Peace0-4
教会の庭に生まれし7体の天使は、生まれた瞬間から次期国王候補であることが決定していました。
特に赤い目を持って生まれた天使は、時期国王になる率が高い為、リュリュとシュシュは期待の眼差しを向けられていました。
ここにいる天使達は、生まれた時から学校へと通います。時を経て7体の特別な天使は大天使となるため、そして次期国王となるため洗礼の扉へと赴いていきました。
他の天使達は、時期国王が誰になるのか興味津々で洗礼の扉の周りへと集まっていました。
「ねえ、あの方達って成績バラバラだよね。それでも時期国王候補からは降ろされたりしないの?」
「それは教会の庭から生まれた時点で決まってるんだよ。それに、洗礼の扉での最終試験では成績だけでなく、天使の精神力が試される。」
「実際今までの試験は何だったのくらいに最終試験には関係ないよね。でも、成績が良ければ良い程、より上質な大天使になられるらしいよ。」
「学力でいけばメメ様とミュミュ様だよね。実技はあまり評価されてないけど、成績で言ったら上位には入るし。」
「逆に天才肌なレヴェ様は学力があれだけど、実技はトップクラスだよね。」
「まあレヴェ様は不思議なオーラというか、正直関わったことそんなにない⋯。」
「同じく⋯。でも、熱狂的なファンもいるよね。」
「だけどやっぱり次期国王候補で有力なのはリュリュ様とシュシュ様でしょ!成績も実技もトップで競い合ってるし、何より赤い目だし!」
「やっぱりそうだよね!あの方達ならきっと最高の国王になってくれる⋯。」
「あれ、後の2人は?」
ララは大衆の目に耐えられず、なかなか扉へと近づきません。そんなララを、フィフィが宥めていました。
フィフィ「ララ、もう行く時間ですよ。」
ララ「いやだって、こんなに沢山天使が集まるなんて聞いてないし、こういう神聖なものってもっと静かなところで行うものでしょ。何考えてんのあの国王様⋯。」
フィフィ「気持ちは分かりますけど、それ外で言っちゃダメですよ。みんな国王様のこと慕ってるんですから。」
ララ「ララ達に四六時中無関心なのに、勉強だけは見張りまでつけるあの国王様のことを?全く、皆外面しか見てないんだから。」
フィフィ「フィフィ達だって関わり少ないんですから、天使達と変わらないでしょう?行きますよ!」
フィフィはなんとかララを引っ張り出すことに成功しました。
「あ!来た!」
「最後のお二方は座学も実技もそこそこだけど、こういう方達が国王になるって展開もあるのかな!」
「ちょっと、人間界での下世話な話じゃないんだから。何でも卒なくこなせるリュリュ様かシュシュ様じゃないとこの国を任せられないじゃん!」
「まあまあ、何を言っても決めるのは国王様なんだから。」
最終試験が始まりました。天使達の視線を感じながら、7体の特別な天使は洗礼の扉の前へと整列しました。
最初にフィフィが呼ばれ、メメ、レヴェ、ミュミュ、リュリュと順に扉へ入っていきました。
そして、シュシュが扉の中へ入っていきました。皆がいなくなり不安を感じるララでしたが、少しして自分の番が来ました。
「ララ、準備はいいですか?」
ララ「はい。」
ララは扉の中へと消えていきました。
小説をあまり読まない為、脚本調になっています。




