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夢見ぬ異端者  作者: ねるこえめ
〜眠れる祝福〜
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34/129

Peace1-3


-夢の中-

みれいは意気込みながら、ケイトウの苗を花壇に植える。

みれい「よし、『迷える天使』みたいな童話が創れるように、また今度、持ち込みします!」

ミュミュ「頑張ってミュ〜!」

りおう「みれいって持ち込みしてるんですか?」

ミュミュ「そうミュ!みれいの描く絵は抽象的で綺麗で、童話作家にぴったりミュ!」

りおう「何でミュミュが自慢げなんですか?」

ミュミュ「そりゃあミュミュはみれいの守護精霊だからミュ!現実でもミュミュが猫として面倒見てあげてるミュ!」

みれい「まさかミュミュと喋れる日が来るとは⋯夢の中って凄いですね〜!」

リュリュ「りおうだって凄いリュ!勉強もできるし植物にも動物にも優しくて完璧リュ!」

りおう「リュリュに褒められるのが一番嬉しいよ。」

リュリュ「リュリュは現実で猫の姿でも、りおうのこと応援してるリュ!」

のえる「そこ、公共の場でイチャイチャしない。」

2人2精霊「してないです!(ミュ!/リュ!)」

ふらん「それにしてもみれいとりおうっていつ仲良くなったの?」

みれい「実はりおうは、現実世界で法的伴侶制度の相手だったのです。」

ふらん「そういうこと!だから交流を深めようって思ったんだね!」

りおう「まあ仮期間半年ですし、会った時に意味不明なこと言っていたので、分析しておこうと思いまして。」

ゆら「みれい、遂にあのことを言えたんですね!成立したということは、りおうは良いと言ってくれたんです?って本人の前で聞いてよかったでしょうか?」

みれい「良いとは言ってくれませんでしたが、お試しの相棒にはなれました!」

りおう「あの内容友達にも話してたんですか。」

みれい「勿論です!」

りおう「それにも驚いています…。変わっているというかなんというか。」

みれい「そうですか?作家としては嬉しいですけど、そのせいで困ることは沢山あるのですよね、デリカシーがないとか。」

りおう「あー⋯それは分かる気がします。」

みれい「そこは否定してください!」

りおう「事実なので。けれど、それはそれで大変そうですね。」

みれい「せめて励ましてください(掴めない人ですが、分析し甲斐があります。)。望むところです!みれいもりおうを分析し尽くしますから!」

りおう「なんか嫌ですね、お互い様ですけど。」


-現実世界 動物園-

それからみれいとりおうは1週間に1回は会い、互いを知るために交流を深めている。

今日は牧場へ訪れた。みれいは羊のデッサンをしている。

みれい「猫になりたいです⋯。」

りおう「羊見ながら何言ってるんですか?」

みれい「持ち込み、またダメでした。学校の先生にまで『どんなに持ち込んでもデビューできない。常識の破壊神だから。』って言われましたし。」

りおう「お疲れ様です。常識の破壊神⋯は合っていますが、凄い言われ用ですね。」

みれい「みれいもゆづきみたいに愛着の湧く絵が描けたら⋯。もうイラストレーターとして依頼が来てるそうです。」

りおう「有栖川さんでしたっけ?凄いですね。」

りおうはゆづきと同じ園芸サークルで、顔見知りだった。

みれい「本当に凄いのです!でも、当の本人は自信なさげですし⋯」

りおう「気分転換に、乗馬しますか?りおうがやってみたいだけなんですけど。」

みれい「りおう、乗馬したことないのですか?」

りおう「そういうみれいはあるんですか?」

みれい「小さい頃は、馬と仲良くなるくらいやっていましたよ!」

りおう「そう言われると、想像がつきます。」

りおうの提案で気分転換に乗馬をした。

みれい「りおう、本当に初めてですよね?馬に懐かれすぎじゃないですか?」

りおう「そうなんでしょうか?」

「本当に!貴方は動物に好かれやすい体質なのかもね!」

飼育員も感心していた。

みれい「いいなああ!その才能みれいにも分けてください!」

りおう「どうやってですか⋯。」

みれいが飲み物を買って戻ると、ベンチで休憩していたりおうは考え事をしている。

みれい「りおう?どうしたのです?」

りおう「いいえ。そう言えば、みれいが最初話していた恋愛とは何か、みれいは何だと思うんですか?」

みれい「よくぞ聞いてくれました!今の考えはですね〜、『恋愛』って言葉みたいに恋と愛は直結しないものだと思ってます!求めてる魅力が違うのに、混合させてしまったら駄目になっちゃうんじゃないかなと。」

りおう「求めている魅力とは?」

みれい「恋は相手にときめければそれでいいんだと思うのです。ときめきが消えたらそこで終わりみたいな。でも愛は安心感でしょうか。うちには猫がいるから、無条件で好きって意味が何となくなら分かります。愛が欲しくて一緒にいるんじゃなくて、何の理由もなく愛おしい。喧嘩だってするけど、何時でも未来図にはずっと一緒にいるのです。終わりが来ることを分かっていても、それも含めて愛おしいんです。」

りおう「猫のことについて語ると、表情が柔らかくなるんですね。」

みれい「誰が喋らせたと思ってるのですか。りおうは?最初に会った時にも聞きましたけど、何か変わりました?」

りおう「やはり、りおうの中では恋はないものだと思っています。幻覚とも言えるし、りおうみたいに恋は何を指すのか腑に落ちない人もいる。ですが、愛は本当にいつの間にかありました。みれいが言っていたみたいに、猫にはその感情があると分かります。」

みれい「りおうの家にも、猫いるんでしたっけ?」

りおう「はい。一番信頼できる存在です。」

みれい「りおうも、猫の話をすると優しい表情になりますね〜!」

りおう「仕返しのつもりですか?」

みれい「はい!」

小説をあまり読まない為、脚本調になっています。

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