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夢見ぬ異端者  作者: ねるこえめ
〜眠れる祝福〜
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53/129

Peace5-2

ろわ「こんな感じなんだけど、どう?」

みれい「日陰最高です…。」

ろわ「園芸の話なんだけど…。」

みれいは倒れはしなかったものの、途中が具合が悪くなり、体験が終わった。

りおう「みれいは体力がありません。」

みれい「そんなこと言われても、普段絵を描いてて動きませんし。」

りおう「みれいができなさそうなら、りおうは他のバイト探しますけど。」

みれい「ちょっと待ってください!何でみれいが主軸なのですか!?りおうはここで園芸やりたいとかないのです!?」

りおう「勿論園芸はしたいですが、家にバレたら…」

みれい「みれいは関係ないじゃないですか!それに、家から出る為にバイトするのに、家のこと気にしてどうするのです!?」

??「みれいさんの言う通りだと思います。」

ろわ「師匠!」

家の中から師匠が歩いてくる。

師匠「りおうの家についてまで言及することはできませんし、家の仕来りに何かを言うつもりもありません。しかし、りおうがご両親の言うことを聞かないと決めた以上、選択するのはりおう自身の想いでなければ、辻褄が合わないのではないでしょうか。」

りおう「辻褄…?」

ろわ「りおうが親の意見に従わないって決めたのに、神楽家とは親が関わっちゃ駄目と言ってるから関われないのは矛盾してるってこと。」

りおう「そんなつもりは…ただ、例えりおうが社長を継がなくても、宝華家が神楽家を突き放した事実は変わらないわけで…。お金を出さなくなった宝華家の子が、神楽家からお金をもらうなんて…。」

みれい「…自分が求めていた自由が、苦しみを選ぶことと同じだと知った時、大変ですよね。」

りおう「…。」

みれい「でも、確かにりおうは宝華家ですが、神楽家を突き放したのは、りおうじゃありません。前に師匠さんも言ってたじゃないですか。りおうが悪いわけじゃないって…と勝手に神楽家の気持ちを知った気で話してすみません。」

師匠「いいえ、ありがとうございます、みれいさん。みれいさんのおっしゃる通りです。私はりおうを恨んだことなど、一度もありません。寧ろ、何かあれば手助けできたらと思っています。ろわの友達にもなってくれて、植物に興味のある貴方に、是非力になってもらいたいのです。」

りおう「そんなことを言ってもらえるほど、りおうは何もできません。ただ植物が好きなだけで、植物に貢献してきたわけでもない。師匠さんからお金を頂けるほどの人間では…」

ろわ「じゃあ、神楽家からじゃなかったらいいの?」

りおう「え?」

ろわ「少し面倒だけど、神楽家と提携してるところに雇ってもらって、そこの人がお金払うならここで働くの?」

みれい「そんな億劫なことするくらいなら、神楽家でお世話になった方が良いと思いますけど。」

りおう「…本当にいいんですか?ここで働いても。」

師匠「りおうが望むのなら、いつでも歓迎しますよ。」

りおう「みれいは…」

みれい「みれいも働きたいです!りおうが夢の中でお金もらってないのに、相棒のみれいはもらってるなんて、なんか嫌なので貢献させてください!」

ろわ「そんな事気にしなくていいのに。ろわだって師匠からもらってるし。」

りおう「それに、相棒なことは気にしないでください。皆だって受け取ってるのですから、堂々と受け取っていいんですよ。」

師匠「りおう、貴方もお金を受け取ってください。ここで働くのなら、その中に含めますので。」

りおう「で、ですが…」

師匠「神楽家の、社会の役に立っている。それがお金という形でこちらが差し出せる最低限のお礼なのですから。」

りおう「…師匠さんがそう言うのなら、有難く頂きます。」

みれい「じゃあ、ここで一緒に働くのですね!良かったです!」

ろわ「良かった。みれい、ありがとう。りおうとの間を取り持ってくれて。」

みれい「お易い御用です!それに、提案してくれたのはのえるですよ。」

ろわ「そうだったんだ。のえるにもお礼言わなくちゃ。」

みれい「これからよろしくお願いします!」

りおう「よろしくお願いいたします。」

みれいとりおうが頭を下げ、ろわと師匠も頭を下げる。」

師匠「よろしくお願いいたします。」


-帰り道-

みれい「そう言えばりおう、神楽家に行く時、最初から園芸の服を着ていけば、まさかりおうが神楽家に園芸しに行っているなんて思われないで、バレないとかないですか?」

りおう「家からつけられていなければ、一理ありますね。普段の服は実家から持ってきたものですし。」

みれい「家からつけられるなんてあるのですか?」

りおう「時々家の前に知っている人がいるんですよ。親から頼まれたのでしょうね。」

みれい「園芸の服着た時点で終わりじゃないですか…。じゃあ一度、みれいの家に寄るとかどうです?」

りおう「みれいが良いのなら。大抵どこかに入るタイミングでいなくなるので。」

みれい「じゃあそうしましょう!服もこっちに置いておけば、着替えられますし!」

りおう「迷惑ばかりかけてすみません。」

みれい「お互い様ですよ。みれいはりおうと相棒でいられればそれでいいのです。それで一緒に死んでくれたら。」

りおう「やはりそれが理由ですか。けれど、本当にそれだけなのかと思うくらい、力になってくれますから。」

みれい「(好きなのバレてます?いや好きなつもりないんですけど)これくらい、相棒ではなく友達でも協力しますよ。」

りおう「友達だと思ってたんですか?」

みれい「流石に思ったことないですけど…不思議な関係だとは思ってます。」

りおう「それはりおうも思います。だから、ありがとうございます。みれいの願いは置いておいて、りおうはみれいが相棒で良かったと思ってます。」

みれい「…!そ、それは…照れますね!願いも忘れないでほしいです!」

りおう「忘れなくても置いておきます。」


-数日後-

みれい「植物を育てるのが…こんなに大変だなんて…。」

ろわ「まだ2回目だけど…。そう言えば、前にふらんもこんなことになってた気が…。シュシュ、最近の人って植物育てるのに向いてないの?」

シュシュ「ふらんとみれいの傾向を見るに、規則正しい生活ができていなかったり、心身状態に波があるのが原因っぽいシュ…。」

りおう「土持ってきました…ってみれい大丈夫ですか?」

ろわ「危なさそうなら休ませる。りおうは園芸、苦じゃない?」

りおう「何故?寧ろ自由に園芸ができて楽しいですけど。みれいは…体力がなさすぎるのが原因ですかね?」

みれい「みれいが悪いんです…普段引きこもってばかりだから…朝も弱いし…園芸に向いていない能力だけはピカイチですね…。」

ろわ(皆、週一の園芸は強制的なのもあってできるみたいだけど、現実でとなると、合わないのかな…。)

小説をあまり読まない為、脚本調になっています。

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