第23話 ショートカットの先に
目が覚めたのは翌日の午前5時だった。昨日は夜9時ぐらいには寝たはずだから、その睡眠時間は8時間。実に健康的な早寝早起きである。
そのまま水を出して顔を洗い、朝食を摂り、少々の食休みの後に再び大迷宮攻略に戻る。ちなみに寝食の間に使った小部屋は土魔法で元通りに埋めておいた。
俺が今いるのは地下50階層。もうここまで来ると他の冒険者と出くわすことはあまり無いと思うので、歩くのではなく走って迷路を進む。素早く、ただし疲れない程度の速度で軽快に行く。
昨日は地下50階層を目途にしていたが、今日は地下200階層を目途にしよう。
地下200階層、という目標を立てたのには理由がある。
普通に進むのならば、地下50階層から地下200階層まで進むのは1日では不可能だ。通常の冒険者ではそもそも地下200階層まで到達できる者自体殆どいないし、いたとしても1ヶ月以上かかるだろう。
俺でも、ただ道なりに進むのならば3日はかかる。
しかしそれを可能とする仕掛けが、たった1つだけあった。
ここより少し先の、地下78階層。そこに地下192階層まで直通で行ける、いわばショートカットがあるのだ。
俺が知る限りでは、テンザン大迷宮におけるショートカットと言える道はこれただ1つ。利用しない手は無い。なのでそれを使い、その後キリよく地下200階層まで、と考えたのだ。
そうして本日の目標を立ててから走り続けると、地下53階層まで降りた所で遂にモンスターが襲ってくるようになった。
「キシャァァァァァァァ!!」
記念すべき初襲撃モンスターは体長は15mを超え、全身に黒い外骨格と多くの節足を備えたヤツ。まぁ言ってみれば、まんま巨大なムカデだ。
正式名はポイズンムカデ。基本的に貪欲で凶暴な性質で、たまに毒液や毒息を吐く。サイズによってB~C級モンスターとして分類されており、今回のこいつならば恐らくはB級だろう。ちなみにこの等級は、その冒険者ランクの者なら倒せるだろうという目安になっている。
そんなポイズンムカデは、通路の先から巨体をくねらせてこちらへ向かって来る。俺は今回初めて、腰の剣を抜いた。しかしそのまま走る速度は落とさず、接触する瞬間に剣を振るう。
「邪魔」
その一瞬で充分だった。ポイズンムカデの骨格の継ぎ目を2~3節毎ぐらいに切断し、そのまま走り抜ける。急いでいるのもそうだが、ポイズンムカデは体液にも毒が含まれているので掛かると面倒なのだ。
背後からポイズンムカデの残骸が地に落ちるドシャッという音が聞こえたけれど、どうでもいい。後は大迷宮内の掃除屋が勝手に片付けてくれる……つまりは、他のモンスターが死肉を食んだり他の冒険者が発見して素材や魔石を採取したりして処理してくれるだろう。
「やっぱ50階を超えるとチラホラ出て来るか、襲ってくる奴」
ここから先は少し時間を取られそうだ、と独りごちる。
昔からそうだが、地下50階層を超えた辺りから俺にも襲い掛かってくるモンスターが現れ出す。しかしだからといって、出没モンスターと俺との間に隔絶した力の差が無くなったわけでは無い。
勿論さっきのポイズンムカデも含むここらの階層にいるモンスターたちは、1階層にいたスライムなどのモンスターでは到底敵わない相手だ。しかしそれも俺と比べれば五十歩百歩の目くそ鼻くそというような誤差しかなく、実力差は明らか。
なのに何故ここらのモンスターは襲ってくるのかといえば、それは彼らが本能を抑え込む術を身に付けてしまっているからだ。もっというと、生存本能に正直に従わなくなってくる。
隙を突けば行けるのではないか? いやいやまさかこんなのは気のせいだ。
そんな風に考える、或いは感じるらしい。
「ま、いいや。どうせ俺の足を止められはしない。向かって来るなら来ればいい」
油断は禁物である。しかしそれは事実でもあるのだ。それぐらい俺は化け物だった……化け物になったのだ。
その後もモンスターは現れる。が、どれも走りながら切り捨てるか魔法を放つかで終わった。
C級・ハイゴブリン。ゴブリンの上位種。すれ違いざまに首を刎ねる。
B級・トライウルフ。3本の尻尾を持ち、風魔法を使ってくる狼。遠距離から【水弾】を放ち脳天を撃ち抜く。
C級・ポイズンスライム。スライムの一種だが、猛毒を持つので少々厄介視される。体当たりしてきた所を精神魔法【催眠】で眠らせる。猛毒のせいで愛でることは出来なかったのでそのまま放置。
C級・オークの群れ。見た目は2足歩行の豚で、1匹ならばD級だが群れるとC級に分類される。数が多かったので全部纏めて【凍結】させてから、通り抜ける時にそのまま砕いた。
B級・ゾンビマン。人型のゾンビ。実際に何のゾンビなのかはイマイチ不明。光魔法の上位である聖魔法の中級【浄化】にて消滅。魔石だけが残ったので、これは地面に落ちる前にそのままキャッチして回収。
B級・レッドオーガが統治するC級・オーガの群れ。オークの群れと同じ末路を辿った。
A級・スカルソルジャー。骨だけで動く戦士。心臓に当たる部分で核となっている魔石を剣で貫くと崩れ落ちた。コイツの方が俺より良い剣を使っていたため、装備を入れ替える。ありがとう、この恩は5分ぐらいは覚えておくよ。
他にも様々なモンスターと遭遇し、逃げられることもあったが階層を経る毎に向かって来る奴が増えていく。しかしどれも俺の足を止めるには至らない。
昨日同様、見付けた宝箱にも手は付けない。別にいらないから。
逆に足を止めたのはやはり他の冒険者を見付けた時だ。ここまで来ると流石に『子供がソロで大した消耗も無しに大迷宮を降りている』という状況は不自然過ぎるため、見付からないようにやり過ごしたり、少しだけ迂回したりして接触を避けた。
しかしそれはほんの3回ほどであるため、大した時間ロスでは無い。
結果、朝6時頃に出発したが10時頃にはショートカットへの入り口がある地下78階層に到達していた。予定通りで実に良い。
約半日で28階層を突破しておいて、ショートカットの後の目標は同じ半日で8階層だけなのか、と思うかもしれない。これはキリが良いからというのもあるが、実は他にも理由がある。
テンザン大迷宮には、『魔の地下150階層』という言葉があったりする。地下150階層を超えた辺りから、大迷宮自体の難易度が上がるからだ。
これはどういうことかというと、それまでは広く入り組んだただの迷路だったのに、環境の変化が現れるのだ。灼熱の階層、極寒の階層、沼地の階層、密林の階層、暗闇の階層etc.etc……。その1番手が地下150階層で、ここは地面が一面タールのようにねっとりとした沼で出来ており、とても足が取られやすい。
その後の全ての階層がそういう風になっているわけでは無いが、度々そういう階層が現れる。しかもそれまで通り、迷路自体も順調に広く複雑に、そしてモンスターも強くなっていく。
ショートカット先の地下192階層から目標とした地下200階層の間にも、暗闇の階層が2つある。この階層は本当に真っ暗闇に閉ざされていて、光魔法で光源を作り出しても長持ちせず、遠くまで照らすことも出来ない。
そういうわけで、無理はせずに行きたい。
特に今の俺は実はまだ不死時代の感覚が抜けきっていない。呪いを解いた直後に日本へと帰り、しかもその後は平穏無事に過ごしていたせいで、戦闘中に大怪我をすれば死ぬ事もあるというのを少々忘れがちになる。
なので無理をしないためにも、石橋を叩いて渡るように慎重になるのはとても大事なのだ。
さて、昼時にはまだ少し早いけれど、朝も早かったのでもう昼食にしようか。階段を降りてすぐの所で再び簡易小部屋を作る。
昼食はおにぎりだ。この世界にはちゃんと米もある。昨日はパンだったから今日は米にしようという実に単純な理由で選んだメニューだった。ついでにお新香も付いてるよ!
その簡単な昼食の後は再び小休止。ふと思いつき、【鑑定】をしてみる。
[ステータス]
名前:トーマ・スズシロ
レベル:4563
年齢:625
性別:男
種族:ヒューマン
魔法適性:有り
HP:12630/12630
MP:65882/65900
力:5862
防御:7111
体力:6130
敏捷:7700
魔法耐性:9624
スキル▽
魔法▽
あ、確認してる間にMPが65881から1つ回復した。いやそんな事はどうでもいい。
それよりも、だ。ステータスが前にウサに入る時に見た時よりも上がっている。具体的には力と体力と敏捷が。
しかしこれは上がったというよりも、正確には昔の勘を取り戻しつつあるということだろう。
人に限らず、生物は使わない能力はどんどん衰えていく。そして俺は日本に帰ってからは勿論、日本に帰る前の数年も研究漬け――それ以前も研究はしていたが、大詰めに差し掛かったことで特に根を詰めていた――であまり体を動かしてなかった。そのため、魔法面はともかく肉体面の能力は多少鈍っていたのだ。
それがこれまでの戦闘で少しは改善されたのが、今のステータスの微増に繋がっている。これまでに遭遇したモンスター達はあまり相手にはならなかったが、勘を取り戻すぐらいにはなったらしい。
それでも、最盛期にはまだ届いていないけど。
結構な回数の戦闘を行いながらもレベルの変動が無いのは仕方が無い。
そもそもレベルとは、上がる程に次へと進むのが難しくなる。1から2に上がるよりも2から3に上がる方が難しい、といった具合に。
それを踏まえると、現在の俺のレベル4563はもう既に高すぎる。一般的には500もあれば超人と呼ばれるし、1000近くもあれば既に人外の領域だ。4563など化け物以外の何者でも無いのである……ついでに言っとくと、『厄災』との最終決戦時の俺のレベルは4558、【鑑定】した『厄災』は4532だった。もうここまで来ると20かそこらのレベル差なんて誤差の範囲内だろう。
「~~~~~」
「~~~~~」
「? 何だ、誰かいるのか? しかもこっちに向かって来ている?」
壁の中の小部屋でごろんと寝転びながら発動していた【鑑定】を解除した時、少し遠くの方から人の話し声が聞こえた。
この小部屋は入り口も塞いで外からは見えないようになっているが、その壁はあまり厚くない。なので大声を出されれば聞こえてしまうのだ。
しかしまぁ、ここは地下78階層。珍しくはあるが、他の冒険者がいても可笑しくは無い。見付かると面倒だが向こうが壁の中の俺に気付く事は無いだろうし、このままスルーしてやり過ごせばいい。
それでもここまで降りて来た者には少し興味が湧き、ちょっとした魔法を発動させた。
「【透化】、でもって【映像】。これをちょっと組み合わせて……っと」
【透化】は物質を透明化させる魔法であり、【映像】は映像を映し出す魔法。ちなみに前者が上級生活魔法で後者が上級光魔法だ。
つまりこれによって、土壁の一部を透明化させて通路を見えるようにし、しかしそれだけではあちらからもこちらが見えてしまうので向こうからは変わらず土壁に見えるような映像を映し出すように偽装している、というわけだ。マジックミラーを想像してもらえると解り易いと思う。原理は全く違うけど。
この組み合わせは覗きに最適である……名誉のために言っておくが、女湯だとか女子更衣室だとかをこれで覗いたことは無い。ダイゴに要求されたことはあるが、ちゃんと断った。俺悪い魔法使いじゃないよ?
何はともあれ、準備はOK。俺が今いるのは地下78階層へと降り立つ階段のすぐ傍だから、この声の持ち主たちもこの前を通るだろう。
予想に違わず、すぐに数人の冒険者パーティが通路を歩いて来た。
彼らはサッサと去ってしまったため、1人1人の顔を詳細に確認することは出来なかった。解ったのは男4人女2人の6人組だったということぐらいか。
彼らは当然ながら俺には気付かない。そりゃまぁ、普通は壁の中に人がいるとは思うまい。
そしてその薄い壁の向こうから、彼らの声が聞こえた。
「よし、もう戻るぞ。これで任務は完了だ」
「ちょっと可哀そうな気もするけどね」
「知った事か。それより気を抜くな、ここからまた地上まで長い道のりになるんだぞ」
そんな会話を交わしながら階段を上って行く6人の背中を見送りつつ、壁に掛けていた魔法を解除する。
「何だったんだ、あれ?」
大迷宮の、それもこんな深部に何か用があったとでも言うのだろうか?
「うーん……宝箱から出るレアアイテムの依頼でもあったのかな? ここぐらいになると結構レア度は高くなるし、それなら有り得る……あれ、でも任務って言ってた? クエストじゃなくて? しかも可哀そう?」
どうにも妙な人達だったが、彼らはもう行ってしまった。わざわざ追いかけてまでどういう意味か聞きたいってわけでも無いし、少し気がかりではあるが俺もそろそろ次の行動に移ろう。
時間を確認すると、もう11時になっていた。
地下78階層にあるショートカットの入り口。それはさっきまで俺がいた小部屋からほんの数分走った所にある。
迷路の壁にポツンとある扉。それを開くと一辺20mほどの正方形の部屋に入ることになる。そしてその中心――本当にど真ん中――に一段高くなった2m四方の台座が有り、そこに宝箱が置いてあるのだ。怪しい。見るからに怪しい。とてつもなく怪しい。
とはいえ、こういった部屋なり空間なりが他にも無いわけじゃない。むしろ割と見る方だ。殆どが罠だが稀に本当に貴重なアイテムが入っていたりもするので、発見者としてはどう対応するのか迷う所だろう。
俺は部屋に入ると台座を登り、宝箱に手を掛ける。蓋を開けると中身は空。それはいい。この宝箱の中は何かが入っていたり入っていなかったりとまちまちだが、重要なのはそこでは無い。
開けていた蓋を閉め、台座から降りた……直後、床が消滅する。
「来たか」
一瞬にして部屋全体の床が消え失せたことで突如始まったフリーフォールに身を任せ、俺はそのままぐんぐんと落ちて行く。
これがこの部屋の仕掛け。仕掛けは宝箱ではなく台座の方にあり、台座に誰かが乗りその後に降りたらトラップが発動するようになっているのだ。では何故宝箱を開けたのかというと、どうせ台座に乗るならついでに見ておいても損は無いかなって。結果はスカだったけど、まぁいいや。
そう。俺がショートカットと呼んでいるこれは、一般的には非常に性質の悪いトラップ。これは地下78階層のあの部屋から始まり、地下192階層まで直通の穴。
その落下距離は数㎞に及び、これだけでもそれなりに脅威である。何の対処もしなければ、地面に叩きつけられて潰れたトマトみたいになること請け合い……いや、むしろ残骸すら残らないかもしれない。
しかし落とし穴自体はそこそこオーソドックスな罠なので、冒険者の中には万一の場合の備えとして【浮遊】の魔法玉を持つ者も少なくない。
ちなみにこの【浮遊】、本当に浮くだけで自在に飛ぶことは出来ない。しかも効果が薄まれば徐々に再落下が始まるので要注意である。なぜ【飛翔】の魔法玉を使わないのかというと、【飛翔】の魔法玉は流通数が少なくて希少だからだ。ストックするには【浮遊】の方が都合が良い。
そしてこのトラップの真にえげつない点は、ゴールである地下192階層の空間がモンスターゾーンになっている点である。
落ちた直後には、何とも無いのだ。しかしその空間に誰かが入った後、自動で召喚魔法が発動して大量のモンスターが現れる仕掛けになっている。そこから呼び出されるモンスターはランダムだが、巷ではA級以上に分類されるモンスターであることは間違いない。
つまりこのトラップを食らったが最後、数㎞に及ぶフリーフォールに晒されそれを乗り越えたら今度は強力なモンスターとコンニチワ。
【浮遊】もしくは【飛翔】が使える魔法使いがパーティにいれば、地下78階層の大部屋の床が消えた直後に発動して何とか助かるんじゃないかって? ところがどっこい、実はあの部屋は床が消えた3秒後には天井が落ちてくるのだ。そしてその落ちた天井は地下192階層の召喚魔法が発動しないと元に戻らない。
完全に連動しているのだ。
な? えげつないだろ?
俺だから気軽にショートカットなどと呼んでいるが、それ以外の人はまず耐えられない。
っと、考え事してる間に出口が近付いて来たな。やっぱり重力に任せるのが早い上に体力も消耗しないから楽でいい。けど良い子はマネしないでね。
よし、それじゃあまずは【凍結】で部屋全体を凍らせよう。こうしてしまえば召喚魔法陣も凍るから、モンスター達は召喚されない。上の部屋の天井? 大丈夫大丈夫、【凍結】の氷なんて精々3日で溶けるから。俺……つまり誰かが下に落ちて来たことは魔法陣も感知してるからその後に時間差でモンスター達が召喚されて、部屋も元通りになる。
そうして長い穴を落ち切り、【凍結】を発動しようとした瞬間。
「へ?」
俺はついつい間の抜けた声を上げた。
落ちた先は、直径100mほどのだだっ広い円形の空間である。壁や天井は丸く、高さ50mほどのドーム状。それは良い。予想通りだ。
しかしそこでは、通常ならばまだ召喚されていないはずのモンスター達が無数にひしめき合っていた。スカルソルジャーだ、とすぐに解った。ここの召喚魔法で召喚されるモンスターの中では最弱と言っても良い部類で、ついさっき上層で俺が剣を貰った相手でもあるが、そんな事はどうでもいい。
「チッ!」
問題なのは、何故既にモンスターが召喚されているのかということ。考えられる可能性は1つ。判断は一瞬だった。舌打ちと共に発動寸前だった【凍結】を中止する。
「【飛翔】」
流石の俺も、数㎞フリーフォールの後に地面に叩きつけられればタダじゃ済まない。なので【飛翔】を発動させ、落下を停止させる。その衝撃で全身をガンと殴られたような衝撃を受けたが、ダメージになる程では無いためそれほど気にしない。
「グオォォォォォォォォ!!」
「キシャ―――――!!」
「きゃあああああ!」
「ギャワアアアアアアアア!!」
「グルァ――――――!!」
「おい、何所だ!?」
「キシャ―――――!!」
「ウゥゥゥゥゥゥ!!」
足元はスカルソルジャーの怒号と喧騒で溢れていた。しかしその中に微かに人のものらしき声が聞こえ、再び舌打ちをする。
「何でかなぁ……先客がいやがる」
想定した可能性は大当たりだった。即ち、誰かが俺よりも先にあのトラップを発動させ、ここへと落下していたのである。そしてモンスターは彼らに対して召喚された。
そして当然、その誰かは俺のように、ショートカットのつもりで罠を発動させてなどいないはずだ。
しかも事態はより悪化する。
俺が落ちて来たことを感知した召喚魔法陣が再び発動し、新たなモンスターの集団が召喚されだしたのだ。新たに召喚されたのも直前の影響かスカルソルジャーだったが、2度の召喚魔法によってその数は倍化する。総勢、およそ400体。
俺はともかく、先客達には絶望的な状況過ぎるだろ、これ。




