Peace3-3
せれんとるか、いろとちはるは夕方までゲームをし、ゆらとろわは観戦しながら、夕食を作っていた。
夕食を食べ終わり、帰る時間になる。
ゆら「いろーもう帰りますよ!」
いろ「無理!あと1回だけ!」
ゆら「それ絶対1回じゃ終わらないですよね…。」
ろわ「私はそろそろ帰るね。」
るか「るかも帰ってメメと散歩する。お邪魔しました。」
ゆら「それなら、途中まで一緒に帰りましょう…!」
ちはるはコントローラーを投げ捨て
ちはる「あの、送ります!」
ろわ「いいよ。4人だから大丈夫だし、帰りちはる1人になっちゃうじゃん。」
いろ「ちょっとちはる!対戦できないじゃん!」
ちはる「大丈夫です!せれんも連れていくので!」
せれん「え、何で?行かないよ?いつも送りに行こうとするよね。」
ちはる「せれんの所為でいつも送れてない!」
ゆら(いつも…?前いろとお邪魔した時には、ろわはいなかったので気づけませんでしたが、ちはるのろわに対してのこの焦り具合、姿勢の正し方…まさか、ちはるはろわのこと…!?)
ゆら「じゃ、じゃあ、ゆらとるかも一緒にろわを家まで送ります。それなら、ちはるが1人で帰ることにならないでしょう?」
るか「何でるかも?」
ゆら「るかとも一緒に帰りたいので…!」
ゆらは手を合わせ、るかに伝われと念を送る。
ろわ「それだとゆらとるかまで、帰るの遅くなっちゃうよ。」
るか「大丈夫。いつもメメと夜に散歩してるし。」
ゆら「(るか…!ありがとうございます…!)ゆらも大丈夫です。いろはここにいてもらって、ちはると戻った後に帰りますから。」
ちはる「…!それなら問題ないですよね!?」
ろわ「でも…。」
いろ「ならいろも行くー!」
ゆら「え?でもいろはゲームしてたいんじゃ…。」
いろ「ちはるを倒せないんじゃ意味ないもん。」
ゆら(もしや…薄々思っていましたが、いろは自分の気持ちに気づいていないだけで、これは…三角関係というものでは!?)
フィフィ「ゆら、何でニヤニヤしてるんですフィ?」
ゆら「に、ニヤニヤなんてしてません!」
いろ「また一人で喋ってる。」
ゆら「…!と、兎に角皆でろわを送りに行きましょう!」
そしてせれん以外の4人はろわを家まで送りに行った。その後、ちはるを七海家まで送り、ゆらといろ、るかは家へと帰る。
-現実世界 教会-
毎年クリスマスの時期になると、神楽家にはリースベースの依頼が多数来るが、師匠の体調は悪化していくばかりだった。皆は教会へ集まり、現実世界でもリースベースを作る手伝いをしていた。
ゆら「もうすぐクリスマスですね。あっという間でした…。」
ふらん「長かったような短かったような…盛り沢山な一年だったよ〜。」
ヴェヴェ「まだ今年終わってないヴェ。」
のえる「そう。クリスマス・イヴの演劇にも出なきゃだし、まだ今年は終わってない。」
みれい「絶対見に行きますね!」
のえる「できれば来ないでくれると…」
みれい「楽しみです〜!」
のえる「聞いてない…。」
ふらん「友達招待してって言われてるじゃん!皆是非来てね〜!」
ゆら「勿論です!」
るか「前日に寝れるよう頑張る。」
リースベースの追加の資材を取りに行っていたろわとりおうが帰ってくる。
りおう「皆、全然捗ってないじゃないですか…。」
ミュミュ「話に花が咲いてたミュ。」
リュリュ「そんなことだろうと思ったリュ。」
るか「これ、結構力いるし難しい。」
ゆら「ゆらは作り方を忘れてきてます…すみません。」
ろわ「慣れるまでは大変だよね。ちょっと貸して。」
りおう「依頼数も多いですし、りおうも取り掛かります。」
守護精霊の守護知識
今回の守護精霊の守護知識では、クリスマスリースの作り方をリュリュが紹介するリュ。
つる性の植物をリースの土台として使うリュ。事前に一晩水につけておくと、ツルが柔らかくなって巻きやすくなるリュ。
まず好きなリースの大きさになるよう、ツルを巻いて絡ませるリュ。気に入った形になったら、新しいツルで上から輪全体を巻いて固定するリュ。花冠の時と同じように、ツルの端はリースの内側に巻きこんで取れないようにしたら、完成リュ。
クリスマスリースの飾りは、針葉樹の葉や松ぼっくり、のばらの実、コットンなどが主流リュ〜。
ふらん「今年のクリスマス、皆と過ごせて嬉しいな〜!」
みれい「折角なのでプレゼント交換しませんか?」
ゆら「もしかして、大人数で集まった時のみできる、あのプレゼント交換ですか…!?」
りおう「プレゼント交換は2人以上いればできますよ?」
ふらん「大人数での交換は少し違うんだ。特定の相手じゃなくて、くじ引きとか椅子取りゲームみたいな方法で、プレゼント交換できるんだよ。」
のえる「要は何がもらえるかはお楽しみってこと。」
るか「面白そう。やってみたい。」
せれん「せれん、クリスマスの次の日が誕生日だから、確定で1人1つずつプレゼントよろしく。」
みれい「あのー今年の誕生日プレゼント、せれんからもらってないです。」
ゆら「それはゆらもですね…初めて会った日がゆらの誕生日ですし、夢の中だったので当たり前ですけど。」
せれん「誕生日早すぎるのが悪い。来年渡すからちょーだい。」
フィフィ「来年忘れてそうですフィ。」
みれい「忘れられたら嫌なので、お互い渡さない方針にしましょう。」
せれん「えー嫌だ。プレゼント欲しい!」
りおう「お祝いではなく、プレゼントが欲しいだけではないですか。」
せれん「それはそう。歳とるの何も喜ばしくないし。だからプレゼントというメリットがあるべき。」
のえる「…そう言えば、せれんはろわに毎年プレゼント渡してるの?ついこの間、ろわの誕生日だったけど。」
せれん「…」
ララ「渡してないラ。」
ミュミュ「なら信用できないミュ!」
シュシュ「ろわは毎年渡してるシュ。」
りおう「ろわが特殊なだけです。りおうの誕生日にも渡してくれますし。」
ろわ「りおうだって、毎年プレゼントくれるじゃん。」
ゆら「ゆらにもわざわざプレゼントを渡してくれて、ありがとうございます。」
せれん「ゆらにも!?いつ!?」
ろわ「皆の誕生日聞いたお泊まり会の後だよ。」
みれい「みれいにも渡してくれましたよね〜!」
ろわ「凄く遅くなってごめん。」
みれい「当時はまだ夢の中でしか会ってませんし、お互いの誕生日知らなくて当然です。」
せれん「ろわが渡した所為でせれんも渡さなきゃいけなくなったじゃん。」
シュシュ「ろわが真面目なだけシュ。」
ララ「せれんは無理して真似する必要ないラ。お互い渡さないって選択肢もあるラ。」
せれん「分かった。渡されたら渡す。」
のえる「のえる達の誕生日、せれんより後なんだけど、覚えてられる?」
せれん「覚えてなかったら言って。」
るか「本当は祝う方が大事って言いたいけど、せれんみたいにプレゼント重視なら、そっちに合わせるよ。」
せれん「プレゼントの方が大事じゃない?」
メメ「るかみたいに無欲なタイプは、欲しい物を聞かれても答えられないメ。」
のえる「てっきり、お菓子とかご飯奢るとかだと思ってた。」
るか「誕生日プレゼントって気持ちだし、頼むのは申し訳ないというか…。」
りおう「では今まで通り、勝手に選んで勝手に渡させてもらいます。」
ろわ「いらなかったら、捨ててもらって大丈夫だから。」
るか「流石に捨てないよ!?2人からもらったもの、全部大事に飾ってる。ありがとう。」
ララ「プレゼントって、色んな形があって面白いラ!」
-帰り道-
山を降り、それぞれ帰宅しようとすると、せれんはろわを呼び止める。
せれん「ちょっとせれんの家寄って。」
ろわ「え?何で?」
せれん「忘れ物した。」
ろわ「…それで、何で寄らなきゃいけないの?」
せれん「いいから。」
せれんは一度家の中に入り、梱包された袋を持って戻ってきた。
せれん「はい。遅くなったけど。」
ろわ「え…何これ?」
せれん「誕生日プレゼントってやつ。」
ろわ「…!?でも、忘れてたんじゃ…」
せれん「忘れてたとは言ってない。…確かに去年は忘れてたけど。でも、今年はちはるが用意してて、思い出した。」
ララ「じゃあ何で今ラ?」
せれん「渡すのずっと忘れてただけ。」
シュシュ「やっぱり忘れてるシュ。」
せれん「教会でバーベキューにしておけば良かった。」
シュシュ「シュ!?!?」
ララ「ラ!?」
ろわ「…ありがとう。開けていい?」
せれん「好きにしな。」
袋の中には、ゲームのコントローラーが入っていた。
ろわ「これ…どうするの?」
せれん「ゲームの練習して。」
シュシュ「ろわはゲーム機持ってないシュ。」
せれん「だから、家で練習して、せれんの家来た時に使って。」
ララ「せれんは、ろわと一緒にゲームしたいラ!」
せれん「ろわ専用のだから、壊さないでね?」
ろわ「それは私の意思じゃないから保証できないけど…でも、ありがとう。」
小説をあまり読まない為、脚本調になっています。
守護精霊の守護知識で書いた園芸の知識は、諸説あると思いますので、参考程度に留めていただけたら幸いです。




