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祝 ~hafuri~  作者: 醍醐潔
深淵
1787/1793

22-35 見な


蠶蛾かいこがの下級妖怪、蠶贓さんぞうおのの手をよごさず、不正入手した金品を隠したくらから指示を出す。


不老不死に興味を示し、長寿種をさらってくらに放り込むも、その大半が餓死がし。けれど気にしない。



成虫になる前、つまり口がある間に霊力や妖力のたましいらう。モチロン生死問わず。


ウッカリ成虫になった時に備え、多くの幼虫を囲っている。






うわさだが。」


ゴクリ。


「あの小物、外界を探るために。」


ひたいを集めていた瑞祥ずいしょうズが口を閉ざす。


「ニャンだい。」


ながれ参上さんじょう






蠶贓は團暴とんぼうで雷獣が不法飼育されていると知り、幼獣入手計画を立てた。奇羅きら復活準備に追われる、一瞬のスキに攫おうと。


なのに、雷獣に糸を結び付けて戻した?






「ちょいと、その雷獣。連れといで。」


シーン。


「ドコに居るんだい。」


・・・・・・。






言えない。知らないなんて、口が裂けても言えない。






白澤はくたく。」


「ひゃい。」


すみやかに大陸妖怪をめ上げ、管理しろ。」


ニャンコにグッとせまられ、タジタジ。


「見な。」






スッと出されたのは、山守神やまもりのかみ和山社なぎのやまのやしろに提出なさったアレコレ。






「やまと国津神くにつかみ失踪しっそう事件。」


えっ。


「その解決に化け王が絡んでいる。」


「なっ。」


白澤が見開き、ポスンと尻をつく。


「まだ有るよ。」






提出された証拠物、火筒を見て真っ青になる瑞祥ズ。


壊滅したハズの團暴がコソコソ、量産していたしなだ。ドコからドウ見ても。






「口を割らせるしかニャイね。」






流が小さな器を持ち上げ、叩き壊した。


ポンと現れたのは團暴の生き残り。人虎、虎杖こじょう






「せっかく生き残ったんだ。長生き、したいだろう。」


ニヤリ。






ココはドコだ。ハッ、考えるマデもない。天獄てんごくだよ天獄。見ろよ、勢揃いしてるゼ。


神獣、白澤。四瑞しずい五龒ごりゅう、四神。雷獣王まで居らぁ。






「死にたくニャければ首領の名、その口でハッキリと言え。」


脅迫された虎杖、大混乱。






首領? そんなの、知ってんだろう。なのにナゼ聞く。



落ち着け、考えろ。跋扈ばっこだったか妄染もうぜんだったか、そんなコトどうでも良い。瓢箪ひょうたんに入れられて気が付けば。


そうだ、出されたんだ。半妖、ことに。




アレが首領? ナイない。


半妖は人より強いし、長生きする。教わらなくてもある程度、妖術も使えるだろう。



山守だったか、あの土地。食い散らかされ、増えてたゼ。半妖が。溢れてたなぁ、闇がさぁ。


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