Peace1-3
-夢の中-
みれいは意気込みながら、ケイトウの苗を花壇に植える。
みれい「よし、『迷える天使』みたいな童話が創れるように、また今度、持ち込みします!」
ミュミュ「頑張ってミュ〜!」
りおう「みれいって持ち込みしてるんですか?」
ミュミュ「そうミュ!みれいの描く絵は抽象的で綺麗で、童話作家にぴったりミュ!」
りおう「何でミュミュが自慢げなんですか?」
ミュミュ「そりゃあミュミュはみれいの守護精霊だからミュ!現実でもミュミュが猫として面倒見てあげてるミュ!」
みれい「まさかミュミュと喋れる日が来るとは⋯夢の中って凄いですね〜!」
リュリュ「りおうだって凄いリュ!勉強もできるし植物にも動物にも優しくて完璧リュ!」
りおう「リュリュに褒められるのが一番嬉しいよ。」
リュリュ「リュリュは現実で猫の姿でも、りおうのこと応援してるリュ!」
のえる「そこ、公共の場でイチャイチャしない。」
2人2精霊「してないです!(ミュ!/リュ!)」
ふらん「それにしてもみれいとりおうっていつ仲良くなったの?」
みれい「実はりおうは、現実世界で法的伴侶制度の相手だったのです。」
ふらん「そういうこと!だから交流を深めようって思ったんだね!」
りおう「まあ仮期間半年ですし、会った時に意味不明なこと言っていたので、分析しておこうと思いまして。」
ゆら「みれい、遂にあのことを言えたんですね!成立したということは、りおうは良いと言ってくれたんです?って本人の前で聞いてよかったでしょうか?」
みれい「良いとは言ってくれませんでしたが、お試しの相棒にはなれました!」
りおう「あの内容友達にも話してたんですか。」
みれい「勿論です!」
りおう「それにも驚いています…。変わっているというかなんというか。」
みれい「そうですか?作家としては嬉しいですけど、そのせいで困ることは沢山あるのですよね、デリカシーがないとか。」
りおう「あー⋯それは分かる気がします。」
みれい「そこは否定してください!」
りおう「事実なので。けれど、それはそれで大変そうですね。」
みれい「せめて励ましてください(掴めない人ですが、分析し甲斐があります。)。望むところです!みれいもりおうを分析し尽くしますから!」
りおう「なんか嫌ですね、お互い様ですけど。」
-現実世界 動物園-
それからみれいとりおうは1週間に1回は会い、互いを知るために交流を深めている。
今日は牧場へ訪れた。みれいは羊のデッサンをしている。
みれい「猫になりたいです⋯。」
りおう「羊見ながら何言ってるんですか?」
みれい「持ち込み、またダメでした。学校の先生にまで『どんなに持ち込んでもデビューできない。常識の破壊神だから。』って言われましたし。」
りおう「お疲れ様です。常識の破壊神⋯は合っていますが、凄い言われ用ですね。」
みれい「みれいもゆづきみたいに愛着の湧く絵が描けたら⋯。もうイラストレーターとして依頼が来てるそうです。」
りおう「有栖川さんでしたっけ?凄いですね。」
りおうはゆづきと同じ園芸サークルで、顔見知りだった。
みれい「本当に凄いのです!でも、当の本人は自信なさげですし⋯」
りおう「気分転換に、乗馬しますか?りおうがやってみたいだけなんですけど。」
みれい「りおう、乗馬したことないのですか?」
りおう「そういうみれいはあるんですか?」
みれい「小さい頃は、馬と仲良くなるくらいやっていましたよ!」
りおう「そう言われると、想像がつきます。」
りおうの提案で気分転換に乗馬をした。
みれい「りおう、本当に初めてですよね?馬に懐かれすぎじゃないですか?」
りおう「そうなんでしょうか?」
「本当に!貴方は動物に好かれやすい体質なのかもね!」
飼育員も感心していた。
みれい「いいなああ!その才能みれいにも分けてください!」
りおう「どうやってですか⋯。」
みれいが飲み物を買って戻ると、ベンチで休憩していたりおうは考え事をしている。
みれい「りおう?どうしたのです?」
りおう「いいえ。そう言えば、みれいが最初話していた恋愛とは何か、みれいは何だと思うんですか?」
みれい「よくぞ聞いてくれました!今の考えはですね〜、『恋愛』って言葉みたいに恋と愛は直結しないものだと思ってます!求めてる魅力が違うのに、混合させてしまったら駄目になっちゃうんじゃないかなと。」
りおう「求めている魅力とは?」
みれい「恋は相手にときめければそれでいいんだと思うのです。ときめきが消えたらそこで終わりみたいな。でも愛は安心感でしょうか。うちには猫がいるから、無条件で好きって意味が何となくなら分かります。愛が欲しくて一緒にいるんじゃなくて、何の理由もなく愛おしい。喧嘩だってするけど、何時でも未来図にはずっと一緒にいるのです。終わりが来ることを分かっていても、それも含めて愛おしいんです。」
りおう「猫のことについて語ると、表情が柔らかくなるんですね。」
みれい「誰が喋らせたと思ってるのですか。りおうは?最初に会った時にも聞きましたけど、何か変わりました?」
りおう「やはり、りおうの中では恋はないものだと思っています。幻覚とも言えるし、りおうみたいに恋は何を指すのか腑に落ちない人もいる。ですが、愛は本当にいつの間にかありました。みれいが言っていたみたいに、猫にはその感情があると分かります。」
みれい「りおうの家にも、猫いるんでしたっけ?」
りおう「はい。一番信頼できる存在です。」
みれい「りおうも、猫の話をすると優しい表情になりますね〜!」
りおう「仕返しのつもりですか?」
みれい「はい!」
小説をあまり読まない為、脚本調になっています。




