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夢見ぬ異端者  作者: ねるこえめ
紡がれる白昼夢
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104/129

Peace3-3

せれんとるか、いろとちはるは夕方までゲームをし、ゆらとろわは観戦しながら、夕食を作っていた。

夕食を食べ終わり、帰る時間になる。

ゆら「いろーもう帰りますよ!」

いろ「無理!あと1回だけ!」

ゆら「それ絶対1回じゃ終わらないですよね…。」

ろわ「私はそろそろ帰るね。」

るか「るかも帰ってメメと散歩する。お邪魔しました。」

ゆら「それなら、途中まで一緒に帰りましょう…!」

ちはるはコントローラーを投げ捨て

ちはる「あの、送ります!」

ろわ「いいよ。4人だから大丈夫だし、帰りちはる1人になっちゃうじゃん。」

いろ「ちょっとちはる!対戦できないじゃん!」

ちはる「大丈夫です!せれんも連れていくので!」

せれん「え、何で?行かないよ?いつも送りに行こうとするよね。」

ちはる「せれんの所為でいつも送れてない!」

ゆら(いつも…?前いろとお邪魔した時には、ろわはいなかったので気づけませんでしたが、ちはるのろわに対してのこの焦り具合、姿勢の正し方…まさか、ちはるはろわのこと…!?)

ゆら「じゃ、じゃあ、ゆらとるかも一緒にろわを家まで送ります。それなら、ちはるが1人で帰ることにならないでしょう?」

るか「何でるかも?」

ゆら「るかとも一緒に帰りたいので…!」

ゆらは手を合わせ、るかに伝われと念を送る。

ろわ「それだとゆらとるかまで、帰るの遅くなっちゃうよ。」

るか「大丈夫。いつもメメと夜に散歩してるし。」

ゆら「(るか…!ありがとうございます…!)ゆらも大丈夫です。いろはここにいてもらって、ちはると戻った後に帰りますから。」

ちはる「…!それなら問題ないですよね!?」

ろわ「でも…。」

いろ「ならいろも行くー!」

ゆら「え?でもいろはゲームしてたいんじゃ…。」

いろ「ちはるを倒せないんじゃ意味ないもん。」

ゆら(もしや…薄々思っていましたが、いろは自分の気持ちに気づいていないだけで、これは…三角関係というものでは!?)

フィフィ「ゆら、何でニヤニヤしてるんですフィ?」

ゆら「に、ニヤニヤなんてしてません!」

いろ「また一人で喋ってる。」

ゆら「…!と、兎に角皆でろわを送りに行きましょう!」

そしてせれん以外の4人はろわを家まで送りに行った。その後、ちはるを七海家まで送り、ゆらといろ、るかは家へと帰る。



-現実世界 教会-

毎年クリスマスの時期になると、神楽家にはリースベースの依頼が多数来るが、師匠の体調は悪化していくばかりだった。皆は教会へ集まり、現実世界でもリースベースを作る手伝いをしていた。

ゆら「もうすぐクリスマスですね。あっという間でした…。」

ふらん「長かったような短かったような…盛り沢山な一年だったよ〜。」

ヴェヴェ「まだ今年終わってないヴェ。」

のえる「そう。クリスマス・イヴの演劇にも出なきゃだし、まだ今年は終わってない。」

みれい「絶対見に行きますね!」

のえる「できれば来ないでくれると…」

みれい「楽しみです〜!」

のえる「聞いてない…。」

ふらん「友達招待してって言われてるじゃん!皆是非来てね〜!」

ゆら「勿論です!」

るか「前日に寝れるよう頑張る。」

リースベースの追加の資材を取りに行っていたろわとりおうが帰ってくる。

りおう「皆、全然捗ってないじゃないですか…。」

ミュミュ「話に花が咲いてたミュ。」

リュリュ「そんなことだろうと思ったリュ。」

るか「これ、結構力いるし難しい。」

ゆら「ゆらは作り方を忘れてきてます…すみません。」

ろわ「慣れるまでは大変だよね。ちょっと貸して。」

りおう「依頼数も多いですし、りおうも取り掛かります。」


守護精霊の守護知識

今回の守護精霊の守護知識では、クリスマスリースの作り方をリュリュが紹介するリュ。

つる性の植物をリースの土台として使うリュ。事前に一晩水につけておくと、ツルが柔らかくなって巻きやすくなるリュ。

まず好きなリースの大きさになるよう、ツルを巻いて絡ませるリュ。気に入った形になったら、新しいツルで上から輪全体を巻いて固定するリュ。花冠の時と同じように、ツルの端はリースの内側に巻きこんで取れないようにしたら、完成リュ。

クリスマスリースの飾りは、針葉樹の葉や松ぼっくり、のばらの実、コットンなどが主流リュ〜。


ふらん「今年のクリスマス、皆と過ごせて嬉しいな〜!」

みれい「折角なのでプレゼント交換しませんか?」

ゆら「もしかして、大人数で集まった時のみできる、あのプレゼント交換ですか…!?」

りおう「プレゼント交換は2人以上いればできますよ?」

ふらん「大人数での交換は少し違うんだ。特定の相手じゃなくて、くじ引きとか椅子取りゲームみたいな方法で、プレゼント交換できるんだよ。」

のえる「要は何がもらえるかはお楽しみってこと。」

るか「面白そう。やってみたい。」

せれん「せれん、クリスマスの次の日が誕生日だから、確定で1人1つずつプレゼントよろしく。」

みれい「あのー今年の誕生日プレゼント、せれんからもらってないです。」

ゆら「それはゆらもですね…初めて会った日がゆらの誕生日ですし、夢の中だったので当たり前ですけど。」

せれん「誕生日早すぎるのが悪い。来年渡すからちょーだい。」

フィフィ「来年忘れてそうですフィ。」

みれい「忘れられたら嫌なので、お互い渡さない方針にしましょう。」

せれん「えー嫌だ。プレゼント欲しい!」

りおう「お祝いではなく、プレゼントが欲しいだけではないですか。」

せれん「それはそう。歳とるの何も喜ばしくないし。だからプレゼントというメリットがあるべき。」

のえる「…そう言えば、せれんはろわに毎年プレゼント渡してるの?ついこの間、ろわの誕生日だったけど。」

せれん「…」

ララ「渡してないラ。」

ミュミュ「なら信用できないミュ!」

シュシュ「ろわは毎年渡してるシュ。」

りおう「ろわが特殊なだけです。りおうの誕生日にも渡してくれますし。」

ろわ「りおうだって、毎年プレゼントくれるじゃん。」

ゆら「ゆらにもわざわざプレゼントを渡してくれて、ありがとうございます。」

せれん「ゆらにも!?いつ!?」

ろわ「皆の誕生日聞いたお泊まり会の後だよ。」

みれい「みれいにも渡してくれましたよね〜!」

ろわ「凄く遅くなってごめん。」

みれい「当時はまだ夢の中でしか会ってませんし、お互いの誕生日知らなくて当然です。」

せれん「ろわが渡した所為でせれんも渡さなきゃいけなくなったじゃん。」

シュシュ「ろわが真面目なだけシュ。」

ララ「せれんは無理して真似する必要ないラ。お互い渡さないって選択肢もあるラ。」

せれん「分かった。渡されたら渡す。」

のえる「のえる達の誕生日、せれんより後なんだけど、覚えてられる?」

せれん「覚えてなかったら言って。」

るか「本当は祝う方が大事って言いたいけど、せれんみたいにプレゼント重視なら、そっちに合わせるよ。」

せれん「プレゼントの方が大事じゃない?」

メメ「るかみたいに無欲なタイプは、欲しい物を聞かれても答えられないメ。」

のえる「てっきり、お菓子とかご飯奢るとかだと思ってた。」

るか「誕生日プレゼントって気持ちだし、頼むのは申し訳ないというか…。」

りおう「では今まで通り、勝手に選んで勝手に渡させてもらいます。」

ろわ「いらなかったら、捨ててもらって大丈夫だから。」

るか「流石に捨てないよ!?2人からもらったもの、全部大事に飾ってる。ありがとう。」

ララ「プレゼントって、色んな形があって面白いラ!」


-帰り道-

山を降り、それぞれ帰宅しようとすると、せれんはろわを呼び止める。

せれん「ちょっとせれんの家寄って。」

ろわ「え?何で?」

せれん「忘れ物した。」

ろわ「…それで、何で寄らなきゃいけないの?」

せれん「いいから。」

せれんは一度家の中に入り、梱包された袋を持って戻ってきた。

せれん「はい。遅くなったけど。」

ろわ「え…何これ?」

せれん「誕生日プレゼントってやつ。」

ろわ「…!?でも、忘れてたんじゃ…」

せれん「忘れてたとは言ってない。…確かに去年は忘れてたけど。でも、今年はちはるが用意してて、思い出した。」

ララ「じゃあ何で今ラ?」

せれん「渡すのずっと忘れてただけ。」

シュシュ「やっぱり忘れてるシュ。」

せれん「教会でバーベキューにしておけば良かった。」

シュシュ「シュ!?!?」

ララ「ラ!?」

ろわ「…ありがとう。開けていい?」

せれん「好きにしな。」

袋の中には、ゲームのコントローラーが入っていた。

ろわ「これ…どうするの?」

せれん「ゲームの練習して。」

シュシュ「ろわはゲーム機持ってないシュ。」

せれん「だから、家で練習して、せれんの家来た時に使って。」

ララ「せれんは、ろわと一緒にゲームしたいラ!」

せれん「ろわ専用のだから、壊さないでね?」

ろわ「それは私の意思じゃないから保証できないけど…でも、ありがとう。」

小説をあまり読まない為、脚本調になっています。

守護精霊の守護知識で書いた園芸の知識は、諸説あると思いますので、参考程度に留めていただけたら幸いです。

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