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魔法少女アリウムフルール!! 魔法少女を守る魔法少女の話 + 魔法少女を守る妖精の話  作者: 伊崎詩音
最終決戦

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1847/1848

エンドレスラグナロク


急いで術式の解体を進める中、他の面々と『獣の王』との戦いは苛烈を極める。特に『獣の王』と直接戦っている面々の戦いは激しいモノになっている。


「いい加減諦めたらどうなの?」


「悪あがきは無駄だ。お前の優位性は既に無い」


「獣をたくさん出してもボク達には効かないっす」


ルビーとフェイツェイ、クルボレレに囲まれた『獣の王』。正確にはその器ではあるものの、壁を破壊することが可能な2人に超高速戦闘が可能なクルボレレという布陣は超攻撃的だが、『獣の王』には効果的でしょうね。


揃いも揃って高い攻撃能力と機動力を持った三人だ。獣を多数出して数で対抗しようにも、この三人なら即座に対処可能だろう。


ルビーは火力で、クルボレレはスピードで、フェイツェイは飛行能力と剣技で素早く獣達を蹴散らして、『獣の王』に強い圧力をかけ続けられる。

壁に頼れば、それを割りに来るのだ。嫌な相手なのは確実だろう。


「確かになあ。だが、壁を破壊してどうする? その先にあるのは膨大な力の塊だ。それをどうやって対処するつもりだ?」


「それが出来なきゃ、いつか自分が勝つって話は聞き飽きたわ。『浄化の光』がまさにそれだし、『繋がりを断つ』力でアンタと世界の繋がりでも断てば解決、そうじゃない?」


「ほう、バカではないらしい」


『獣の王』の正体とは『獣の力』を含めた強大で巨大な力の塊。力というのは抽象的で概念的だ。

私達はエネルギーを視認出来るわけじゃない。エネルギーが動いたことで起きる現象を観測することが出来るだけだ。


例えば炎が燃えるのは炎がエネルギーなんじゃなくて、燃エネルギーが炎や燃えるという現象を引き起こしているのを見ることが出来るだけだ。

熱エネルギーそのものを認識出来ている訳じゃない。


魔力だってそうだ。私達は魔力という存在は知っていても、魔力というモノを視覚的に認知するためには魔法という現象を引き起こして初めて視認出来る。


それをどうやって消すのか。エネルギーなら発散させるのが一番だけど、莫大なエネルギーはそれこそ世界を滅ぼしかねない爆発的な現象を引き起こしかねない。


『浄化の光』のような力を使えばちょっとずつ消せるだろうけど、それにはルミナスメモリーの負担が大き過ぎる。

なら、『繋がりを断つ力』を用いて世界と『獣の王』を無理矢理引き剥がすのが理想的にも思えるけど、それだってどこまで通用するのやら。


相手が巨大過ぎれば、全体を『視る』ことも『断つ』ことも難しくなってくる。


「だが、それで対処し切れるとでも?」


「そのための、私よ」


そんなこと出来るわけが無い、というのが『獣の王』の主張だろう。事実難しいのは間違いないのだけど、それに対して自信満々に答えたのはルビーだった。


その話は私も知らない。一応、私達の間では今、自分が出来ることの情報共有はされてて、壁の破壊が可能なのは戦いが始まる前ではルビーとフェイツェイ。

『繋がりを断つ力』を得られれば3人で戦えるって話だったけど。


「ハッタリかい?」


「そんな器用な真似出来るタイプじゃないわね」


ハッタリを疑うリアンシさん。フェイツェイならやるかもだけど、ルビーはそういう腹芸は下手くそな部類だ。自分にも相手にもだいぶ正直な性格してるから。


だから私達に隠してた、というわけでもないでしょうね。どちらかというと思いついたとか気が付いた、ってところでしょうね。

そういう戦闘勘は誰よりも優れているわ。伊達に最強って言われてるだけあってね。


「ハッタリは効かんぞ?」


「そんなことしないわよ。単純にハッタリでもなんでもなく、全部私の炎で焼き尽くしてあげるわ」


剣を構えながら、それに纏わせている火の威力を上げる。その揺らめきに照らされてる獰猛な笑みは捕食者のそれを思わせるそれだった。


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― 新着の感想 ―
獣の王『お前たちが私に勝てるという科学的根拠は無いのだぁ~!』  どこの大槻教授だよ(笑)
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