設定集 登場人物紹介⑤
第三部からは、一日一話、朝七時公開です。
ヴィクトリア・ローズ
24歳/アメリカの工作員 ※第三部から登場
表には出ない仕事をするアメリカの班「灰鷺」の、いちばん下っ端。コードネームは「ローズ」。避難所には、取り残された留学生「ヴィッキー」として潜りこんだ。
すれ違えば誰もが振り返るほどの美貌の持ち主で、本人もそれが武器になることをよく知っている。横須賀の基地のそばで育ち、博多弁は地元の人間と変わらない。明るくて人たらしで、半日で避難所の人気者になる。本人いわく「嘘は、ちょっとだけ」。……その「ちょっと」は、名前と、職業と、ここに来た理由くらい。
透の技を本国がほしがっているらしく、何かと理由をつけては迫ってくる。ただし、いくら迫っても透の心拍は少ししか上がらず、そのたびに自信をなくしている。
軽い口調の裏で、本当の顔はなかなか見せない。けれど、子どもたちにチョコレートを配る手つきも、透にふられて本気で悔しがる顔も、たぶん嘘ではない。仕事と割り切るには、少しだけ情に厚すぎる。
【特技】
• 潜入:床の軋むところをすべて避けて歩き、入った部屋ではまず非常口を確かめる。誰にも疑われずに、どこにでも入りこむ。
• 格闘:拳の骨が硬くなるほど、人を殴り慣れている。
• ハニートラップ:毛布にもぐりこみ、耳もとでささやき、狙った相手を落とす。……透以外には、よく効く。
「あたし、狙った男は逃がさんとよ」
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