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夢見ぬ異端者  作者: ねるこえめ
〜束ねる花見〜
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26/129

Peace5-5

-大学 夕方-

るかは夕方、教室にゆらを呼び出す。

ゆら「あの、話って…」

るか「ゆら、前に言ってくれたよね。るかが抱えている悩みを打ち明けられる存在になりたいって。それは、今もそう思ってくれてるの…?」

ゆら「勿論です!」

るか「…ありがとう。悩み…というのか分からないんだけど、自分でも自分がどうしたらいいのか分からない。ゆらはきっと、色んな想いを抱えながら告白してくれたのに、その想いに応えることすらできないし、それなのに一緒にいてずっと待っていてくれてるし。ゆらと、ちゃんと向き合わなきゃって思うけど、自分との向き合い方すら、分からないから…」

ゆら(やっぱり、ゆらが告白したせいで、困らせてしまっています…。)

ゆらは言葉を選びながら、告白した時から整理した感情を伝える。

ゆら「るかが、ゆらの告白を断れたってことは、ちゃんとるかが、心に正直だってことだと思うんです。本当に何も思っていなかったら流れで付き合うと思います。人を傷つけても何とも思わなかったり、こんなにゆらと向き合おうなんて、してくれないと思います。だから考えてること全部、るかだと思うんです…!」

るか「…!それ、メメが昨日言ってた…」

ゆら「メメですか?」

るか「メメにもゆらにも、るかがそう見えてるなら⋯そう…なのかな。」

ゆら「『人生において必要な才能は備わっている』ってるか言ってましたよね。きっとるかが自分を押し殺すことができるのも、意味があるんだと思います。」

るか「…そうだね。その言葉を、心に刻んでたはずなのに。それね、昔お父さんに言われた言葉なんだ。きっとお父さんは、自分に対して言ったんだと思うんだけど、るかも上手くいかないことがあった時、よく思い出してる言葉でもある。」

ゆら「ゆらも、その言葉にとても救われています!ずっと自分には才能がないって、あったとしてもろくなものじゃないって思っていたので、凄く救われました…!」

るか「うん、まあそれからお父さんとは一度も会ってないから、どこで何してるのかも、分からないんだけど。」

ゆら「…そうだったんですね…。そんな大切な話、ゆらが聞いてしまって良かったんですか…?」

るか「ゆらがるかに恩返ししたいって言ったんじゃん。それなら話していかないと、悩みまで辿りつかないよ。」

ゆら「正論です…。るかが無理していないなら、話してください!」

るか「ゆらも無理しないで。ゆらは些細なことにも真剣で、だから自分の感情がよく分かるんだと思う。ゆらも押し殺さないで、その心を大切にして、素直に生きて。」

ゆら「…はい!ありがとうございます!

『素直に生きる』といえば、るかはやっぱりご飯を食べてる時が、一番心に素直な気がします!もっとご飯と向き合えば、もしかしたらるかの心とも向き合えるようになるとか…ないですかね。」

るか「なるほど。試してみよう。」

2人は本調子に戻り、夕食の前の前夕食を食べに行った。


-夢の中-

るか「あ、ゆら。」

ゆら「るか!今日も頑張りましょう!」

のえる「やっといつもの2人に戻った。」

るか「やっと?」

みれい「そうです!ゆら、最近るかとぎこちなかったですし、何かあったのですか?」

ゆら「あ、それは…るか、話していいですか?るかの内容は話さないので!」

るか「別に話してもいいよ。」

りおう「あの…園芸は…」

ろわ「じゃあ私とりおうは、るかから話を聞いていい?呪いと何か関係あるみたいだし。」

りおう「何故勝手に巻き込まれてるんですか?」

のえる「のえるはせれんの創作見てるから、話してきていいよ。」

ふらん「え!?のえる待ってるの!?」

のえる「ふらんとみれいはずっとゆらの相談のってきたけど、のえるはゆらともるかとも、夢の中で初めてあった訳だし。気兼ねなく話したいでしょ?」

ゆら「それは、流石に申し訳ないです!現実世界で話すので、ここでは園芸しましょう!」

のえる「気にしないで。寝不足だったし丁度いいよ。」

せれん「ほら、行った行った。」

ララ「せれんは創作のために静かになってほしいだけラ…。」

みれい「それなら、教会前の花畑で話しましょうか。」

ろわ「私達はどうする?」

りおう「園芸しながらでいいなら、聞きますよ。」

るか「るかの意思はどこに言ったの?」

シュシュ「話たくないシュ?」

るか「ご飯食べながらでいいなら。キッチン見てくる。」

みれい「みれい達もピクニックっぽさを出す為にご飯持っていきましょう!」

ふらん「でも、ここ夢の中だから食べても意味ないんじゃ…。」

レレ「雰囲気作りレ〜!楽しそうレ〜!」

ヴェヴェ「皆うるさいヴェ!のえるの快眠を邪魔する者は許さないヴェ!」

のえる「ここの世界、眠れてるのか怪しいけどね。」


るか、りおう、ろわ、メメ、リュリュ、シュシュは霧を抜け街の方に、ゆら、みれい、ふらん、フィフィ、ミュミュ、レレは教会前の花畑で今までのことを振り返る。

ふらん「そんなに壮大なことがこの短期間にあったんだ…!ゆら、凄く頑張ったんだね!」

みれい「本当です!今までなら誰かが気になった段階で相談してくれたゆらが、告白までしていたなんて!」

ゆら「2人に相談しすぎて、迷惑じゃないか、ずっと気になっていたんです…。それに今回は、フィフィに沢山救われました。ゆらだけでは、何もできませんでした。」

フィフィ「それでも、行動したのはゆらですフィ。フィフィはゆらが自分を客観視できるよう、お手伝いしただけですフィ。」

みれい「ゆらとフィフィの絆ですね!ここまで話が進んだことなかったですし、フィフィがゆらのことをよく見てるって分かってほのぼのしてます!」

ふらん「それに、ゆらのこと迷惑だなんて思ったことないよ!こんなに心地よく過ごせるから、一緒にいるんだもん。」

みれい「みれいもです。お互いの相談にのったりもしますが、それ以上に雑談の方が多いですし!」

ゆら「ほ、本当ですか?それなら、良かったです。ゆらも、2人と過ごす時間はかけがえのないもので、とても支えられてるんです。いつも、ありがとうございます!」

ふらん/みれい「こちらこそ/です!」

風が吹き、桜の花びらが舞う。

ふらん「それにしても、この辺りって綺麗だし、落ち着くね。今度園芸の後とか、皆でのんびりできないかな。」

みれい「そうですよね!ここで風景や、皆のこと絵に残しておきたいです!」

ミュミュ「絵のモデルなら動かなくて良くて楽ミュ〜。」

レレ「ミュミュ、いつも必要最低限しか動いてないレ。」

ゆら「時間がゆっくりと流れている気がしますよね。ゆらもこの景色を見ていると、お花見がしたくなってきました!」

みれい「それじゃあ他の皆にも、絵のモデルになってもらえるか聞いてみます!」

ゆら「ゆら達は決まってるんですか!?」

みれい「駄目なんですか?」

ふらん「ふらんは大丈夫だよ〜。それに、みれいがふらん達の絵を描くの、これが初めてじゃないし。」

ゆら「それもそうですね。フィフィのこと可愛く描いてくださいね!」

フィフィ「そうですフィ!いつもみたいにフィフィの原型を無くさないでくださいフィ!」

みれい「抽象画なだけで、ちゃんとフィフィいますから!みれいから見えてるフィフィですから!」

ミュミュ「フィフィって、みれいからあんな風に見えてたミュ…?」

ふらん「折角だしふらんも、何か創作できたらいいんだけど〜。今度ろわに相談してみよ〜。」

ゆら「今日はゆらの為に皆気を使ってくれたんだと思いますし、のえるも呼んで、ろわ達のところに合流した方がいいですよね…?」

みれい「みれいはこのまま話していても良かったのですが、確かに皆が絵のモデルになってくれるか許可を取らないとです。」

ふらん「じゃあ今からでも、園芸しに行こう!」

そうして、3人と3精霊は一度教会に戻り、のえるを園芸に誘った。

小説をあまり読まない為、脚本調になっています。

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