Peace0-8
ララが玉座の間へ着くと、そこにはシュシュがおりました。
シュシュ「ララ!無事に合格できたんだね!」
ララ「あれ?シュシュは何でここに?」
国王「まさか⋯その花が遂に咲いてしまうとは⋯。」
動揺した声色の方へ目を向けると、そこには威厳を保ち続ける優美な国王の姿がありました。
ララ「国王⋯様?」
国王「あなたは人間の手によって作られた禁断の花、青薔薇を咲かせてしまいました。よってこの国からの追放を命じます。」
呆然としたララは全身が強ばることを実感しました。
国王「分かっているとは思いますが、この国の掟を破り人間界へ追放されるということは、常に呪いがつきまとう残酷な運命が待っています。」
ララ「な⋯ぜ⋯それは、ララのせいなの⋯?」
国王「これは、古くからの決まりです。お前はどんな理由があっても、人間界に行き、苦しまなくてはなりません。」
ララ「なにそれ⋯。ララの役目は…人間界に希望を与えることなのに…。」
茫然自失となったララは青薔薇を散らそうと、手に持っていた青薔薇を握りしめました。
シュシュ「待って!」
シュシュの叫ぶ声が聞こえ、ララは一瞬正気に戻りました。
シュシュ「そんな事したら、ララが消えちゃうよ!」
ララ「シュシュ⋯。」
国王「時期国王となる者が何を言い出すのですか、シュシュ。」
ララ「え⋯そっか、だからシュシュは此処にいるんだね。」
ララは青薔薇に祈りを込め、次々とララを取り押さえようとする天使達を枯らしていきました。
国王「なんてこと…。今すぐに止めさせなさい。」
シュシュ「ですが、どうやって…。」
国王「あやつの花を枯らしなさい。」
花を枯らすという命令は、ララの死を意味していました。
その間にも、ララの足元から建物は寂れていき、外に咲いていた花が枯れ始めました。
外ではリュリュを筆頭に、皆を城から避難させていました。
リュリュ「こんな身勝手なこと…もしや人間がいる?」
メメ「いや、これはお城から広がっているっぽい。…もしや、先生に連れていかれたシュシュかララ!?」
シュシュ「そんな…無理です!国王様、本当にシュシュが時期国王なら、ララを助けることを願ってはいけないのですか。」
国王「ここでいう国王とは下界の人間ような独裁者を示す言葉ではない。規律によって存在する者。古からの掟に逆らう者は、国王と呼ぶに値しません。」
ララ「シュシュ、これ以上何か言ったら、今度はシュシュが追い出されちゃうよ。」
シュシュ「⋯でも、ララには人間界になんて行ってほしくないし、死んでほしくもない。ララはどうしたい?人間界をずっと眺めていたけど、追放されたい訳じゃないよね?」
ララ「この国の所為で、人間界で苦しい想いなんてしたくないよ。ただ、他の天使と違って、人間界には憧れてた。この国であまりにも忌み嫌われている人間を、自然と同じくらい美しい存在にしたかった。だけどこの国は、美しくなんてなかった。」
ララは一層祈りを込め、炎を操り城に火をもたらしました。
フィフィ「お城から煙が出てます!?やっぱり人間が侵入してきたのでは!?」
ミュミュ「そうだとしても、皆逃げる時、一切花に目もくれてなかった。もしかして、ここにいる者も人間みたいな存在なの?」
レヴェ「今気づいたんだ。ここにいる奴ら、掟に従ってるだけで穢れは人間と同じようなものだよ。」
小説をあまり読まない為、脚本調になっています。




