Peace0-6
ミュミュの足元には枯れかけたすずらんが咲いていました。
目の前には2つの影があり、その影は
「毒のある花は危険だ」
「枯れた花は美しくない」
と話をしていました。
「貴方もそう思うよね!?」
ミュミュは同調を求められます。
ミュミュ「そんなことないと思うけど…」
そう反論するも、
「いい子ぶってる」
と言われてしまいます。
枯れかけのすずらんは2つの影に応えるように、美しい花になろうとしましたが、ミュミュは直前で止めてしまいました。
ミュミュ「自然の摂理に逆らわなくていいんだよ。それに毒のある花、大好き。」
ミュミュはすずらんに声をかけました
するとすずらんから
「どこが好きなの?枯れてると汚いって言われるし、毒って周りに迷惑なんだって。」
と問われます。
ミュミュ「枯れてる花は、生きてるって分かって好き。毒のある花は、自分を精一杯守る武器を持ってて好き。そんな花の良さが分からないあの影は、もしかして人間?」
そう答えると、すずらんは喜ぶように咲き誇りました。
リュリュが目を覚ますと、そこは墓地でした。
墓の横に、泣いている人影がありました。
リュリュが近寄ってみると、
「愛していた人が事故で亡くなった…」
と、人影が言いました。
墓地から少し離れると、辺り一面はイバラで覆われており、その中に一輪、白いカーネーションが咲いていました。
リュリュはそのカーネーションを摘もうとするも、イバラで怪我をし、白いカーネーションは赤色になってしまいました。
リュリュ「お供えにならないかもしれないですが、貴方に渡します。教科書に、人は花をお供えすると書いてありました。」
しかしその人は赤色のカーネーションを見て
「そんな血を連想する花、見たくない!」
とだけ言って、いつの間にか消えてしまいました。
リュリュ「連想って、赤だけが血の色じゃないのに。人間って何で先入観に振り回されるんだろう。」
気づくと辺りを覆っていたはずのイバラがなくなっており、白いカーネーションが咲き乱れていました。リュリュが持っていたカーネーションも、白い色を取り戻していました。
シュシュは全方位イバラに囲われる中を彷徨っていました。辺りからは孤独への恐怖の声が聞こえ、それらを無視しながらシュシュは遠くにある光を目指します。
光へと辿りつくも、その光も孤独への恐怖に苛まれていました。
「孤独は嫌だ。皆いなくなってしまう。世界を1つにまとめたい。そこの王になれば、きっと誰も離れていかない。」
その光が闇へと変わってシュシュを包みこみました。
「お前も孤独だ。」
シュシュ「…!違う…シュシュは…」
「お前がノイバラを咲かせてしまったら、皆と一緒になどいられない。」
シュシュ「…!」
この国の作り出した神様はノイバラが好きだったと、教科書に記されていました。つまり、ノイバラを咲かせた時点で、その者に勝つ花などなく、時期国王になることが決まってしまうのです。
シュシュ(国王になってしまったら…皆は対等に関わってくれなくなるのかな…だったら、花なんて咲かせなければ…!)
そんなシュシュの意思に反するように、いつの間にかシュシュはノイバラを持って出口にいました。
小説をあまり読まない為、脚本調になっています。




