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夢見ぬ異端者  作者: ねるこえめ
紡がれる白昼夢
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106/129

Peace3-5

山に6人が集まると、のえるとふらんが教会から降りてきた。

ふらん「ろわー!緊急事態!」

のえる「なんか雪降ってるんだけど!」

ろわ「え?教会に?」

ふらん「兎に角皆早く来てー!」

急いで霧の中へ入ると、2人の言っていた通り雪が降っていた。

教会はいつも春のような気候だったので、寒いことにも気がつく。

ミュミュ「ミュミュ猫ミュ!もう外いられないミュー!」

リュリュ「リュリュもリュー!」

ミュミュとリュリュは籠から飛びだし、教会の中へと入っていった。

みれい「猫は炬燵で丸くなるですもんね。」

りおう「教会の中は大丈夫なんですか?」

レレ「教会はあったかいレ〜。でもここだけ寒いレ。」

せれん「なんかの故障?」

ヴェヴェ「故障言うなヴェ。ゲームじゃないヴェ。」

せれん「でもここ仮想空間じゃん。」

ララ「違うラ!そんな感じなだけラ!」

ゆら「花達、枯れてしまうのでしょうか…?」

ろわ「流石にここで花は枯れないと思うけど、一応マルチングして、植物を不織布で覆おう。」

温暖が必要な花だけ不織布で覆い、腐葉土をマルチングに使った。


守護精霊の守護知識

守護精霊の守護知識の時間ラ!今回はララが、マルチングに使う腐葉土の作り方を紹介するラ!

用意するものは落ち葉、米ぬか、水、道具諸々ラ。腐葉土を作る場所は、水はけと風通しが良い場所を選ぶラ〜!

まずは落ち葉全体の3、4分の1を土の上に積み重ねるラ。そしたら、米ぬかと水を全体に行き渡らせるようにかけて、足で踏んでいくラ。また落ち葉を積んで、これを3、4回繰り返すラ。

全部できたら、落ち葉が隠れるように土を被せるラ。この土は、山の土や畑の土が良いラ。

この腐葉土の山は月に一回、空気が含まれるようにかき混ぜるラ!これを数ヶ月続けると、土が森の香りになってくるラ!そしたら完成ラ〜!


教会へ入り、8人は夕食の準備をした。

ララは先ほど見た劇を思い出しながら踊っていた。

ララ「ララ達も劇みたいな舞踏会したいラ!」

ミュミュ「そんなこと言っても、ミュミュは見てないから知らないミュ。」

メメ「メメも見てないメし、第一踊れないメ。」

フィフィ「すごく綺麗でしたフィ。途中からゆらが泣いてて集中できなかったですフィが。」

ゆら「う…すみません。」

ヴェヴェ「のえるの勇姿見れなかったヴェ…。」

のえる「室内だったし、鳥が入れる場所なかったもんね。」

レレ「じゃあぬいぐるみのフリしたらいけたレ…。」

るか「流石にバレると思う。」

ふらん「そんな迷える精霊達に朗報!焼きたてほやほやの動画もらってきたよ!」

みれい「え!?こんなに早く動画ってできるんですか!?」

ふらん「まだ仮段階のだけど、頼んだらもらえたよ!」

レレ「やったレー!!ふらん、ありがとうレ!」

ヴェヴェ「麗しののえるが見れるヴェ!?感謝するヴェ。」

ふらん「じゃあ皆が見てる間に、精霊サイズのドレス仕上げとこ!」

ララ「いつの間に用意してたラ?」

ふらん「こんなこともあろうかと思ってね〜。」

のえる「ていうのは嘘で、ただのえるとふらんが着せたくて用意してただけ。」

レレ「ありがとレ〜!」

リュリュ「リュリュはやるって言ってないリュ。」

ヴェヴェ「リュリュはマイペースすぎるヴェ。」

リュリュ「ヴェヴェに言われたくないリュ。」

シュシュ「まあまあ…ミュミュが一緒ならリュリュも踊るシュ?」

ミュミュ「ミュ?何でミュミュが勝手に巻き込まれてるミュ?」

みれい「ミュミュ踊らないのですか!?折角絵に残そうと思ってたのに!」

ミュミュ「ミュミュは絨毯で寝っ転がってたいミュ〜。」

りおう「リュリュ、どうしたら踊ってくれるんですか?」

リュリュ「りおうまでリュ!?…じゃあ、りおうがパイプオルガンで演奏してくれたらいいリュ。」

りおう「え?」

リュリュ「最近弾いてるの聞いた事ないリュ。小さい頃はよく弾いてたリュ。」

りおう「ですが、あれは夢で聞いた音楽を頼りにしていますし…人前で弾くのは…」

リュリュ「そしたらリュリュも踊らないリュ。」

ララ「あともう一息だったのにラ!…そうラ!せれん!何か舞踏会っぽい曲ないラ?クリスマスっぽくてもいいラ!」

せれん「せれんがそんな平穏な曲作ると思う?」

ろわ「今回の劇でのインスピレーションを曲にするとかは?」

せれん「…不穏な曲なら沢山思いついたよ。」

ろわ「…。」

りおう「あ、みれい、何か楽器を習っていたりしませんでしたか?」

みれい「楽器ですか?小さい頃ピアノは習っていましたけど、即興では弾けませんし…でも最近、ハープにハマっていて、簡単な曲なら弾けますよ!」

りおう「それです!合奏ならまだ、りおうも弾く気になれます。どうですかリュリュ!」

みれい「ミュミュも!」

リュリュ「それなら踊るリュー!」

ミュミュ「仕方ないミュね〜。みれいのハープは聴きたいミュ。」

りおう/みれい「良かった/やったー!」

のえる「パイプオルガンはそこにあるけど、ハープはどこにあるの…?」

リュリュ/ミュミュ「…。」

ララ「皆忘れてるラ!ここは必要なものが揃うラ!だから…」

ララは地下室に行き、暫くするとハープを持って戻ってきた。

ララ「あったラ〜!」

ゆら「どういうことです!?」

るか「すごい仕組み。園芸に必要なものだけじゃなかったっけ?」

シュシュ「基本的にはそうシュけど、ここは精霊達の為の場所でもあるシュから、関係なくても出てくるみたいシュ。」

ふらん「確かに、ふらん達が家出で持って来れなかったものも、ここに揃ってたよね。偶然置いてあったんだと思ってた。」

ヴェヴェ「あれはヴェヴェとレレが強く願ったからきっと用意してくれたヴェ。」

のえる「ヴェヴェ…ありがとう…。」

ふらん「レレもありがとう!」

レレ「レ〜!」

ふらん「それじゃあ、早速動画見よっか!」

8人と8精霊は今日の舞台の動画を見ながら夕食にした。その後、ふらんとのえるは精霊達の衣装を作り、8精霊は踊りの練習をしていた。

のえる「やっと衣装できたー!」

ヴェヴェ「のえる、お疲れ様ヴェ。」

ふらん「ここからはお待ちかね、クリスマスプレゼント交換だよ!」

メメ「ふらん、劇もやって衣装も作ったのに元気すぎるメ。」

るか「その体力、るかにも分けてほしい。」

ゆら「るかがこれ以上体力ついてしまったら、眠らなくても生きていけちゃいますよ!?」

るか「それは嫌だからいっか。」

せれん「プレゼント交換、どうやってやるの?」

みれい「それなら、椅子取りゲーム方式にしましょう!今各自座っている椅子の下にプレゼントを置いて、曲が止まるまで回るんです。」

りおう「曲が止まったと同時に椅子に座り、そこに置いてあるプレゼントをもらうんですね。」

のえる「でもそれだと、誰からのプレゼントが欲しいとか計算できちゃって味気ないから、くじ引きで引いた番号を椅子の背に貼って、その番号のプレゼントをもらえるっていう風にするのはどう?」

ゆら「う…小学校の頃の嫌な思い出が…。ここではないと思いますが、そういうのって人気な人のプレゼントを皆欲しがりますもんね…。」

みれい「そんな事ありましたね〜。では、先にあみだくじを作っておいて、後で番号と誰のプレゼントが一致しているのか見るようにしましょうか。」

ろわ「皆、そこまで配慮できるなんて、凄いね。」

りおう「何かしら普通ではない苦労をしてきた人達が、ここに集まっていますからね。」

くじ引きとあみだくじを用意し、それぞれが番号の書かれた紙を引いて、椅子の背へと貼っていき、準備が整った。

小説をあまり読まない為、脚本調になっています。

守護精霊の守護知識で書いた園芸の知識は、諸説あると思いますので、参考程度に留めていただけたら幸いです。

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