Peace6-2
ろわ「それは…皆を愛していた、からじゃ…」
ゆら「違います。ゆらは誰かから好かれたい、必要とされたいと思っていた国王様に似てしまいました。だからといって分かる訳ではありませんが…その愛されたい誰かは決まっているんです。誰でも良い訳じゃありません。本当に博愛なら、るかやメメみたいになるはずです。」
るか「…え?そうなの?」
みれい「確かに、それは説得力があります。るかやメメみたいだったら、天使達をあんな扱いできません。」
のえる「国王様が何をしたかったのか分からないけど、皆を愛していた訳じゃないのは確かだね。」
ゆら「ろわ、言ってくれましたよね。自分を責めないでって。その言葉に凄く救われたんです。だからろわも、これからはろわ自身の為に生きてください!」
ろわに頭を下げるゆらの姿が、師匠と重なって見えた。
ろわ「でも…私には最初から、やりたいことも何もない。せめて⋯せめて生き辛い呪いが解けるよう、皆だけでも守りたい。皆には私が死んでも生きてほし…」
せれん「嘘つかないで!!!」
ろわ「え…?」
せれん「ろわは何でいつもそうやって自分で何でも背負おうとするわけ!?それがせれん達の何になるの!?ろわが死ぬくらいなら、別にこの世の中がどうなったっていい!」
ろわ「でも、せれんはあの国を恨んで⋯」
せれん「勿論せれんはいつでも本心しか言ってない。国王様の前で言ったことも本心。でもろわはずっと本心で話してない。疲れたの後しか本心じゃない。皆にお節介はするくせに自分のことはシュシュの言葉すら聞かない。何でも1人で背負おうとするろわが、1番孤独を恐れてることくらいせれんだって知ってる!」
ろわ。「……そうだよ。本当は皆と一緒にいたい。1人は嫌だ…。でもこんな世界も嫌だから…どうすれば良かった…?」
せれん「…まあ、結局自分でも何でも、誰かのせいにしないと潰れちゃう。自由だからこそ、自分のせいにしたら幾らでも自分を追い詰めれる。
…だから、せれんは花の天国とろわのせいにするよ。」
ろわ「…え?」
せれん「花の天国ってせれんが何もしなくても勝手に滅んでたし、言うこと聞いて人間界に来る必要なんてなかった。ろわは色々知ってたくせに何も教えてくれなかったし。それにあの国、結局人間界滅ぼせてないし、せれんの今までの苦労はどこにいったわけ?まず生まれてきた意味とかなくない?」
ろわ「そんな事…きっとせれんにも、何かしら役目があって…」
せれん「いいや、ないね。あるとしたら生まれてきた意味なんてないことを証明する為に存在してるまであるよね。ろわは自分に役目があるとか、何のために生きてるとか、自分を過大評価しすぎ。」
ふらん「せれんってこんなに饒舌だったんだ…。」
りおう「それよりも、結論をろわに伝えないとただの悪口ですよ。」
せれん「結論?…つまり、ろわは償いが終わってない。ここに置いてかれた皆で一緒に生きることが、ろわの償い。」
ろわ「…は?でも、せれんは1人が良いって…」
せれん「ララに言われた、ろわを止めろって。この世界は恨んでても、7人は嫌いじゃないんでしょって。」
ろわ「え?」
-回想 白昼夢-
ララ「せれん、お願いラ。きっとろわは、シュシュや師匠の後を追おうとするはずラ。せれんにしか止められないラ。」
せれん「…でも、ろわがそうしたいなら、それでいいんじゃないの?」
ララ「シュシュも師匠も、そんなこと望んでないラ。それに、せれんもろわにいてほしいはずラ。違うラ?」
せれん「…」
ララ「きっと、ろわは花の天国や人間界を恨んでいても、7人やララ達守護精霊のことは嫌いじゃないラ。ララも、皆が大好きラ。せれんが大好きラ。」
せれん「⋯せれんもララのこと、嫌いじゃない…よ。」
ララ「…!せれん、ありがとうラ…!ララもせれんのこと、大好きラ!」
せれん「せれんはね、情が一番怖いよ。好きも嫌いも判断できなくなる。皆に、ろわに対する情が深くなることが怖い。これもろわのせい。」
ろわ「…。」
せれん「だから、ろわもせれんのせいにすればいいじゃん。そしたら生きやすく…」
ろわ「ふふっははは!せれん、励まし方下手!」
ろわが涙目になりながら笑っていた。
せれん「精一杯脳を活用してんのに何言い出すの。」
ろわ「だって、慣れてないじゃん。」
せれん「⋯まあいいや。取り敢えず、そんなんで責任を取るくらいなら、生きて責任取って。」
小説をあまり読まない為、脚本調になっています。




