共に効率化が求められ、寿命は短くなったはずリュ。」
「いつの時代?」
「何その話…」
メメ「リュリュは間違ったこと言ってないメ。今は長くとも50までしか生きられないメ。」
「50!?」
「それこそ昔の時代じゃん!」
「優等生の2人が言うのならそうなの?」
「そんな訳ないよ!教科書にのってないもん!」
「静粛に!」
先生が手を叩いた。
「発言をする時は挙手をしなさいと言っているでしょ。それに、そんな文献はどこにも存在しません。」
フィフィ「そんなことないですフィ!メメとリュリュが嘘をつくはずありませんフィ!」
ララ「そうラ!ここがどこだか知らないラけど、ララ達の世界ではそうなってるラ!」
「発言は手を挙げてって言ってますよね!?廊下に出されたいんですか!?」
フィフィ/ララ「ごめんなさいフィ…/ラ…。」
「はあ…授業を続けます。」
-休憩時間-
レレ「長かったレ〜…。これで帰れるレ?」
「何言ってんの?まだ一限目だよ?」
シュシュ「何限目まであるシュ?」
「6限だよ。」
ヴェヴェ「ヴェ!?これを後5回ヴェ!?」
「月曜日から金曜日までずっとこうじゃん。中学生になったら授業50分になるんだって。」
「大学生は90分もあるらしいよ。」
「嫌だな〜でも、大学生って楽しいって言うよね。」
「高校生は青春時代だし!早く大人になりたいなー!」
シュシュ「因みに、シュシュ達は今何年生シュ?」
「どうしちゃったの?今小学4年生だよ?」
ミュミュ「4年ミュ!?一体何年まであるミュ!?」
「6年じゃん。中学と高校が3年、大学が基本4年。」
ヴェヴェ「あと約12年も学校の中ヴェ…!?」
レレ「嫌レ〜!レレ楽しいことしたいレ〜!」
「はい、皆席につきなさい。」
皆が仕方なく席につこうとすると
ララ「こんな窮屈な世界、もう嫌ラ!」
シュシュ「ララ!」
ララは教室を飛び出す。
レレ「レレもこんなところ嫌レ!」
ヴェヴェ「ヴェヴェにも合わないヴェ。」
レレとヴェヴェはララについていき、いつの間にか外遊びを始めていた。
それを見た子ども達がどんどん外へ出始め、授業どころではなくなってしまった。
「ララ!レレ!ヴェヴェ!そんなに学校にいたくないなら帰りなさい!」
先生が3精霊を叱る。ララとレレとヴェヴェは、素直に校門から外へ出ようとした。
シュシュ「待つシュー!」
ミュミュ「ミュミュ達も行くミュ!」
ララ「皆!」
「もういいです!8人とも帰りなさい!」
8精霊が校門から外へ出ると、光が視界を覆った。
次に目を開くと、とあるオフィスの中にいた。
レレ「ここは…何処レ〜!?」
メメ「影だから分かりづらいメけど、さっきより人間が幼い気がするメ。でも、皆目が回るくらい働いてるメ…。」
シュシュ「ということは、堅実の国シュ?」
リュリュ「さっきのが大昔とするリュと、寿命が短くなった後リュ。」
堅実の国とは、学校で義務教育を受け会社に入り、社会に貢献する仕組みの国だ。働きながら一夫一妻として子を産み、老後は年金暮らしとなったそうだ。
「貴方達が新しい社員ですね。」
フィフィ「社員ですフィ?」
8精霊は名札をつけていた。
「早速ですが、今日のノルマです。それぞれその資料をまとめるまで、帰れないと思ってください。」
メメ「それって残業ってやつメ?」
ヴェヴェ「…残業代は出るヴェ?」
「貴方達が勝手に遅らせたのなら、出るわけがないでしょう。普通にやっていれば終わる量ですから。」
そう言うとその人影は、忙しなく何処かへ行ってしまった。
ミュミュ「ここも息苦しい世界ミュ?」
フィフィ「皆忙しそうですフィ。」
「そこの新人!早く仕事しなさい!」
ララ「怖い人ばっかりラ…。」
各々仕事に取り掛かるも、誤字脱字、資料の間違いで一向に仕事が終わらず、気がつくと夜になっていた。
ミュミュ「仕事って17時までのはずミュ!何で誰も帰ってないミュ!?」
メメ「皆仕事が終わってないメ。これじゃあただ働きメ。」
ララ「こんなのが毎日ラ?もう嫌ラ!自由になりたいラー!!!!」
ララがそう叫ぶとまた光に覆われ、荒れた土地へと移動していた。
フィフィ「今度はどこですフィ…。」
ヴェヴェ「ここは…自由の国ヴェ?」
レレ「自由レ!?これで自由になれるレ〜!?」
辺りを見渡すとゴミで溢れかえっており、人影も少ない。
8精霊は近くの綺麗なビルによるも、皆携帯やパソコンを見ていて、応答がなかった。
ヴェヴェ「そこの人間!返事をするヴェ!」
「何だよ、うるさいなあ。」
リュリュ「何て態度リュ。」
メメ「皆仕事してないメ?お金はどうやって回ってるメ?」
「今仕事してるんだよ。」
ミュミュ「携帯見てるだけミュ。」
「ここで受付すること自体が仕事だからいいんだよ。用がないならどっか行け。」
仕方なく8精霊は人を探す。すると、公園に子どもらしき人影を見つけた。
ララ「皆、学校っていうのには行ってないラ?」
「学校?あーつまんないからやめたー。」
「何も教えてくれないもんねー。」
シュシュ「ここでは学校で授業しないシュ?」
「先生がなんか喋ってるけど、教科書もないし何言ってるか分かんない。」
「知ってるのはここにいる皆と血が繋がってるってことくらい。」
リュリュ「祖先を遡ると元は…という話リュ?」
「何言ってんの?ただ父親か母親が一緒ってだけだよ。」
レレ「ここにいる数十人がレ!?」
「そうだよ。多夫多妻ってやつ?」
「でも親とは数ヶ月会ってないから、最早他人だよねー。ここは置いてかれた皆で暮らしてるってわけ。
ララ「タフタサイ?って何ラ?」
「一人の男に沢山の恋愛関係を持つ女性がいたり、逆に女に沢山恋愛関係を持つ男性がいるってこと。」
「それが男女どちらもいっぱいいるの。」
フィフィ「オトコ?オンナ?島で言うお母さんとお父さんのような役割か何かですフィ?」
「その役割を全うしてないのがこの国。ねー!」
「ねー!」
すると、公園に1人の人影が近寄ってくる。
「ほらー。今週分のお金配るよー。」
子ども達はその人影に群がっていった。
ヴェヴェ「あいつも子どもヴェ!?子どもが子どもの為に働いてるヴェ!?」
リュリュ「生命体も今とは違うリュし、この時代の島はどうなってるリュ?」
シュシュ「ここからどうやって島に行けばいいシュ?」
すると光が8精霊を包み、異端者が隔離されている島へと着く。
小説をあまり読まない為、脚本調になっています。




