Peace0-5
-洗礼の扉 試練-
フィフィが目を覚ますと、周囲が炎で覆われていました。
目の前には桜の木があり、フィフィは桜の花を摘んで帰らないと試験に合格できないと悟ります。しかし、火が枝から枝へと移っており、登ることもできません。
フィフィ「誰がこんな酷いことを…そう言えば、人間は火を操れると、教科書で読みました。…まさか…。」
どんどん炎は燃え広がります。
フィフィ「今はそんなことよりも、どうにかこの木を守って、花を…!」
ですが、どこにも水がありません。
ふと足元を見ると、枯葉が沢山落ちていました。
フィフィ「木を守れなきゃ、追放でしょうか…。」
せめてもと葉を集め、花形にして持って帰ろうとしましたが、火が扉の前を塞いでいました。
フィフィ「枯葉も大切な命です。寄せ集めでも、一つ一つが微力でも、きっと国王様は分かってくれるはず。」
そうフィフィが葉に想いを込めると、炎が消え、枯れかけていた桜が咲き誇りました。
メメの目の前には大きな冥界への門がありました。横から影が来て、名残惜しそうに足元の花を見てから、冥界の門を潜ろうとしていました。
メメ「待って!その花はどうするの?」
影が足を止め、メメに向かって言いました。
「そのネモフィラは大切な花なんだ。私はもうここに戻ってこれないけど、大事にしてね。」
メメ「何で大切な花なのに、置いていくの…?」
「あなたなら、その花を大切にしてくれると思ったから。」
メメ「そ、そんな理由で…?この国は、自分の花は自分で責任を持って育てて、見守る場所なんだよ?あなたみたいな身勝手な存在、見たことない。」
「それは、私が人間だからだよ。」
そう言って門の中へと入っていきました。
メメ「…!種族を言い訳にしないでよ!そんなに大切な花なら、最後まで責任を持って自分で見て!」
メメは自身がつけていた髪飾りを投げて門が閉まるのを止め、ネモフィラを摘んで冥界の門へと入っていきました。
レヴェの近くには沢山のミモザが植わっており、レヴェはミモザを摘んで出口を探していました。奥に進んで行くと、遠くに美しい勿忘草と何かの影を見つけました。その影は、辺りの植物を枯らしていく禍々しい影に追われていて
「助けて…」
とレヴェの方へ向かってきます。
レヴェ「あの禍々しい影…人間?じゃあ追われてる影も…。勿忘草を助けないと。」
ふとレヴェが地面を見ると、勿忘草とレヴェの間に川があることに気がつきました。
しかし人影は気づくことなく、レヴェの元へと近づいてきます。
レヴェ「危ない!」
レヴェがそう叫んだところでもう遅く、その人影は川に落ちてしまいました。
その時、レヴェはよく眺めていた人間界の"家族"を思い出します。
レヴェ(これが正解かは分からないけど…)
レヴェは川に飛び込み、人影を助け岸に戻りました。気がつくと、どちらの影も見当たらず、レヴェの手には勿忘草とミモザがありました。
小説をあまり読まない為、脚本調になっています。




