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7-6

「あなた、あの子の事、ほんとに好きなのね」


「……あぁ」


「じゃあ、ちゃんと幸せにしてあげなさいよね。……じゃないと、今度こそあなたと嫌だって言っても添い遂げるから」


「あいつは手放す気はないよ。――ところで、レーシュ」


「何? ヘリオス」


 ヘリオスは、レーシュに言った。


「お前にしてみりゃ、意味のわからない俺からのお願いかもしれねえけど、お前がよかったら、その……あいつの、友達になってやってくれないか?」


 それは意外な提案だった。


「……友達、ねぇ」


 思案して、レーシュは言う。


「あたしは別に構わないけど。ヘリオスのお願いなら断る義理はないもの。……でも、どうして?」


「あいつ、色々危なっかしいし、……異性と関わるの、苦手らしいから。同性なら、少し問題ないんじゃないかって思うんだけど」


「……でも、彼女の妹さん、だいぶお姉さんっ子だったけど? ……まぁ、いいわ。ヘリオスからのお願いなら断っていい事はないものね。それに、何か理由があるんでしょ?」


「……今は、言えないな」


「いつでも相談ぐらいなら乗るわ。……ヘリオスは、あの子を幸せにする義務があるわ。だって、このあたしを振った挙句にぶん殴ったんですもの。女性を殴るってどういう事よほんとに」


「あの時は頭に血が上ってたからな。……悪かった」


「……まぁ、今回は許してあげる。訴えたりしないわ。――またね、ヘリオス」


「あぁ」


 じゃあな、そう言って、ヘリオスはレーシュと別れた。

 もう、セレーネには必ず危害を加えない事を約束させて。


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