第四十四話 プラン
翌朝には比較的に雄一とミナが遅く目覚ました。
台所のテーブルに座ったところでヤワラカイは朝ごはんできていたのでふたりの朝ごはんをテーブルに置く。
「おいしいです、ヤワラカイさん」
「お代わりほしければちゃんと言ってね。川宮くんもね」
「はい」
「おう」
ミナと雄一は食べきるともう食べていたヤワラカイとセツナと話をするとドアが叩かれるのは聞こえた。
「わたしは行きます」
セツナはそう言いながら席を立つとドアへ向かった。一分くらいが経ったの間で彼女が台所に戻ってきた。
「リョウノスケさんでした。もう一つ暗殺事件があったようです」
嫌そうな顔をしながら頭を横に振ったセツナはそう宣言した。
リョウノスケはヤワラカイとセツナのお隣さんなのだ。二人の女子とよく喋って雄一たちには親切そうな人に見えた。そして、新しい暗殺事件が発見されたのは告げるに来たということだ。
「これと三十七人か……」
「ひどいですね」
「マジでひどいだよ。総偽精霊って超最低っしょ」
ヤワラカイがそう言ったや否や、ずばっとセツナは雄一に問いかける。
「そうですね。あの手紙には六日後にこれをしている者と会うって書いてありますよね?」
「そうだって」
「それはなんのためだと思いますか?」
「俺を殺すために違いないと思うけど」
ばっさりと雄一がそう宣言した。
彼はそれを言えるの理由なのはほかでもなく彼はあっちらの世界の人だから。〝現実世界〟から来る者は〝異世界〟に総偽精霊に追いかけられることは普通だそうだ。
ヤワラカイとセツナは雄一はあっちらの世界の人なのは知っていて彼を応援する。だから、ふたりは雄一がそう言ったのはよく分かる。
けれどセツナは腕を組むと文句を口にする。
「川宮くんが言いたいのは分かりますけれど、なんだかおかしいと思います……。だって、ノスタ村で一週間待ってとわざわざに言われると変ではありませんか? 川宮くんを殺したいならなんで昨日に殺しに来ませんでしたか?」
「確かに……。でも、まあ、あいつらは時間をくれるなら俺は文句を言わないな」
セツナが言った通り、雄一を狙っているなら待たずに彼を襲ってほうがいいではないか。反面に、雄一も正しい。その一週間をちゃんと活かさなければならないのだ。
疑い込めた視線でセツナは雄一を見つめると口を開く。
「そう言っても、川宮くんってプランでもありますか?」
「……プラン?」
答を求めるようで雄一がミナの顔を見ると彼を頬を掻く。
「ないな」
「……だと思いました」
「マジでなにも考えなかったわけ?」
「いや、この前と同じ、なんとかするかと思った」
誤魔化すように雄一は笑顔を浮かべた。
この前というのは、アクトとの戦いなのだ。言うまでもなく、雄一はそれに関してヤワラカイとセツナに語ったことがあった。
「あの時、運がよかっただけでしょう」
「そーっしょ」
ヤワラカイとセツナはそう言いつつため息をついた。
「とにかく、なんとか考えましょう。一週間がありますし」
「いや、でも、今夜にあいつらは襲ってくる可能性はゼロでもないだろ」
「だからこそ、早ければ早いほどプランを考えるといいでしょう」
ヤワラカイとミナと雄一はがセツナと賛成して頷く。
三人の女子の笑顔を見ると雄一は無意識に微笑む。
プランだけで防御出来るのか、雄一は不安を覚えた。
ともあれ、ミツキもミレイもアヤもいる。厄介なことになれば彼女たちはきっと助けになる。
それでも、ヤワラカイといセツナは一般人でも、守る精霊でもなくて雄一より強くもなくても、雄一は彼女たちに信じることにした。




