登場人物紹介 (第1章時点)
第1章で出て来た登場人物(名前のみ、話題に出ていたのみの者も含む)を纏めてみました。
第1章を読んでいない方はネタバレ注意です。
[日本]
・鈴代藤真
主人公。中学3年生で外見年齢14才。ただし実年齢は625才。
かつて『コーラル』を魔王から2度に渡って救った大英雄・『大賢者』トーマスその人。勇者の相棒である魔法使いで、長きに渡る研鑽によりほぼ全ての魔法を習得している。というか、自作もしている。中でも得意なのは水魔法・氷魔法・空間魔法。
小学6年生、12才当時に行われた【異世界召喚】に巻き込まれ、異世界『コーラル』へと放り出される。
ちなみにこの頃の藤真は虫も殺せぬ……とまでは言わないが、虫よりも大きなものは殺せない所かその死を直視することすら出来ない、よく言えば繊細、悪く言えば甘ったれな子供だった。しかし元々は現代っ子で都会っ子で末っ子な小学生なので、仕方が無いのかもしれない。
そんな彼も異世界で数年が経つ頃には、必要とあらば大陸1つを滅茶苦茶にする覚悟を持てるような立派な(?)魔法使いとなった。
『コーラル』の召喚された後、友を得、仲間を得、魔王と戦いとまるで王道の少年漫画のような道を辿るが、本人的には必死で生き抜いてきたらいつの間にかそうなっていた、という認識。
『支配』の魔王との最後の戦いの折、勇者を庇って呪いを受ける。その呪いが『不老不死の呪い』だったため、その呪いを解くまで600年以上の時を17才のままで過ごした。
なお、『厄災』の魔王と戦った当時の藤真は既に不老不死状態になっている。
日本に帰るための魔法を自作し(既存の魔法の中には見付からなかったため)、呪いも自力で解き、後に自力で帰還。この際、混乱を避けるために異世界に召喚された当時の12才にまで肉体年齢を戻している。
帰還後は平穏に過ごしていたが、再び【異世界召喚】が行われたことを知り、巻き込まれた人々を助け且つ【異世界召喚】魔法を完全に潰すために自力で『コーラル』へと渡る。
再び訪れた『コーラル』はコーラル新暦1372年であり、藤真が日本に帰還してから実に777年後の世界であった。
・鈴代愛莉
藤真の姉。かつて中学3年生の頃に家族と共に【異世界召喚】に巻き込まれた。
『コーラル』では『支配』の魔王と戦ったパーティメンバーの一員、『聖女』アイリスとして伝わっている。
その後『コーラル』にて勇者と結婚。子宝にも恵まれており、少なくとも娘が1人いる。
しかし『厄災』の魔王が現れた頃には既に死亡。後世では不運にも流行病に侵されたとして伝わるが弟・藤真によると、実際には娘を守って非業の死を遂げたらしい。
・鈴代藤也
藤真、愛莉の父。名前は本邦初公開。
かつて2人の子供と共に【異世界召喚】に巻き込まれたが、その直後に娘を庇って死亡した。
その後藤真は愛莉の孫、己にとっての姪孫に当たる子に父への敬意をこめて同じ名を付けた。
・鈴代百合子
藤真、愛莉の母で藤也の妻。名前は本邦初公開。
高所恐怖症故に家族で1人だけ【異世界召喚】に巻き込まれた飛行機に乗っておらず、難を逃れた。
異世界で夫と娘が死んだことは帰還した息子から知らされており、ショックは受けたものの何とか気丈に生きている。
再び異世界に行くと言い出した息子を、複雑な心境ながら激励と共に送り出した。
・A君(仮名)
藤真の同級生。不真面目だった故に【異世界召喚】に巻き込まれずに済んだ子。しかしその後、藤真によって色々と酷い目に遭ったので幸運と言い切っていいのかは微妙。
[コーラル(現代)]
・アラン・リース
もう1人の主人公と言える存在(になる予定)。16才。
藤真が再度『コーラル』に渡った際、最初に出会った人その1。その容姿は藤真のかつての相棒である勇者と瓜二つであり、イケメン。幼女から老婆まで見惚れるレベルのイケメン。爆ぜろ。
本人曰く、父に色々と教え込まれているようで、実際スペックはそこそこ高い。しかしそれはあくまでも常識の範疇である。魔力の属性は風。
根は真面目な方だが中々イイ性格をしているようで、義妹で遊ぶのが半ば趣味と化している。
・レベッカ・リース
ストーリー上のヒロインと言える存在(になる予定)。14才。猫タイプの獣人。
藤真が再度『コーラル』に渡った際、最初に出会った人その2。アランの義妹。
身体能力は高いが勉強は出来ない。はっきり言ってアホの子。ただ天真爛漫で明るい良い子なので、バカにされるよりも可愛がられるタイプ。そして勉強は苦手だが、頭が悪いわけじゃ無い。
・リース兄妹の父
会話の中には出て来ている男。
現在は宿屋の親父らしいが、アランとレベッカには色々なことを教え込んでいるようなので、過去には別の事をしていたのではないか、と言われている。
・サマンサ
冒険者ギルド・ウサ支部にいる案内人。
ギルド内ではなく街中の案内も出来る、プロの案内人。
・ソフィ
冒険者ギルド・ウサ支部のカウンターにいるエルフ美女。
齢300以上の疑惑が有る。如何なる時も営業スマイルを崩さないプロの受付嬢。
・イストル
ウサの街で鍛冶見習いをしている。年齢は20代ぐらい。鳥タイプの獣人。
たまたま知り合った藤真を自身の務める工房に誘った良い人。しかし熱心なトーマス教徒であるため、藤真としては一歩引いて見ている。
・ご主人&女将さん&ハンナ
ウサの街にて宿屋『猫の目亭』を経営する夫婦とその看板娘。娘は可愛い幼女である。
ご主人の作る美味い食事、女将さんの切符の良さ、看板娘の可愛さが相まって『猫の目亭』はそれなりに繁盛している。
・オスカー
藤真・アラン・レベッカが受けた初心者講習の講師。壮年の元Bランク冒険者で現ギルド職員。
魔法適性が無いためか魔法には詳しくなく、藤真が魔法の知識に明るいと知ると説明を丸投げした。しかし基本的には豪放磊落な良い人である。
新婚で、じゃじゃ馬だけど可愛い嫁がいるらしい。爆ぜろ。
・グラド
ウサの街で鍛冶師をしている竜人の男。外見年齢は60才ほどだが、実年齢は800才を超える。
腕のいい鍛冶師であり、イストルの務める工房の主。
藤真の元仲間であるドラグネスとナナエスの孫に当たり、藤真とも面識がある。昔から藤真への敬意が強いようで、その敬意を向けられている本人は軽く引いている。
[コーラル(約1400年前~777年前)]
【勇者一行】
かつて魔王と戦ったパーティ『世界の運命』のこと。最初期メンバーはアルフィ・藤真・クリスの3人。
・アルフィ
『コーラル』に放り出された藤真を保護した少年。藤真より2つ年上で、彼からはアルという愛称で呼ばれている。後に『勇者』として『支配』の魔王を討ち滅ぼす存在。藤真曰く、『超絶マイペースなド天然』。
『支配』の魔王討伐後に愛莉と結婚しており、子供もいるというリア充。爆ぜろ。
アランと瓜二つということから解るように、彼もまたハイレベルなイケメンである。爆ぜろ。
『支配』の魔王を倒した中心人物であるが、『厄災』の魔王が現れる以前に死亡したと伝えられている。そのため、『厄災』の魔王を討ったのは『勇者』では無くその相棒たる魔法使い、『大賢者』なのだ。
後世では流行病で亡くなったと言われているが、藤真によると違うようだ。その最期には藤真に娘を託したらしい。
統括すると藤真にとっては恩人であり、親友であり、仲間であり、相棒であり、義兄でもあった人物。
・トーマス
『支配』と『厄災』、2人の魔王を討ち破ったと伝わる『コーラル』の大英雄。そのため『コーラル』の人々の彼への畏敬の念は留まる所を知らないが、藤真曰く『色々と残念でちょっと厨二病拗らせてるおバカ』。
『厄災』との戦いの折、『厄災』と相討ちとなって死亡……ということになっている。
その正体は日本人・鈴代藤真。詳しくは上記にて。
・クリス
藤真にとっての最初の師であり、2人目の仲間。そして鬼教官。教育方針は凄まじいスパルタ。
勇者一行の一員で『聖騎士』と呼ばれているが、藤真曰く『悪い奴では無いが脳筋でバトルジャンキーな狂戦士』。
最終的には寿命を迎えてその命を終えたらしい。幸せな死に方のハズだが、本人は戦いの中で死ねなかったことを本気で嘆いていたとか。
・リリアナ
勇者一行の一員で、当時最年少。魔法使い見習いのエルフ幼女(当時)。藤真の直弟子であり、一番弟子。後に『大魔導』と呼ばれ、エルフの長となった。
藤真曰く、かなりのドジっ子が入っていたらしい。
藤真を除く仲間たちの中では最も後世まで生き延びた。
彼女の晩年頃に起こったトーマス教には否定的態度だったが、死後に発覚したポカによって事態は思わぬ方向へと転ぶ。
・ダイゴ
勇者一行の錬金術師であり、後世では『錬金王』と呼ばれている。ステータスカードを藤真と共同制作したりと、色々と現代に残る発明品も多い。藤真にとってはビジネスパートナーとも言える。
しかしその本質は真性の変態。歪み無き変態。しかしそんな変態でも後に結婚できたらしい。爆ぜろ。
その正体は日本人らしいが、詳細は明かされていない。
・アイリス
『支配』の魔王を倒した勇者一行の一員で『聖女』。しかし藤真曰く、その本質はかなりガチな腐女子であったらしい。
その正体は日本人・鈴代愛莉。詳しくは上記にて。
・ウルクスト
『支配』の魔王を倒した勇者一行の一員で『獣王』。二つ名からして獣人と思われる。
詳細は不明。
・ドラグネス
『支配』の魔王を倒した勇者一行の一員で『竜王』。竜人。藤真と出会った頃には既に既婚者で、200才ほど年上だったらしい。
後にナナエスと共に滅亡の危機に瀕していた竜人を守るために隠れ里を作った。
藤真が日本に帰還する際はまだ存命だったが、それから程なくして死亡。
・ナナエス
『支配』の魔王を倒した勇者一行の一員で『竜妃』。竜人。ドラグネスの妻。
本編開始の400年ほど前に死亡している。
・パク
『支配』の魔王と戦った勇者一行の一員で『賢人』。
詳細は不明。
【フィライト王国】
かつて存在した王国。【異世界召喚】を行って藤真たちを『コーラル』へ連れて来た元凶。【異世界召喚】を行ったのは異世界から奴隷を調達するためだったらしい。
『支配』の魔王が倒された後、勇者の聖剣を献上された。しかしその数年後の『厄災』の魔王の侵略により真っ先に滅亡する。
・第3王女
当時のフィライト王国第3王女。魔法の才に恵まれていたらしく、消失していた【異世界召喚】を復元・行使した首謀者。
【その他】
・豪商
名前は不明。勇者一行のスポンサーであった商人。
・ジャスミン
アルフィと愛莉の娘で、藤真の姪。幼くして両親を亡くした後は叔父の養子となった。
愛莉の『名前に花を取り入れたい』という願いを受け、アルフィが命名した。ちなみに愛莉がそう希望したのは、自身の血縁は全員名前に花が入っていたから。、
後に息子を残して死亡。
早世したこと、藤真が『間に合わなかった』と後悔していることからして、少なくとも自然死では無かったと思われる。
・トーヤ
ジャスミンの息子。アルフィと愛莉の孫。藤真の姪孫であり義孫。彼にとって曾祖父に当たる鈴代藤也がその名の由来である。
母の死後、藤真に託され育てられた。藤真が『みっちり仕込んだ』・『実力は解っている』と述懐していることからして、少なくとも魔法に関してはそれなり以上の腕があったはず。
成長し藤真の元を巣立った後、自身の才覚を以て成り上がり一国を築き上げたという立志伝中の人物。後世では『英傑王』とも呼ばれる。
最終的には寿命を迎えて旅立った。
・グラド
ドラグネスとナナエスの孫。藤真が日本に帰った当時は50才になるかならないか。竜人でこの年はまだまだ若造の部類。
この頃から藤真には相当の敬意を抱いていたらしい。
【魔王】
後世では世界に災いをもたらした存在として伝えられるが、本来は魔族の王という意味であり、『支配』の魔王以前にも魔王自体は存在していた。しかし現代には伝わっていない。
・『支配』の魔王
本名はベルデルウルス・ユグレンスカ。後世に伝わる1人目の魔王。
世界征服を掲げて人間の領域に侵攻したが、最終的には勇者一行に追い詰められて聖剣『コーラルリーフ』にその心臓を貫かれ絶命した。
世界征服を掲げていただけあり、その征服後の支配のために無駄な殺生は比較的避けていた模様。
ただしそれはあくまでも『比較的』であって、向かってくる相手は容赦なく殺していたし、彼に滅ぼされた国もいくつかある。
藤真に不老不死の呪いを掛けた張本人。ただし『支配』本人は藤真ではなくアルフィに呪いを掛けようとしていた。何故そのような呪いを掛けようとしたのかという理由は不明。
藤真が600年掛けてやっと解けたような呪いを使った辺りからして、魔法の才能は頭抜けていたと思われる。
・『厄災』の魔王
本名は不明。後世に伝わる2人目の、そして最後にして最悪の魔王。魔力の属性は土。
世界滅亡を掲げて世界中を蹂躙したが、最終的には黒大陸において藤真と1対1の殺し合いに敗れ、妖刀『刹那』にその心臓を貫かれ絶命した。
世界滅亡を掲げていただけあり、その暴れっぷりは『支配』の比では無かった。当時の国は9割以上が彼1人に滅ぼされ、世界人口も激減。その戦禍による混乱は『厄災』が倒された後も数十年以上収まらなかったという。
藤真が不老不死であることは承知していたらしく、彼とのタイマン時には『殺す』のでは無く『封印する』つもりだったらしい。
なお、藤真が彼を討った年は『コーラル』の新たな始まりとも言われ、新暦という暦が使われ出した年でもある。
[コーラル(777年前~現代)]
【ウィステリア王国】
かつて藤真の姪孫であり義孫でもあるトーヤが建国した王国。1000年以上の長きに渡って栄えたが、本編開始の16年前にアトラ帝国によって滅ぼされる。
現在ではその王族は1人も残っていないと言われている。
・第83代国王
本編の300年程前にウィステリアを治めていた王。建国1000年を記念して遷都を行った。
その際には歴代王の王廟を移転するために発掘したらしく、それを知った藤真は複雑な心境になった。
・ルーファス2世
第105代ウィステリア王国国王。はっきり言ってボンクラ。2代続いた愚王の2代目の方。
王家のプライドを優先して国力の差が明らかなアトラ帝国に対して徹底抗戦の構えで、その結果民が蹂躙されることになっても構わないという思想の持ち主だった。それ以前にも遊興と奢侈に浸っていたため評判は悪く、逝去の報せが出た際には密かに快哉が上がったとか。
その末路は暗殺であった。
・アルヴィン
第106代ウィステリア王国国王。ウィステリア王国最後の王で、一部では『滅亡王』とも呼ばれる。
元々は王族の端にギリギリで引っ掛かっているような名ばかりの王族であり、王位継承順位も恐ろしく低かった。実は幼少期の暮らし向きも決して王族に相応しいと言えるような恵まれたものでは無かった。
しかしそれ故に視線が一般市民に近く、このままでは国内が蹂躙されると思いルーファス2世を弑逆、王位を簒奪した。その後はすぐにアトラ帝国に降伏を申し入れる。
ちなみにアトラ帝国が征服した地の民には優しいということはリサーチ済みだったりする。しかし一方、他の王族の助命嘆願が守られると信じていた点を思うと、少々甘すぎる人物でもある、
最終的には断頭台の露となるが、本人は覚悟の上であっただろう。
名君とは決して言えない略歴だが、元・ウィステリア国民からの人気は高い。
次回、第2章からは毎日更新はちょっと無理かもしれませんが地道にやって行きたいと思います。




