Peace5-1
-現実世界 衣装部屋-
ゆらとるか、みれいとせれんはのえるとふらんに連れられ、とあ達の劇団へと向かった。
さくね「やあ迷える子羊達!とあの自信作が揃う衣装部屋へようこそ!」
ゆら/るか/みれい「お、お邪魔します…。」
とあ「いらっしゃい。好きなの選んでいっていいから。」
せれん「かっこいい服どこ?」
さくね「それはもしかして、僕のような服をご所望かい?」
せれん「違う。もっとベルトが巻いてあるやつ。」
さくね「なかなかに棘のある子羊だね…!」
のえる「さくね、本当にその人は棘しかないよ。」
さくね「いいだろう。聞かれたからには責任を持って案内するさ。」
そう言って、せれんとさくねは衣装で見えなくなってしまった。
みれい「今の人みたいな服はどこです?あと、とあみたいな服も!」
とあ「それならこっちに揃ってるわ。のえる、ふらん、申し訳ないけどお二方の案内をお願い。」
ふらん「はーい!るかは難しそうだからゆらから!どんな服着てみたい?」
ゆら「着てみたいのは、格好良くて綺麗な服なんですが、ゆらはそういった服が似合わなくて…。」
のえる「似合わないと着ちゃダメなの?」
ゆら「そうじゃないと思いたいですけど…。催しなんて人目が気になりますし…。」
ふらん「ゆら!服はね、好きな自分になれる第一歩で、自信をくれる魔法のアイテムなんだよ!」
のえる「今だけでも、ゆらが良いと思うゆらでいてみたら?自分のことは自分にしか分からないんだから。」
ゆら「…!分かりました…!良いと思った服、探してみます。」
ふらん「うん!それが一番だよ!るかは…」
るか「取り敢えず寝やすかったら何でもいいんだけど。」
ふらん「寝やすい衣装…いっそ服兼布団を作るとか!?この前のマントを布団にして!」
るか「それ、凄くいい!!」
のえる「いやどうやって歩くの…。」
それぞれ納得の行く服を探し、気がつくと日が暮れそうな時間になっていた。
せれん「良い服見つかった。」
せれんの後ろで、さくねは疲れ果てていた。
のえる「温度差大丈夫そう?」
さくね「…ああ。滅多にない苦境な時間だったよ…!」
るか「せれんの相手をできるろわって一体何者…?」
みれい「兎も角、決まって一段落です!」
とあ「2人はどうするの?」
ふらん「ふらんとのえるはダンス映えする衣装にしたいから、作る予定だよ!」
さくね「流石ふらんくんだね!」
のえる「その為に、バイト頑張らないと。」
とあ「無理しないでね。また手伝えることがあったらいつでも呼んで。」
ふらん「ありがとうとあ!さくね!」
-現実世界 教会-
皆教会に入り浸り、夢の中以外は各々の作業をしたり、学園祭打ち上げパーティの準備をしていた。
ある時、ろわが良い香りのする箱を持ってきた。
ララ「甘い香りがするラ〜!」
りおう「これは何の花ですか!?」
シュシュ「まだ開けてないシュ。」
ろわ「差し入れ?かな。マリーゴールドのエディブルフラワーが余っちゃって。」
ゆら「エディブルフラワーですか?」
フィフィ「食用花のことですフィ。おしゃれなカフェやレストランのお皿にのってるらしいですフィ。」
るか「ということは、何か作るの!?」
ろわ「ハーブティだけ作ろうと思ってたけど、そのまま持って帰りたい?」
るか「ハーブティ飲みたい!」
ゆら「ゆらも飲みたいです!」
みれい「みれいも!」
ミュミュ「みれいはハーブティ飲めないミュ。」
リュリュ「どっちリュ。」
みれい「飲めるようになりそうなところです。」
りおう「それ飲めてませんから。」
ろわ「じゃあ皆の分作るね。」
守護精霊の守護知識
花は見たり飾ったりするだけじゃないレ〜!なんと、食べることができる花もあるレ!
食用花を長く楽しめるように、レレがドライタイプの作り方を教えるレ〜!
まずはよく洗って水切りするレ〜。
茎や萼を取って、花をキッチンペーパーに並べて電子レンジに入れるレ〜!
水気が取れて、花がパリパリになったら完成レ!
ハーブティにしたりジャムにしたり、お菓子やサラダに入れても美味しいレ〜!
どんな料理でも、きっとおしゃれになるレ!
勿論食べられない植物もあるレから、ちゃんと食用の花を食すレ〜!
保存する時は、乾燥剤を忘れずにレ〜!
ふらん「ふらんも休憩〜!ハーブティ欲しい!」
のえる「同じく…水分補給が必要…。」
衣装を作っていたふらんとのえるが、キッチンに顔を出す。
るか「丁度できたよー!」
メメ「お疲れ様メ!」
ふらん「ありがとう!」
ヴェヴェ「助かるヴェ。」
レレ「美味しいレ〜!」
ふらん「レレ達も飲んでいいんだ…。」
ヴェヴェ「守護精霊の特権ヴェ。」
せれんは学園祭打ち上げパーティの為、ゲームの攻略を進めていた。
ろわはせれんにもマリーゴールドの食用花が入った容器を渡す。
ろわ「今年はマリーゴールド。」
せれん「今年もご飯が花だらけになりそう。」
シュシュ「そろそろ始めるシュ?」
せれんとろわは相変わらず協力プレイで上手くいかず、ララとシュシュに惨敗していた。
ララ「2人とも下手ラ!」
せれん「下手なのはろわ。」
シュシュ「協力できないせれんも下手ってことシュ。」
せれん「ジンギスカンにされたい?それとも雑巾?」
シュシュ「ろわああ!」
ろわ「見えない…。」
シュシュがろわの視界を遮る。
シュシュ「あ、今の右ストレートシュ。」
ろわ「?」
シュシュ「違うシュ!今のは3連打いけたシュ!」
ろわ「何にも見えないんだけど…。」
せれん「ねえララ、コンピュータと戦うから、せれんのサポートして。」
ララ「ラ?分かったラ。」
せれん「ろわはシュシュの言いなりだよ。」
ろわ「言い方…。」
すると、2人では倒せなかった最弱の敵を倒すことができた。
ろわ「倒…せた。」
せれん「これだ!!!」
ヴェヴェ「何ヴェ!?怪物の声が聞こえたヴェ!?」
のえる「せれんだよ。どうしたの?」
せれん「ララとシュシュの指示に従ったら勝てた!これで強ランクの敵にも勝てたら、もう当日ララとシュシュの言うことしか聞かない!」
ろわ「それって…いいの?」
ふらん「うーん…ギリアウト?」
のえる「そりゃ天からのお告げが聞こえるのはチートでしょ。」
せれん「聞こえないのが悪い。」
レレ「それは無茶レ。」
ろわ「本番前まではシュシュ達に手伝ってもらって、その間に協力の仕方を覚えよう。」
せれん「この期間にコントローラー3つ壊したろわを信用しろと?」
ろわ「う…」
シュシュ「分かったシュ。もし2人が頑張っても上達しなかったら、本番も教えてあげるシュ。」
せれん以外「シュシュ!?」
シュシュ「もしもの話シュ。でもせれんがわざとサボったら、その時点で教えないシュ。」
せれん「せれんがゲームでサボるわけないじゃん。徹底的にろわを強くして。」
シュシュ「任せるシュ。」
ララ「シュシュー!どうしちゃったラ!?」
シュシュは小声でララに話す。
シュシュ「2人が上達しなかったら、本番の命運はシュシュとララにかかっちゃうシュ。だから、当日はテキトーなこと言えば最強じゃなくなるシュ。」
ララ「なるほどラ!」
シュシュ「でもそうならないよう、今から2人を鍛え上げるシュ!」
せれん「ララ、シュシュ。始めるよ。」
シュシュ/ララ「シュー/ラー!」
ふらんとのえるは薄々シュシュの思惑を読み取る。
ふらん「グループ名思いつかないから、流れでシーカーとその仲間達にしたけど、シュシュとその仲間達の方が良かったかな?」
のえる「勝利の神ならぬ守護精霊だもんね。もう提出しちゃったけど。」
こうして、決戦の時は近づいてくる。
小説をあまり読まない為、脚本調になっています。
守護精霊の守護知識で書いた園芸の知識は、諸説あると思いますので、参考程度に留めていただけたら幸いです。




