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夢見ぬ異端者  作者: ねるこえめ
〜束ねる花見〜
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24/129

Peace5-3

-次の日曜日 夢の中-

教会で座って作業をする日には、時々せれんの創作に皆で協力するようになっていた。

せれん「皆のお陰で大分曲が増えてきた。一度、曲が流れる本作ってみたいんだけど、工作できる人いる?」

ふらん「工作得意だよ!任せて〜!」

せれん「ありがとう。あとはデザインか⋯。」

みれい「うーん…せれんの曲って無感情の中の感情を表現してると言いますか…取り敢えずデザインとして皆に分かりやすくするのって難しいんですよね…。」

りおう「みれいの表現方法はいつも分かりにくいですけどね。」

のえる「それは思ってた。せれんもみれいも自我を出しすぎ。」

みれい「のえるがそれ言います!?」

ゆら「あ、あの、それなら、パッチワークはどうですか?単純にゆらが好きなだけなんですけど、今回のせれんの曲は心情の変化がテーマのものが多かったですし、心ってなんだかパッチワークみたいだなって。」

るか「パッチワーク⋯。」

のえる「いい案!パッチワーク可愛いし。」

みれい「流石ゆらです!」

ふらん「それなら色んな生地集めよ〜!」

ヴェヴェ「恐らく地下室に召喚されたヴェ。生地を探しに行くヴェ。」

のえる「え!?生地まで揃うのここ!?」

ふらん「何それお金かからないじゃん羨ましい!現実でもほしいよ〜!」

レレ「ふらんの作る衣装が自然を豊かにするものなら、きっと出てきてくれるレ〜!」

ふらん「じゃあそういう衣装沢山考えなきゃ〜。」

るか「でも、せれんの曲ってお世辞にも自然と関係していると思えないけど、何で夢の中は協力的なの?」

シュシュ「シュシュもよく分からないシュ…。イレギュラーすぎるシュ…。」

のえる「そんなことより、地下探索行こー。」

ふらん「ふらんも〜!」

そう言って、のえる、ふらんと守護精霊のヴェヴェ、レレは地下室へ赴く。

他の人はそれぞれ作業を続けていた。そんな中、るかはゆらに話しかける。

るか「ねえねえ!何で心とパッチワークが関係あるの?」

ゆら「え?えっと⋯心ってきっと、最初は自分の柄しかないと思うんです。それが、色んな人やものと影響し合うことで、色んな柄になって、それが積み重なって古くなったり新しくなったり、バラバラだけど、それらを繋ぎ止めて一つのものになっているところが、心に似ているなと思ったんです。」

るか「そうなんだ…!ゆらには心がそんな風に見えてるんだね。⋯るかの心もそうなってるのかな。」

ゆら(るか、好きと向き合ったことがないって言ってましたよね。でも本当は向き合いたいのでしょうか…。)


-とある双葉家-

いろ「ゆらー明日ふらん連れてきてー!」

ゆら「そんな急には無理ですよ…。ふらんが作った服着たいんですか?」

いろ「違うよ!最近いつもやってるゲームで、凄い上手いけどムカつく奴がいてさ。絶対倒して黙らせたい。」

ゆら「いろみたいにゲームで性格悪くなる人に、ゲームは向いてませんよ…。その人もそうです。違うほのぼのしたゲームすれば良いじゃないですか。」

いろ「嫌だ!絶対倒したいの!」

ゆら「そんな風にしかお願いできない人に、ゆらの大切な友達を巻き込めません。」

いろ「〜!お願いしますゆら!今日のおつかい代わりに行くから!ゆらの友達に迷惑かけないから!」

ゆら「…もし迷惑かけたら、二度と呼びませんからね。」

いろ「分かった!ありがとう!」

ゆらはため息をつきながらふらんにメールを送る。

ゆら『…という訳で、いろにゲームを教えてくれないでしょうか?ふらんには迷惑でしかないと思うのですが、必ず何かお返しをしますので…!』

ふらん『迷惑じゃないけど、そんなに強い相手なら、ふらんよりもせれんの方が良いかも。ふらんは趣味程度だけど、せれんは大会にも出てるらしいし!』

ゆら『前に言っていたゲーム仲間って、やっぱりせれんのことだったんですね!』

ふらん『うん!時々ふらんと同じ寮ののえる、るかとせれんの4人でゲームしてるんだ!』

ゆら『のえるってふらんと同じ寮だったんですね!?こんなにも繋がりがあったなんて…!』

ふらん『取り敢えず、せれんにメールで聞いてみるから、待ってて〜!』

ゆら『ありがとうございます!』

夜に、ふらんからメールがあった。

ふらん『ゆらごめん!せれんに伝えたんだけど、教えるのできないって言われちゃった…。』

ゆら『そうなんですね…。伝えてくれてありがとうございます!せれんにも、ありがとうと伝言してもらっていいですか…?』

ふらん『勿論!』


-寮-

ふらんは携帯を見つめながら、どうしたものかと、隣にいたのえるに聞いてみた。

ふらん「のえる〜。ゆらのきょうだいのいろがね、ゲームを教えてくれる人探してるみたいなんだけど、ふらんはこのゲーム趣味程度にしかできないし…。のえるも良かったら、一緒に来てくれない?」

のえる「ちょっと待って!その前に、るかは誘ったの?」

ふらん「ううん、まだ。せれんは一番ゲーム上手だから聞いてみたんだけど、案の定教えるの面倒みたいで…。それによくよく考えたら、いろと接点あるのふらんだけだし、最低限ふらんは一緒に行った方がいいかなと思って。それで、今のえる誘ってるとこ。」

のえる「そこはるかを1人で訪問させるべきでしょ!のえるとふらんが行ったらただの邪魔者にしかならないから嫌だ。」

ふらん「邪魔者?どういうこと?」

のえる「多分だけど、ゆらってるかのこと好きじゃん?」

ふらん「えーー!?そうなの!?」

のえる「多分ね。夢の中の言動でそう思っただけだけど。」

ふらん(でもゆらからは、かすむ先輩に失恋したところまでしか聞いてない…。確かに最近少し明るくなったけど、また暗くなっちゃったし…。)

ふらん「ふらん、何も聞いてないけど、色々あったのかな。」

のえる「そりゃ友達にも言いたくないことの一つや二つあるでしょ?」

ふらん「まあ…それはそうだけど…。」

のえる「兎に角、今回の適任はるかだから。」

ふらんは、ゆらにメールの続きをする。

ふらん『ふらんは最近就活に追われてて、のえるも課題があるから無理だって…。るかはどう?』

ふらん(ゆらごめん!就活や課題に追われてるのは事実だけど、心苦しい…。)


ゆらの携帯に通知が届く。

ゆら(ふらんからです…2人とも忙しそうですね…。)

ゆら「そう言えば、るかを好きになったこと、まだみれいとふらんに伝えていませんでした!」

フィフィ「ゆらが焦って突っ走っていたからですフィ。落ち着いたら、2人に話せば良いですフィ。」

ゆら「そうですね、2人にはいつも相談にのってもらっていて申し訳ないですし、折角なら前向きな話を聞いてもらいたいです。」

ゆら(兎に角今は、いろのゲームを手伝ってくれる人を探さないと…!まだるかにどう関わっていいのか分かりませんが、今頼れるのはるかしかいません…。ですが、来てくれるでしょうか…。)

ゆらは思い切ってるかに連絡をし、いろにゲームを教えてくれないかと誘う。

小説をあまり読まない為、脚本調になっています。

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